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オリジナルウルトラマンを創るスレ【エイトォ-!】

1 :イースリング作者:2007/01/29(月) 17:51:35 ID:qeFuxHhv0
オリトラ五つの誓い

一つ、ここはオリジナルのウルトラマンを創るスレである事を理解する事

一つ、作風は自由だが、話はしっかり完結まで書き、なおかつ下品な作品はスルーする事

一つ、感想も自由だが、批判意見等はアドバイス程度に済ます事。

一つ、荒らしには絶対反応しない事。(それ以前に荒らしなど人が不愉快になる行為はしない事)

一つ、sage進行で進める事。(スレッドが落ちてしまいそうになった時だけageる事)

前スレ↓
オリジナルウルトラマンを創るスレ【sixth】
http://tv7.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1165726897/

オリジナルウルトラマン公式ホームページ (パソコン版↓)
http://originalultraman.cyber-ninja.jp/index.htm
(携帯版↓機種によっては観覧できない場合があります)
http://www.sjk.co.jp/c/w.exe?y=http%3A%2F%2Foriginalultraman.cyber-ninja.jp%2Findex.htm

2 :名無しより愛をこめて:2007/01/29(月) 17:52:50 ID:qeFuxHhv0
オリジナルウルトラマンを創るスレ【first】
http://tv7.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1148132212/
オリジナルウルトラマンを創るスレ【second】
http://tv7.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1154531054/
オリジナルウルトラマンを創るスレ【third】
http://tv7.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1157799460/
オリジナルウルトラマンを創るスレ【fourth】
http://tv7.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1160846909/501-600
オリジナルウルトラマンを創るスレ【fifth】
http://tv7.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1163688391/
オリジナルウルトラマンを創るスレ【sixth】
http://tv7.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1165726897/
オリジナルウルトラマンを創るスレ【オリトラ7】
http://tv9.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1167295883/

>>1にて6のほうを前スレにしてしまい、すみません。

3 :名無しより愛をこめて:2007/01/29(月) 17:53:51 ID:qeFuxHhv0
第22話「犬猿の仲!別れた雅人と麻紀?!」犬猿ドグモン

いきなり怒鳴り声が聞こえる。
何事かと隆一郎が下の部屋へ降りると、雅人と麻紀が喧嘩しているのだ。
隆一郎「ちょっと、2人とも!何してるんだよ?!」
雅人「奥菜さんは黙ってて!」
麻紀「ここは私達の修羅場なの!」
隆一郎「いや・・・そんなこと言われても・・・」
メラメラと燃える雅人・麻紀の視線。
一体何が起きたのかと恐る恐る聞いてみる。
雅人「麻紀ったら些細な事で怒るんだぜ?!」
麻紀「人のプリン勝手に食べておいて、何よその言い方!」
隆一郎「え?・・・プリン?」
そ、そんなことかよ・・・と呆れた隆一郎はイースリング・ライダーで旅を始めた。

そんな道中、森で犬と猿が威嚇しあっているのを発見する。
隆一郎「聞いたことあるぞ。犬猿の中って。本当だったんだなぁ。
     動物界にも敵・味方とかってあるのだろうか。」
そんな事を思いながら再びは走りだす。

サターンズ城。
ヘル・デス「とにかく人々が争えばいいのだ!
       憎み合い、競い合い、そして殴り合い、殺し合い!世界を破滅に追いやるのだ!」
ゴウ・マグマ「ハハァ!ではNo.035の犬猿ドグモンを早速出動させましょう!」
メガンダー「了解!カプセル・オープン!」
そしてドグモンがカプセルから出動する・・。

4 :イースリング:2007/01/29(月) 17:54:35 ID:qeFuxHhv0
そのドグモンが目から発する光線を受け、人々はそれぞれ猿属性・犬属性に分けられてしまった。
猿属性は野生的で反発的。
犬属性は凶暴的で威嚇的。
街中みんなが喧嘩してしまう。
コンビ二店員と客。サラリーマンと上司。彼氏と彼女。つまり雅人、麻紀までさらに大喧嘩し、
殴り合いを始めてしまう!
一挙に人間達が争う様子を見て、思わず戸惑う隆一郎。
バイクから降りてみんなを抑えようとするが、ダメである。
因みに隆一郎はサターンズ生物のため光線は無効化。
どっちの属性でもないため、どの属性の人間からも狙われないのである。

そしてそこへ雅人が通りかかる!
隆一郎「あ!!雅人ー!」
雅人「ん?あぁ、奥菜さんか。」
隆一郎「これは一体どうしちまったんだ?」
雅人「これ?これってなにがですか?
    俺達はただ、犬属性を追いやるだけなんです」
隆一郎「犬属性・・・?人間なのにそんなものがあるのか?」
雅人「さぁ〜・・。」
隆一郎「そうだ!麻紀ちゃんは?」
雅人「あんな馬鹿女とは別れてやったよ!」
隆一郎「え?!そ、そんな・・・。まだプリンについて喧嘩してたのか?」
雅人「プリン?そんなもんじゃないんです。我々猿属性が犬属性と対抗するのは当たり前なんです。」
そういって立ち去ってしまう。
街中では、蕎麦をおじさんにぶっかける青年や、ピストルを空に発砲して大工を追いかける警察・・。
隆一郎「まさしくサターンズに違いない!」
そう確信し、調査に出た。

CM

5 :イースリング:2007/01/29(月) 17:55:53 ID:qeFuxHhv0
いつまでたっても収まらない喧嘩。
隆一郎は麻紀の元へ戻った。
麻紀「あら、隆一郎さん。」
隆一郎「麻紀ちゃん、大丈夫かい?雅人とは本当に別れちゃったのか?」
麻紀「ふん!だから何なのよ」
隆一郎「君達は運命的に出あったカップルじゃないか。
     そんな易々と別れてしまうものなのか?人間っていうのは」
麻紀「いろんな事情があるのよ!
    でもこれは、犬猿の争い。相手は追いやるものなの」
隆一郎「完全にサターンズによって染まったわけか。。」

そこへバド・リューの人間体が現れた!
隆一郎「お前はバド!!」
バド・リュー「隆一郎よ。お前も随分と人と人の争いを拒絶しているようだな」
隆一郎「当たり前だ。お互い信頼しあい、生きていくことが大事なんだ!」
バド・リュー「ふ〜ん、俺は昔、拒否された身だ。そんな人間どもが
       信頼しあう日などほぼ遠い」
隆一郎「そ、それは・・・」
バド・リュー「とにかくこの争いは耐えない!もっと争ってしまえばいいのだ!」
と消えてしまい、それと同時にドグモン出現!!

6 :イースリング:2007/01/29(月) 17:57:20 ID:qeFuxHhv0
男(猿属)「あ!ドグモン!!」
女(犬族)「もっと街を破壊してしまえ!」
興奮する街中の人。
隆一郎はそれを見て気づく。
(ん?仲の悪い”犬”と”猿”が争わずに共闘している・・・
そうだ!これをみんなに気づかせれば・・・・・)
隆一郎「みんなー!見てみろ!犬と猿は争うといっているが、
     この怪獣は合体して共闘している!
     だからコレとコレは争わなければいけないという定義はないんだ!
     というよりみんなは共闘しあうべきなんだ!
     君達は本当にその相手が憎いのか?どうしても倒さなければならないのか?
     君に何をしたっていうんだ?!意味の無い争いなどやめるんだ!」
徐々に目をうつむかせる人間達。
そして隆一郎はイースリングへ変身した。

ドグモンは犬のように速く、猿のように凶暴で身軽に襲い掛かる。
鋭い爪でひっかかれると流石に苦しみ、噛まれると身動きがとれなくなってしまう。
だがそこにレーザーがぶちあたる!
雅人と麻紀である!
雅人「奥菜さん!俺達間違ってた。」
麻紀「みんな仲良く暮らすことがどれだけいいことか!」
援護されたイースリングもうなづいて感謝し、とび蹴り連発!
尻尾を掴んでジャイアントスイングもかまし、投げられて地面に叩きつけられるドグモン。
最後はドグモンが立ち上がったところをエモーション光線!見事撃破した。

翌日から再び仲良くなる一同。
しかし、100%喧嘩が悪いとはいえない・・・。それは無いほうが平和である。
だけれども争いは絶えず、しなければいけない状況もあってしまうのだ。
それでも平和自体が続きますようにと、隆一郎は願うのであった。

つづく

7 :イースリング:2007/01/29(月) 17:58:42 ID:qeFuxHhv0
次回予告
第23話「ここはどこ?僕はだれ?」爆魔キコサロマス

雅人が記憶喪失!!
そんな非常事態に雅人が必要な事件がおきてしまい・・・
お楽しみに。


**そして現在・新参者は非受付中です。申し訳ありませんが、今後からの新作は一時スルーでお願いします。**

8 :名無しより愛をこめて:2007/01/29(月) 20:04:18 ID:jVy+9FtJO
>>1イースリング作者様乙!!今回のスレタイは熱い!

9 :アルファ作者:2007/01/29(月) 21:46:51 ID:sAnuC2Hp0
乙です。前スレ丁度使い切って申し訳ない。

その前スレでリュウラ作者様が書かれた「その名は桜ヶ丘」ですが、
まとめサイトのほうに掲載していただけないでしょうか?
私にとっては多大な恩なので。

10 :アルファ作者:2007/01/29(月) 22:19:55 ID:sAnuC2Hp0
あと、なんか隆一郎とバドが変にエキサイトせずに普通に会話してたのが
なんか微笑ましい。

11 :イースリング:2007/01/29(月) 22:19:57 ID:qeFuxHhv0
>>8さん
ォがィになる日は来るのかも、楽しみですね!
今の十倍・・・案外いけるかも?

>>アルファ作者様
いえいえ、無事8に行った事がとにかく嬉しいです。

了解です。今はできませんが、確実に更新致します。

12 :イースリング:2007/01/29(月) 22:30:42 ID:qeFuxHhv0
>アルファ作者様
感想ありがとうございます。
バドは後々重要人物になります!

そしてなんとなく暴走の回ですが、最後でっかいラジカセ出したのがすごい・・(しかも勘勝負
気まぐれ怪獣を倒さなかったのがよかったです(Tのシェルター(だっけ?)があれなんで・・・

13 :イースリング:2007/01/30(火) 17:08:47 ID:jt8de/iZ0
第23話「ここはどこ?僕はだれ?」爆魔キコサロマス

雅人はクイズ番組を見て、自慢満々な顔で麻紀を笑う。
雅人「へへ〜ん、こんな問題もできないのか?!
    簡単すぎて、つまらないくらいだぜ!」
麻紀「悪かったわね」
と耳をつねられる。
隆一郎「まあまあ。ともかく雅人はこういうの得意なんだね」
雅人「おうよ!記憶力には自信あるよ!」
すると麻紀が「じゃあこれは?!」とチラシを差し出す。
そこには”全国・記憶力競技大会-優勝者には100万円!”とあった。
テレビ番組の企画のようで、雅人は目を輝かせて出演を決意した。
麻紀「絶対優勝してね!」
雅人「あぁ!って・・・麻紀は優勝賞金をもらうつもりなの・・・?」
麻紀「当たり前じゃない。隆一郎さんと私であんたで3・3・4!」
雅人「そ、そんなー!」
そこで耳を再びつねる巻き。
雅人「いててて」
隆一郎「いや、嫌なら俺は別にいらないけど・・・」
麻紀「遠慮しなくていいのよ隆一郎さん。ねぇ〜雅人?」
雅人「わっわかったよ!ちくしょー」
そして電話にて出演を依頼し、見事決定!
収録は明日ということで、雅人は新しい服を買いに出かけた

14 :イースリング:2007/01/30(火) 17:09:53 ID:jt8de/iZ0
その帰り道、人気が無い裏路地の向こう側から青い謎の光を発見する。
そこには首が無い色とりどりの不気味な生物が!
雅人「さ、サターンズ!!」
絶叫して雅人は来た道を逆に走って逃げる。
だが生物も追いかけてくる。
慌てて走るものの、石につまづいて転んでしまった。
座った状態で近づいてくる生物から身を守ろうと石をなげまくるが、
どこにあたってもダメージが無い・・・っと思ったのだが右手の平にあたったときだけ
妙に苦しんでいる。
雅人「そこが弱点なのか?」
そう思い、イース・ザ・レーザーを向けるが、手の平から放たれた光線を受けてしまう!
「わああああ!!!!」と叫ぶ声とともに、画面は光とともに真っ白に染まる・・・。

画面が変わると雅人は麻紀と隆一郎に見守れながら自宅のベッドで休んでいた。
雅人「・・・・・ここは?」
麻紀「まったくー、帰ってこないから心配したら床でぐっすり寝てて」
隆一郎「何かあったのかい?」
雅人「・・・どこ?・・・僕は・・・だれ?」
麻紀・隆一郎「え?」
雅人「ここはどこ?僕はだれ?」
麻紀「雅人、ふざけないでよ!」
雅人「”雅人”?それが俺の名前なのか?」
麻紀「だからふざけるなー!」
隆一郎「ちょっと待って麻紀ちゃん。
     もしかしたら本当に記憶が飛んじゃったのでは・・・」
麻紀「え?そ、そんな馬鹿な・・・」
隆一郎「でも雅人が倒れてたときの右手にはイースザレーザーが掴まれていた。
     もしかしたらサターンズにでくわしたのかもしれない?」
だんだん自体に恐怖を感じる2人。
雅人「俺は・・・」
と急に外へ飛び出してしまう。
麻紀・隆一郎「あ!!」

15 :イースリング:2007/01/30(火) 17:11:07 ID:jt8de/iZ0
何かに導かれるかのように無口で走る雅人。
その目の前には例の生物が!
「私はキコサロマスと言う。
 お前は自我を無くしてしまった。なら教えてやる。
 お前は我々の仲間なのだ!地球撲滅チームの一員なのだ!」
雅人「お、俺がか・・?」
キコサロマス「そうだ。お前の脳波に声を呼びかけ、ここに連れてこさせた」
雅人「一体どんなチームなんだ?」
キコサロマス「簡単だ。お前のことを「雅人」と呼んでいた男女二名。
         奴等はお前を殺そうとしていたのだ。
         だから今追いかけてきている!このサーベルを使ってやつらを殺せ!」
雅人「なんだかわからないけど、これが正しい行為なら了解です!」
そしてサーベルを受け取り、隆一郎・麻紀の元へ走り出してしまった。
キコサロマス「ふふ、作戦成功かな。」
不気味で危険なサターンズの作戦が開始してしまった。

CM

サターンズ城。
ヘル・デス「ようくやった、キコサロマス。これで隆一郎らは暗殺される。」
ゴウ・マグマ「ふふ。まさか仲間に殺されるとは思わないだろうからな」
ギライバー「そして奴が殺された時、世界は破滅へと向かう・・・」
隆一郎と麻紀は向こう側からやってきた雅人に手を振るが、すぐさま不振にきづき、
それぞれ横に転がって、サーベルを縦に振りかざす雅人のサーベルを避ける。
隆一郎「落ち着け雅人!一体どうしちまったんだ?」
麻紀「そうよ、いきなりサーベルなんかで攻撃するなんて!!」
雅人「うるせー!俺は地球撲滅の一人なんだ!」
隆一郎「一体何を言ってるんだ・・・」
麻紀「操られてるのよ、きっと。」
隆一郎「それならしょうがない!」と、フラッシュ・ラッシュから強烈な光を発生させいさせ、
戸惑った雅人からサーベル奪い海へ捨て、腹に軽くパンチ!
一時気絶させた。

16 :イースリング:2007/01/30(火) 17:13:13 ID:jt8de/iZ0
・・・目が覚める雅人。
隆一郎「おい!思い出してくれ!一体何があったんだ?」
麻紀「いきなり襲うなんてひどいわよ」
雅人「っう・・・俺は一体誰なんだよ・・・」
隆一郎「雅人は雅人!檜山雅人!普通の人間じゃないか。」
麻紀「そして私が美人の彼女の麻紀よ!覚えてないの?」
雅人「うっすらとも出てこない・・・。だが美人ではなかったような。。」
また耳をつねる麻紀。「なによそれー!」
隆一郎「まあまあ、今はそんなことしてる場合じゃないだろう」
と、麻紀はパッと目を大きく開け「この感覚・・・なつかしい・・・」と発言。
隆一郎・麻紀「ま、まさか!思い出したのか・・?!」
雅人「そしてさっきの強烈な光・・・。どこかで似たものを受けた気がする。」
隆一郎「それはどこでだい?」
雅人「そこまでは覚えてないけれど・・・どこかで受けたんだ」
麻紀「絶対サターンズよ!どこかいいるわ」
隆一郎「うん。」
すると再び雅人は無言で歩き始めた。脳へキコサロマスが「殺せ」とメッセージを送っているようだ。
雅人「ころせ・・・ころせ・・・」
隆一郎「何をいってるんだ?雅人!」
麻紀「思い出してよ!私達は仲間じゃない!」
雅人は近くにあったナイフを手に取り襲い掛かる!
麻紀「キャーッ!」としゃがんで避ける麻紀。
雅人の腕を掴んで必死に止める隆一郎。
隆一郎「雅人!思い出せ!明日クイズ大会にでるじゃないか!」
雅人「そうえいばそうだったな。だがコロス!」
そこで麻紀と隆一郎は驚いた。
麻紀「クイズ大会にでることは覚えているの・・・?」
雅人も立ち止まり、「え?」と考え込む。
そして激しい頭痛に襲われる雅人。
雅人「そ、そうだ・・・。俺は何かの帰り道に首の無い化物に襲われて・・・」
隆一郎「それだ!そいつこそが雅人を襲ったサターンズなんだ!」
麻紀「そう!敵よ!だから早く殺そうなんて考えないで!」

17 :イースリング:2007/01/30(火) 17:14:33 ID:jt8de/iZ0
直後に街でキコサロマスが巨大化して大暴れを始めた!
キコサロマス「もう仕方が無い。来い!イースリングー!」
外に出てこの事態に焦る三人。
隆一郎「よし!戦うぜ。」
麻紀「頑張ってね」
雅人「・・・?」
フラッシュ・ラッシュを掲げ、隆一郎はウルトラマンイースリングの姿へ変わった。
雅人「巨人・・・?」
麻紀「私達の味方よ!イースリングよ。あなたが始めて会ったんじゃない。」
雅人「俺が・・・?」

そしてイースリングは首の無い不気味な生物キコサロマスと戦闘開始。
だがキコサロマスは赤いマントを掲げて飛び回る。
さらにイースリングの周りを何度も回転して惑わせ、いきなり後ろからぶち当たるなど、
巧妙な手口で攻撃する。
また、Xレーザーで飛び掛っても、マントをバリア代わりにされて防御される。
直後にキコサロマスは手の平から物凄い数のレーザー球を飛ばしてきた。
側転で避け続けるが、食らってしまい倒れこんでしまう。
強い・・。エモーション光線をすぐさま放つが、これもマントで防がれてしまった。

すると雅人は「手の平だ」と小声で口ずさむ。
麻紀「え?どうしたの?」
雅人「奴の弱点は手の平なんだ!」
そう叫ぶ。

18 :イースリング:2007/01/30(火) 17:16:23 ID:jt8de/iZ0
それを聞いたイースリングはうなづき、ジャンプしてキコサロマスに近づく。
そして腕を掴んで投げ飛ばし、強烈なキックで手の平を踏み潰す!
「ウ”ゥゥ!!」と苦しむキコサロマス。
さらに新技”アタック・ボール”という光球を投げつけさらに手の平に命中!
そのままうづくまるキコサロマスはだんだん丸い形になる、巨大ボールとなってこちらへ飛んできた!
道連れにするきが!
だがイースリングは自分の角を掴み取り、ブーメランのように投げつけた!
ニードル・ラッガーである!
突き刺さって命中し、キコサロマスは爆死した。
それと当時に雅人も記憶を取り戻した。だがこれまでの記憶喪失だった間の出来事は忘れてる様子。
雅人「あ、奥菜さん・・・」
麻紀「よかったー!記憶が戻ったんだわ!」
隆一郎「へへ、本当良かった」
雅人「みんな何をいってるの?」
麻紀「まあまあ!・・・ってそうだわ。さっきはよくも美人じゃないって言ったわね!」
雅人「へ?そんなこといってないけど・・わーー!」

強烈なつねりで襲われる雅人。
それを見て微笑む隆一郎。麻紀の表情にもどこか喜びがあった。

つづく

次回予告
第24話「超暴力的彼女」危女マキ・サターンズ、暴人パンチリング

麻紀が暴力的に・・・。
さらには隆一郎と雅人を襲う巨大な影。その正体は・・・?
お楽しみに。

19 :名無しより愛をこめて:2007/01/30(火) 19:22:31 ID:5Q/4msXZO
ちょwwwメテオ作者様アンタなにしてんだよwwwww↓
レオがアストラに叫ぶスレ
http://tv9.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1164729046/

20 :メテオ@携帯:2007/01/30(火) 23:39:48 ID:f+kchzgcO
むしゃくしゃしてやった。
今は反省している。

21 :名無しより愛をこめて:2007/01/30(火) 23:43:41 ID:f+kchzgcO
下げるの忘れた。
スマソ

22 :名無しより愛をこめて:2007/01/30(火) 23:57:17 ID:7L32P/CgO
フレンズは糞

23 :名無しより愛をこめて:2007/01/31(水) 14:59:46 ID:HZxnwQLkO
>>22
お前バカか?
そんな事わざわざ書かなくてもみんな分かってるんだよ
つまらない事で無駄にスレを使うな

24 :名無しより愛をこめて:2007/01/31(水) 15:17:13 ID:OhJ+VfUD0
嫌がらせしないと自分を守れないほど精神が薄弱なんだろう。

25 :名無しより愛をこめて:2007/01/31(水) 16:53:21 ID:nQujCOgIO
だから荒らしに構う、喧嘩を売るような奴も荒らしになるぞ。
とりあえずスルーを覚えようや、みんな。

26 :イースリング:2007/01/31(水) 23:06:29 ID:83EK9h+40
第24話「超暴力的彼女」危女マキ・サターンズ、暴人パンチリング

バーン!!
泥棒がいきなり地面に巴投げで叩きつけられる。
果たして叩きつけたのは・・・なんと、麻紀であった。
警察が驚きつつもそこへ駆けつけ、泥棒を逮捕!
パッパッと両手で埃を掃う麻紀の姿を見て、警察は感謝する。
警察A「ぜひ、感謝状を送らせてください!」
警察B「素晴らしい女性だー!」
麻紀「いえ、当然のことをしたまでです!」
そんな、帰ってゆく麻紀の後姿を見て、警察は目を輝かせた。

雅人は今日も頬に手をあて、麻紀に叩かれた痛みをおさえているのだ。
麻紀「なに?手なんか抑えて」
雅人「麻紀が叩いたんじゃないかぁ!」
麻紀「一種の愛情よ。生活費の1万円落とすなんて、ありえないわ」
雅人「で、でも!さすがに頬に傷が!」

すると街では大災害がおこった!
宇宙人のようなサターンズ生物がビルなどを破壊しているのだ。
すぐさまイースリング・ジェッターが出撃し、攻撃を開始。
隆一郎もイースリング・ライダーでそこへダッシュ!
1分でそこへつき、変身!
そのサターンズ生物は、イースリングの姿を見てこう叫ぶ。
「俺は暴人パンチリングだ!ふふ、お前等にとって悲惨な事件がこれからおこるだろう」
そんなことさせるか!と、イースリングは突撃。
パンチを避けて蹴りをいれ、背負い投げ!
こちらへ走ってきたときには巴投げで後ろへ投げ飛ばし、パンチリングが立ち上がったところで
さらに飛び蹴りで攻撃!
ジェッターもレーザーで襲い掛かる。
この猛攻撃に耐えられなくなったのか、パンチリングは自ら消え去った・・・・

27 :イースリング:2007/01/31(水) 23:08:31 ID:83EK9h+40
隆一郎が家へ帰ると、雅人しかいなかった。
隆一郎「あれ?麻紀ちゃんは?」
雅人「いや〜、それがわからなくて。」
隆一郎「・・・あ〜そうか。」
その麻紀は、どこかの買い物の帰りがけであった。
麻紀(ったく、しょうがないわね〜)
すると、上から等身大のパンチリングが襲ってきた!
「キャー!」と叫び、逃げる麻紀。
だがパンチリングの目から出された光線を受け、気絶。
そんな麻紀を抱えて、パンチリングはどこかへワープした。

CM

麻紀は、謎のカプセルに入れられていた。
ゴウ・マグマ「急だから完璧な生物にはできないが、征服には役立つだろう」
ギライバー「あいつらも反抗できないだろうしね。」
そこはサターンズ城!!
ヘル・デス「麻紀を巨大なサターンズ生物に変え、街の破壊をさせるという作戦は名案だな!
       よくぞやった。」
バド・リュー「・・・ふん、お前等は奴等の身近な存在を利用しなければ勝てないのか?」
ゴウ・マグマ「む?!なんだと貴様・・・」
ギライバー「我々に反抗するつもりか?」
メガンダー「最低・な・奴・・」
ヘル・デス「ふん!お前こそ失敗ばかりではないか。黙っておれ!
       地球人になろうとしたことがある分際で、我々にはむかうな!」
バド・リュー「ちぇっ」
その頃、カプセル内の麻紀は目を覚まし、必死に暴れるがカプセルから出られない。
さらには電撃を食らい再び気絶。
だんだん姿が不気味になってゆく・・・・
ゴウ・マグマ「か、完成したぞ」
パンチリング「作戦開始しましょう!」

28 :イースリング:2007/01/31(水) 23:09:54 ID:83EK9h+40
隆一郎と雅人は麻紀を探しに出かけていた。
隆一郎(くそー、サターンズめ。このまえの雅人を狙ったときとほぼ同じ作戦に出やがったな)
雅人「麻紀ー!麻紀ー!どこだよー?!」
すると地面にイース・ザ・レーザーと、アクセサリー、買い物袋が。
雅人「これは麻紀のに違いない!」
買い物袋には、傷薬が。
雅人「も、もしかして・・・俺の傷を心配して・・・」
隆一郎「きっとそうだ!その帰り道に・・・」
雅人「ちくしょー!麻紀ー!!」
「な〜に?」
いきなり声がし、2人が振り向くと、麻紀がいた!
雅人「わっ!!・・・ま、麻紀なのか?・・・心配したぞ!」
隆一郎「無事だったのかい?」
麻紀「なにいってるの?私は何にもないわよ〜」
雅人「そ、そうか!それなら良かったー」
だが麻紀はいきなり目を光らせ、雅人の首を締め上げる!
隆一郎が止めようとすると、腹に蹴りを食らい苦しむ。
麻紀はさらに2人にパンチをお見舞いし、気絶させてしまった・・・。
「ふふふ。」
と不気味に笑い、腕を交差させた後に上にバッと腕を掲げた瞬間、巨大な生物の姿へ変貌!!

顔の右側にはマスクがつけられており、右腕はドリル、髪は尖がっている。

隆一郎と雅人が意識を取り戻し、見上げるとびっくり!
なにせ麻紀が巨大化して街を見下ろしているのだから。
隆一郎「麻紀ちゃんが?!」
雅人「サターンズに??」

29 :イースリング:2007/01/31(水) 23:11:26 ID:83EK9h+40
「ぶっ潰す!」
と叫びビルを破壊しようとする麻紀。
そんな雅人らの目の前には等身大・パンチリングが!
パンチリング「お前等の仲間は暴力的で、最低な奴なんだろう?
        雅人とかいうお前はいつも嫌なのに怪我を負わされている。
        麻紀という女は人間界にとってはひどい女なのだ!だから我々の仲間にいれてやった。
        麻紀が憎いのなら攻撃して倒せばいいのだ!」
雅人「・・・・・麻紀はそんな女じゃねぇ!」
隆一郎「雅人・・・」
雅人「麻紀はたしかに暴力的だけど、根はすっごく優しい、自慢の彼女なんだ!
    お前等につべこべ言われる筋合いはねえ!こうやって傷薬も買ってきてくれていた、
    最高の彼女なんだ!それを、貴様はサターンズ生物に変えたがった!許さねぇ!」
と、背負い投げ!キック!そしてイースザレーザーをお見舞いする!
最後は隆一郎がフラッシュラッシュから放つ光線を浴びせ、等身大のままパンチリングを撃破した。

雅人「麻紀ー!目を覚ましてくれ!」
隆一郎「麻紀ちゃん!」
そんな呼び声を聞き、麻紀は気絶すると同時に倒れ、ビルを踏み潰すギリギリで等身大に戻った。
そこへ駆け寄り、隆一郎はフラッシュラッシュで麻紀に取り付けられたサターンズ生物の細胞を殺した。
まだ完全に成長してなかったので、助けられたのだ。

再びいつもの食卓に戻る三人。
隆一郎「2人はあいかわらずだな〜」
今日も麻紀と雅人は喧嘩(もちろんじゃれあいで)しているのであった。

30 :イースリング:2007/01/31(水) 23:13:03 ID:83EK9h+40
その頃、サターンズ生物。
バド・リュー「あ〜あ、やっぱりな。ひひひ」
ゴウ・マグマ「貴様、殺されたいのか?」胸座を掴まれるバド。
バド・リュー「失敗したではないか!」
ゴウ・マグマ「ならもういい!貴様がイースリングに立ち向かえやがれ!」
バド・リュー「ああ。いいだろう。No.038を引き連れて、もう俺がいってやる!」
ヘル・デス「そうだ。お前は人間に裏切られたのだ。
       腕が4本あるという理由だけで全員に断られたのだろう?復讐するのだ!」
バド・リュー「全員・・・ではない。。」
ギライバー「関係ない!憎いやつらを倒すのだ!」
メガンダー「サターンズ・は・全・宇宙を・滅ぼす・・!」

ついにバド・リューがイースリングへ立ちはだかる?!

つづく

次回予告
第25話「たった一人の歓迎者」光士シャイニンガー、バド・リュー

突然現れた男・健一・・・
それは23年前唯一、バド・リューを迎え入れようとしていた男。
地球破壊を始めようとしたバド・リューは健一と出会うのだが・・・
お楽しみに。

31 :イースリング:2007/01/31(水) 23:22:30 ID:83EK9h+40
雅人&麻紀三部作、どれも類似してるのが反省点・・・。
気をつけたいと思います。

32 :アルファ作者:2007/01/31(水) 23:23:45 ID:q5V7zhEs0
初期はやられ役だったはずのバドが今や一番かっこいいです。
次回は急展開のようで楽しみです。

33 :リュウラ著者:2007/02/01(木) 11:27:25 ID:4qI52uQs0
イースリング作者さま
「光士シャイニンガー」
何ですかこの格好良い肩書きは。23話の「キコサロマス」も含め、ネーミングが良いです。
アルファ作者さま
既に前スレですが、最期にウルトラマン精神を取り戻して死するヴァニルが綺麗でした。
『永らく忘れていたな・・・自分だけのためでなく、他の奴のためにも戦えるんだってこと』
『何!? 何を言っている!?』
『そして、何でだか判らないが、そのほうが余程身が入るんだってことを、な』
ここがもう最終回っぽい盛り上がりの最高潮です。ヴァニルにとっては真に最終回でしたが。

34 :名無しより愛をこめて:2007/02/01(木) 12:48:07 ID:jOWkBmju0
デウス最悪。どこまでウルトラマンを侮辱すれば気が済むのか。
とっとと消えちまえ。

35 :フォルテ作者:2007/02/03(土) 00:41:07 ID:ai4P0i2tO
みなさん、お久し振りです。仕事>オリトラ製作で申し訳なく感じているフォルテ作者です。
ちなみに私の仕事は理容師見習いです…。
第5話だけ投下しておきます。

第5話「鋼の魂」蛇足怪獣コブラス登場

AMKSドームの整備室。ここでは今、対ヴォルケレス戦で大破したドリルニンポウの修復作業が行われている。
その様子をゆっくり見学するボムス、大地、誠也の三人。
そんな大地達に声をかける小太りの中年男性、整備班の班長である柳本だ。
チームAMKSのメカニック担当であるボムスと柳本班長は、メカニックに注ぐ熱き想いが意気投合し、
お互いの暇を見つけては討論を交しているのである。
少々マニアックな会話で、二人の間に入れない大地と誠也は後ろから向かって来る、まだ幼さが残る小柄な女性に気がつく。
菅野「あなた達チームAMKSの方ですね?私、整備士の菅野です。」その目付きと口調は明らかに怒りを露にしている。
大地「そうだけど…?」
菅野「あなた達、もっとマシーン達を大切に扱ってください!」
突然怒鳴られボムスの会話も止まり、顔を見合わせる大地達。
誠也「そう言われても、オレ達、十分丁寧に扱っているつもりやけど…?」
菅野「この数日で二回も撃墜されて何が丁寧に扱っているんですか!だいたいドリルニンポウに至っては、初めて出撃した日にお釈迦にするなんて、ホント信じられません!」
(第1、2、4話参照)
菅野「あなた達の腕が未熟なだけで傷つき、命を落とすマシーン達が可哀相です!!」
誠也「お、オレ達の腕が未熟やと?」
菅野の一言にカチンとくる誠也。
ボムス「…いや、君の言う通りだよ。マシーンにだって命はあるし、僕らがもっと腕を上げれば傷つける事も、撃墜される事もない。」
誠也「ボ…ボムスさん…。」
大地「確かにその通りだ。申し訳ない事をしてたな…。」
今までの戦果を反省する大地とボムス。誠也も渋々だが反省する。
ボムス「菅野整備士って言ったね?君も随分とメカニック思いなんだね!これから出撃の際には、マシーンを傷つけないように、僕らも気をつけるよ。」
そうボムスはにこやかに菅野を見る。


36 :f作者:2007/02/03(土) 00:43:10 ID:ai4P0i2tO
メカニック思いの一言で菅野は照れて顔を赤くする。
菅野「…そ、そんな事、私に言われる前に気がついてください!」と怒りは治まっていないようだが、恥ずかしそうにして、その場を去る。
誠也「何なんやアイツ…。」
柳本「彼女は、今年、配属されたばかりの新米整備士だよ。仕事の飲込みも早いし、メカが好きなんだなぁ…。今回のドリルニンポウの修復作業は彼女の担当なんだ。今後、期待のルーキーだよ。」
ボムス「僕も、あの子には整備士としての底しれない素質を感じられます。」
メカが絡むと熱くなるボムスと柳本班長。
みんなが、仕事に戻る菅野の後ろ姿を見つめている時、大地達の通信機が鳴る。
大地「こちら大地。」
奈緒(通信)「緊急招集がかかりました。三人共、すぐに作戦室に戻って来てください。」
大地「了解。ボムス、誠也、行くぞ!」
ボムス「柳本班長、また後で!失礼します!」
三人は柳本班長に礼をし、急いで整備室を後にする。
作戦室に戻った大地達は、間宮長官から東京R地区で不自然な地震が頻発している事を知らされる。
奈緒の分析によると、R地区の地中には、巨大生物の反応があり、地震は、この生物の影響ではないかと推測される。
ジェイコブ隊長は、大地と誠也にR地区に向かい調査をするように指示を出し、二人はすぐにチームAMKSの専用車ブシドーで現場に急行する。
ジェイコブ隊長達は万が一の事態に備え、出撃の準備を始める。
その時、現場にいる大地から通信が入ってくる。
地震の影響で地盤が緩み、現場は陥没していると言うのだ。
何の情報も入っていなかったチームAMKSにとって、被害状況は想像以上に深刻だった為、驚きを隠せない。
さらに奈緒から、中心部の下を走っていた地下鉄が埋もれてしまったとの情報が入り、
救助作業に参加するように要請が出ていると通路が入る。
ジェイコブ隊長は、大地と誠也に地下鉄の救出作業を行うように命じ、急いでロベルトとボムスと共に整備室に向かう。
ジェイコブ「柳本班長、ドリルニンポウの修復作業は終わっていますか?」
柳本班長「修復作業は今終わりましたが…。突然どうしたんですか?」
ボムス「地下鉄が埋もれる事故が発生しました。ドリルニンポウに出動要請が出ています。」


37 :f作者:2007/02/03(土) 00:45:30 ID:ai4P0i2tO
大地達の情報から地下鉄が埋もれている地点には、わずかな空洞の部分がある事が分かった。
作戦はドリルニンポウを使い、地上からこの空洞に向かい、安易的な通路を開け、
その通路からレスキュー隊を地下鉄の救助に向かわせるというものだった。
埋もれている人の体力、通路が保てる時間を考えると全てが時間との勝負である。
菅野「それは出来ません…。」
ドリルニンポウの修復作業担当の菅野が呟くように言う。
ジェイコブ「何故だ?」
菅野「ドリルニンポウは、修復作業を終えたばかりで試運行が行なわれていません。安全な作業が行える保証はありません。」
ロベルト「何言ってんだよ、安全面なら大丈夫だって!」
菅野「安全な保証が無いマシーンに、人を乗せる事は出来ません!!」
菅野の叫ぶような口調に静まり返る整備室。ロベルト「でも、今は一刻を争う事態なんだ…。」
しばらくして菅野が泣きそうになりながら再び口を開く。
菅野「私の父は、地球防衛軍某支部のパイロットでした。」
ジェイコブ「…?」
菅野「ある日、怪獣出現の一報を受け、父はいつも通り戦闘機に乗り出撃しました。
現場に到着した父は怪獣に攻撃をしようとしたけどミサイルは発射されず、
何も出来ないまま撃墜されました。さらに脱出ポッドも開かず、
父は戦闘機と共に地面に叩き付けられ…殉職しました…。」
静まり返る整備室で、菅野が泣きながら語る。
菅野「ミサイルを発射出来なかったのも、脱出ポッドが開かなかったのも、
大丈夫だと最終チェックを怠った整備士が招いた事故でした。
私は、二度と父のような事故を起こさない為に整備士になったんです。
だから、今のドリルニンポウにあなた達を乗せる訳にはいかないんです。」
そう菅野は言い切り下を向く。再び静まり返る整備室。
ボムス「…僕達、チームAMKSは、死ぬか生きるかの現場で命をかけて戦っているんだ。」菅野「…?」
ボムス「君はさっき、僕達の腕が未熟だって言ってたけど、僕達は、この腕を信じて戦ってきたんだ!
命をかけて現場で戦ってきたんだ!
だから、君も、命をかけて治したマシーンと、自分の腕を信じてもいいんじゃないかな?」
突然口を開き、いつになく熱く語り出すボムス。

38 :f作者:2007/02/03(土) 00:47:04 ID:ai4P0i2tO
そんなボムスの一言に菅野の感情も揺れ動く。
ボムス「僕は君の腕を信じる…。隊長、ドリルニンポウの操縦は僕にやらせてください!」
ボムスは強くそう言いジェイコブ隊長の方を見る。
ジェイコブ「よし、ボムスはドリルニンポウに乗り現場に急行せよ!」
ボムス「了解!ありがとうございます!隊長!」
ジェイコブ隊長が許可を下ろしたその時、現場の大地から通信が入る。
地中から怪獣が出現し誠也と共に応戦中だと言う。
慌ただしくジェイコブ隊長は、一号機で、ロベルトは二号機で出撃する。
菅野「必ず無事で帰って来てください!!」ドリルニンポウに向かうボムスの背に菅野が叫ぶ。
ボムスは菅野の方を振り返り「約束する!!」と言い、再びドリルニンポウに向かい走り出す。
その姿を見つめる菅野と柳本班長を奈緒が特別に作戦室に案内し、モニターで現場の様子を見させる。
モニターの画面には一体の怪獣が建物を破壊しながら暴れている所が映し出される。
コブラのような顔、鋭い二本の牙、両腕は長い鞭、しっかりとした両足、
長い尻尾、地中に潜み、地震を発生させていた蛇足怪獣コブラスである。

コブラスは高層ビルを破壊しながら、地上の大地達に襲いかかる。
大地と誠也は苦戦しながらアンカスガンで敵に応戦。ジェイコブ隊長とロベルトも合流し、
敵に総攻撃をかける。
ジェイコブ「敵を倒す事より、地下鉄に閉じ込められている人々の救出を優先する!」
チームAMKSメンバー「了解!!」
大地達は、攻撃しながら怪獣の注意を引きつけ、地下鉄の埋まっている地点から敵を離していく。
その隙にドリルニンポウは、巨大なドリルを回転させながら地中に潜り、地下鉄の救助に向かう。
現場で戦うチームAMKSのメンバーも、作戦室で見守る菅野達も息を飲み、地下鉄が無事に救出される事を祈る。
しかし、怪獣は地中に潜っていくドリルニンポウに気がつき、進行方向を変え襲いかかる。
ジェイコブ「しまった!!」
コブラスは両腕の鞭をドリルニンポウに絡め襲いかかる。
チームAMKSのメンバーが敵を背後から攻撃してもドリルニンポウを離そうとしない。
菅野はいてもたってもいられず通信機でボムスに話しかける。


39 :f作者:2007/02/03(土) 00:48:33 ID:ai4P0i2tO
菅野「危険です!すぐに脱出してください!」
ボムス「何言ってんだ…!ここで僕が脱出したら、地下鉄に乗っている人達を助けれないじゃないか!!」
菅野「でも、それじゃあ、あなたが…!」
ボムス「約束したはずだよ…僕は必ず無事で帰るって!!」
そう言いボムスは敵を必死に振り払おうとドリルニンポウを操作する。
しかし、一向にこの状況を突破する事は出来ない。
大地は瓦礫に隠れ、ウルトラマンフォルテに変身!コブラスの背後に掴みかかり後ろへ引きづり出す。
ボムス「すまない!ウルトラマンフォルテ!!」
そう言いボムスは目標地点に向かう。
引きづり出され、怒り狂うコブラスは両腕の鞭を振るいながらフォルテに襲いかかる。
容赦ない猛攻に苦しむフォルテの首に、敵は片腕の鞭を巻き付け引き寄せる。
身動きの取れないフォルテに、コブラスは大きく口を開き、鋭い牙で噛み付き、離そうとしない。
コブラスに噛まれる事で体に毒が回り、ウルトラマンフォルテの意識は朦朧(もうろう)としてくる。
その時、ジェイコブ隊長とロベルトがミサイルでコブラスを攻撃。ダメージを受けたコブラスは怯み、フォルテから離れる。
敵の攻撃からは開放されたが、体に毒が回り意識がハッキリせず、その場に倒れるフォルテ。
カラータイマーの点滅も始まる。フォルテは右手で自分の頭を強く叩き、コブラスに向かい攻撃の構えを取る。
どうやら頭に強い衝撃を与えて、意識をスッキリさせたようだ。
ジェイコブ「ウルトラマンフォルテを援護せよ!!」
ロベルト&誠也「了解!!」
近距離戦に持ち込むフォルテと、それを援護するチームAMKSのメンバーは敵を確実に追い込んでいく。
そんな中、ボムスは着々と地下鉄の埋まっている地点に向かう。
ボムス「あと…少し…。」
祈る気持ちで見守る菅野。
コブラスの鞭攻撃に慣れ、フォルテは軽々とかわしていく。
その時、ボムスはついに目標地点に到達。
対策本部はすぐに救助部隊に通路から地下鉄事故現場に向かわせ、人命救助にあたる。
フォルテはメゾフォルテスラッシュを放ち敵を怯ませる、そこをジェイコブ隊長、ロベルト、誠也が総攻撃をしかけ、コブラスを見事撃破する。
しかし、怪獣を倒して終わりではない、問題は地下鉄に閉じ込められた人々の安否である。


40 :f作者:2007/02/03(土) 00:50:53 ID:ai4P0i2tO
フォルテもチームAMKSのメンバーも誰もが奇跡を信じ通路を見つめる。
ボムス「こちらボムス。全員の生存を確認…全員の生存を確認!!負傷者多数、至急搬送をお願いします!!」
負傷者は大勢出ていたものも、これだけの大事故で全員生存の奇跡の一報を受け、各地で歓喜が沸く。
救助部隊とチームAMKSの手際よい作業で、要救助者は短時間で救出され、チームAMKSは無事任務を終え、AMKSドームに帰還する。
AMKSドームの整備室、帰還したドリルニンポウから降りるボムスを、菅野と柳本班長、そして奈緒が笑顔で出迎える。
ボムス「約束は守ったよ、僕は無事に帰って来た。」
そう言って笑顔を見せるボムス。
菅野「約束…守ってないじゃないですか…。」
ボムス「えっ…!?」
菅野「マシーンに傷つけないようにするって言ったのに…。」
そう言ってドリルニンポウを見つめる菅野。ボムスも振り返って見つめる。
ボムス「ご…ごめん!!」
菅野「いいですよ。これが私の仕事ですから。」
顔をこわ張らせて謝るボムスに笑顔で声をかける菅野。
そこへ帰還したジェイコブ隊長達もやって来る。
ジェイコブ「どんな事でも約束を破った場合は、その償いをしなくてはならない。
これよりチームAMKSは整備班の作業の助手を行なう。これは命令だ!」
菅野「えっ…!?」
大地「了解!!」
誠也「よっしゃあ!!気合い入れてやったるでぇ!!」
ロベルト「力仕事は任せとけぇ!!」
奈緒「菅野整備士、指示を!!」
キョトンとしている菅野にボムスが声をかける。
ボムス「ほら、早く、菅野整備士!」
菅野「…みっちり働いてもらいますからね。みなさん覚悟してくださいね。」
菅野はそう言い、チームAMKSのメンバーは笑顔で作業に取り掛かるのであった。



41 :f作者:2007/02/03(土) 00:52:29 ID:ai4P0i2tO
次回予告
負傷して病院に搬送される誠也。
そこで出会った椎名看護士と、入院中の子供達の笑顔に迫る黒い影。
夜に張り込む恐怖の植物怪獣に、今、誠也が立ち向かう!!
次回「サプライズルーキー」(肉食植物怪獣ウツボガドラ登場)


長文失礼しました。

42 :アルファ作者:2007/02/03(土) 01:01:28 ID:aG/hWuHl0
フォルテ作者様
 お帰りなさい。久々の力作で腹一杯です。やはりスタンダードはいい。

 まとめサイトの掲示板でちょっと皆に伝達事項があるようなので、
そちらも目を通していただけると有難い。

43 :f作者:2007/02/03(土) 23:40:54 ID:3P4DXHT40
(参考)ウルとラマンシリ〜ズ 格闘シ〜ン挿入曲(その1)
http://1000yenkigan.fc2web.com/ultraman_sr_kakutou.mp3

(参考)ウルとラマンシリ〜ズ 格闘シ〜ン挿入曲(その2)
http://1000yenkigan.fc2web.com/ultraman_sr_kakutou2.mp3

44 :アルファ作者:2007/02/04(日) 00:07:15 ID:PZLp1PCo0
>>43
聞きました。どっちかというと防衛隊のテーマのほうが似合ってるかも。

45 :アルファ作者:2007/02/04(日) 00:16:35 ID:PZLp1PCo0
 ウルトラマンアルファ 41 民間人夕陽に死せず!?
 改造暗殺宇宙人・ブラックナックル、ソルジャーナックル軍団、
 宇宙異次元人・ゼバット星人、苦情宇宙人・ノアン星人 出現


 ゼバット星人の異次元アジトに、又も来訪者が来た。
「何をだらだらやっているのかね、君達は」
 嫌味な口調で言うのは、これもメジャー悪役宇宙人の大御所・ナックル星人の眷属。マグマパイレーツも
三人で来たが、今回は今喋っているこのリーダーが大勢の兵士を連れてきている。そしてこのリーダー・
ブラックナックルも、自身の強化改造を自ら行っている。赤と黒のカラーリングの頭のてっぺんには、
金色の尖った大きな角。首から下の殆どは、有機的な質感の黒い頑丈な装甲で覆われている。それらの後付けパーツは、
彼らの使役獣で、かつて帰ってきたウルトラマンを一度は倒したあの強豪、用心棒怪獣・ブラックキングを
構成していたものだ。
 この手の奴が来るとろくなことがない。地球侵略作戦に当たって何度も失策を重ねたゼバット星人は、
後から来たブラックナックルにねちねち責められていたのである。ブラックナックルの戦闘力は無論ゼバットから
見れば絶大で、真っ向から抵抗できる力も気概もゼバットにはないので、甘んじて言われ続けている。
この前やってきてまだこのアジトに駐留していたノアン星人達も似たようなもので、ゼバット星人リーダーの
後ろに隠れてびくびくしてるだけ。
ゼバットリーダー「・・・仕方ないだろうが。幾ら作戦を進めたところで、後から後から不測の事態が起こるのだから」
ノアン1「そうそう。特に、ついこないだのプリズミオス戦は折角いいところまで行ったのに」
ノアン2「あれはズル以外の何でもないわな」
ブラックナックル「ほう? 詳しく聞かせて頂けるかな?」

46 :アルファ作者:2007/02/04(日) 00:17:55 ID:PZLp1PCo0
 プリズミオスの中に閉じ込められたウルトラマンアルファ=城達志が、彼と近しい地球人の少女・西野恵の存在に
よって脱出の機を見つけ出し、彼が自分で臆面もなく『愛』とか吹聴する火事場の馬鹿力によってプリズミオスが
返り討ちにあった件が話される。
「何だ。じゃ、その西野恵を消せばいいじゃないか」
「!」
 ブラックナックルはこともなげに言った。
「え・・・マジでやるの?」
「非戦闘時の日常における心の拠り所を奪ってしまえば、ウルトラマンが怒りに捉われて冷静さを失うのは何度も
過去の事例で実証されている。仮に直後では怒りによる火事場の馬鹿力で絶大な力を発揮したとしても、その後ずっと高い
モチベーションを保ち続けることは出来まい。まあ、任せたまえ。この手の作戦は我々の十八番だ」
「いや、任せろって、お前ら勝手に・・・!」
 言いかけたゼバットリーダーは、ブラックナックルのガン飛ばし一発で黙った。情けない。
「というか、我々ナックルの眷属は『かけがえのない存在』という奴を見ると、黒外車で不意打ちで拉致して抹殺したくて
仕方ないのだ」
「・・・・・・」
「更に、さらおうとしたら半端に相手が抵抗した挙句、車の前に立ちはだかって思いっきり跳ね飛ばされて死んだり、
半ドアの車からはみ出して何十メートルも引きずり回されて打ち捨てられて死亡とか、ああもう考えただけで!」
 ブラックナックルはその光景を想像して感慨に打ち震え、後ろの配下・ソルジャーナックル達は、何台も用意した
黒外車のドアをばんばんばんばん開け閉めし、早く獲物を捕らえたくて仕方なさそうだ。
 その様子をずっと見てると不快なので、ゼバットリーダーは勝手にしろと言い捨ててさっさと退座させた。
「おい、横取りさせていいのか」
 後ろでびびってただけの癖にノアン星人が言ってくるが、ゼバットリーダーは沈黙している。
 何かを確信しているかのように。

47 :アルファ作者:2007/02/04(日) 00:18:55 ID:PZLp1PCo0
 西野家宅。
 西野一家は(達志も含めて)リビングで顔を合わせて考え込んでいた。
 恵が下校中、黒サングラスに黒スーツの男達が乗る、黒塗りの大きな車に不意に襲われたのだ。
 迎えに来た達志が、恵の背後からそろそろと近づいてきた車の様子の不審さに気づき、咄嗟にドアを開けて中から
黒い男が半身を出して手を伸ばし、車を素早く近づけて捕まえようとしたところを、達志が駆け寄って恵を先に
抱えて車から離れ、誘拐を阻止した。
 誘拐に失敗した男達は、激しいスリップ音を立てて車で走り去っていく。彼らがソルジャーナックルの変身体であることを、
達志はウルトラマンの眼力で見抜く。取り合えず恵を守ることを優先し、その場で直ぐ車を追うのはやめた。
 互いの無事を確認して笑いあう達志と恵だが、ふと見回し、周りの通行人達が、呆然と二人を見ているのに気づく。
別に、昼間から往来でよろしくやってんじゃねーよとかいう下種な目ではない。正確には、恵を助けた達志を凝視している。
 恵の安全を最優先した達志は、彼女から離れすぎていた位置から、どう見ても人間の限界を超えた速さで走って駆け寄って
しまったのだ。近所の人々が見ている前で。

 初手で失敗してしまったソルジャーナックル達は恐る恐るブラックナックルに報告するが、ブラックナックルは
寧ろ嬉しそうな含み笑いをする。
「構わん。これはこれで面白いことになった」
 ブラックナックルも離れた場所から現場を見ていたのだ。
「どうする、ウルトラマンアルファ。周りの人間達から疑いの目を向けられた状態で、迂闊に身動きが取れるかね?
ふふふふふ・・・」

48 :アルファ作者:2007/02/04(日) 00:20:15 ID:PZLp1PCo0
 ナックル達が近所のあちこちに潜んでいる邪悪な気配を、達志は感じ取っていた。これでは恵は迂闊に外出できない。
それに、恵だけでなく、一誠や和子も狙われる可能性もある。相手は宇宙人だ。自宅でさえ絶対安全とはいえない。
 問題はそれだけではない。宇宙人だけでなく、都市伝説・死神山のマラソン小僧並みの達志の走りを見た人々から噂は広まり、
隣近所の人々も奇異そうな目で西野宅を注視している。
達志「・・・軽率でした。申し訳ありません」
一誠「いや、恵の無事を第一に考えたのなら、それはもう仕方ない」
和子「今の状態を続けていれば、いずれ起こりえた事態でしょうしね」
達志「しかし・・・」
一誠「達志君。今私が問いたいのはそういう話ではない。
 この先何が起ころうとも、全てを賭してうちの娘を守る。その覚悟が君にはあるのかね」
達志「当たり前です!!」
 間髪入れずに言う。恵は余りのストレートぶりに赤面するが、勿論満更でもない。
一誠「うむ。ならば言うことは何もない」
 一誠は何やらごそごそやっていたが、
恵「!? お父さん、それは!?」
 2話のときよりによって一度達志=アルファに向けた、狩猟用ライフルをおもむろに取り出した。
達志「まさか、お父さんも戦う気ですか!? 無謀です! 戦いは僕に任せて・・・」
一誠「幾ら君が人を超えた力を持つウルトラマンであろうと、一人だけで全てに手が回るわけがないことはこれまでの
ことを見ていれば判る。今狙われているのは我が一家全員だ。家父長たる私が率先して自衛のために動かずにどうする。
故人曰く、一人ぼっちじゃ守れない。だけど何とかしたげたい」
和子「例え力が強くても、一人きりじゃ戦えない、とも言ったわね」
 和子も家具を集めてバリケードの用意を始める。
 止める達志に構わず一誠はライフルを携えて玄関に向かい、外の様子を窺うべくドアを開ける。
「・・・・・・あ」
 門扉の前で呼び鈴を押そうとしていた、気難しそうな顔で、頭の生え際の危ない小太りの中年の男が、ライフル持った
一誠を見て硬直していた。
 町内会長だった。後ろにも大勢の近所の人々がいる。

49 :アルファ作者:2007/02/04(日) 00:21:46 ID:PZLp1PCo0
 一誠の趣味が狩猟だと近所に伝わっていなかったら、もっとややこしいことになっていただろう。
 直談判になる。町内会長は一誠の堂々とした顔を見て言う。
「私らが何しに来たのか察しておられるようですな」
「ええ」
「なら話は早い」
 会長は無表情で言う。
「どうもここ暫く妙な事件が多い。あんたんとこの家庭教師の兄さんももう二年近くここの家にいるわけだが、
詳しい素性を聞いたことがない。わしらとしてもあんたら一家とは長い付き合いだ。そりゃプライバシーというものも
あるだろうが、このままではお互いわだかまりが残ってよくない。一度色々きちんと説明して頂きたい」
 他の人々も、無表情で考えていることがつかめない。
 達志含めた西野一家は、迷いもしたが・・・4人で顔を見合わせ、頷く。
一誠「実は・・・」
達志「いえ、僕が言います」
 達志が前に出る。
「僕は・・・」

 そのとき、一帯が轟音に揺さぶられた。
『ははははは、出て来いウルトラマンアルファ!』
 ブラックナックルが、街の一番目立ちそうな位置で巨大化してこれ見よがしに暴れ始めた。
『出てこられるものならな、はははは!』
 達志が今まずい立場にいるのを知って、挑発している。
「うわあー又悪い宇宙人だ!」「ちきしょう!」
 町内の人々も騒ぎ出す。
 人々の目はブラックナックルに向いている。この隙を突き、密かに変身することも出来た。
 だがそれでは、又こそこそ正体を隠し続けなければならない。地球に留まり続けると決意した自分が、本当の自分を
偽ったまま人々と付き合い続ける。それでいいのか。

50 :アルファ作者:2007/02/04(日) 00:23:17 ID:PZLp1PCo0
「・・・皆さん。丁度いい機会です」
 巨大宇宙人が街で暴れているときに『いい機会』というのもどうかと思うが、声を聞いた人々が振り返った前で、達志は、
アルファプラスを取り出した。
「今まで隠していてすみませんでした。僕は・・・僕の正体は・・・」
 かざしたアルファプラスの先端のクリスタルが、眩しく光る。
「アルファーーーーーッ!!!!!」
 恵が、悲痛な表情で目をつぶって俯く。
 愕然とする人々の前で、達志は、ウルトラマンの巨体をブラックナックルの前に現した。

『ふふふ、出てきたなアルファ。これでもう地球上でのお前の平穏な生活もおしまいだ!』
 勝ち誇るブラックナックル。
 同時に、彼の手下の黒い男達も、西野一家や町内の人々の前に、黒塗り外車に乗って一斉に姿を現した。男達も
等身大のソルジャーナックルの正体を現し、嬉しそうに車の扉をばんばんばんばんしている。
『お前と同時に、お前と親しくしていた連中も皆殺しにしてやる。後悔しながら死ぬのだな!』
『くうッ・・・!』
 と。調子に乗ってばんばんばんばんしていたソルジャーナックルの一人を。

 ば  ご  んッ

 おもむろに近寄った町内会長が、近くにあった消火器で殴り倒した。
 ソルジャーナックルは、見事なたんこぶを作って卒倒した。
『・・・・・・・・・』
 見下ろしていたアルファもブラックナックルも、どう反応していいのか判らない。

51 :アルファ作者:2007/02/04(日) 00:24:40 ID:PZLp1PCo0
「そんなこっちゃないかとは思ってた」
 数年前、ウルトラマンイレイズ=明野暁という前例があったという話を、会長は知っていた。というか、昔あの街の
住民だった。暁の正体を一緒に暮らしていた街の人々が知ったのは、彼が地球から去った後だったが。
 会長はアルファを見上げ、
「あんたが保身に走って尚しらばっくれるような真似をしたら、わしは何としてもあんたをこの街からたたき出す
つもりだった」
 いい笑顔を見せた。

 アルファは、更に信じられない光景を見る。
 会長の先制攻撃を機に、機先をそがれたソルジャーナックル達を、人々が一斉に攻撃し始めたのである。
 わざわざ車から身を乗り出してドアをばんばんばんばんやって挑発するなどという真似をしないで、座席にいたまま
車を突撃させるなりしていれば、ソルジャーナックル達はもう少し有利に立ち回れたかも知れない。その前に一斉に迫ってきた、
数で勝る街の住民達に金属バットとか花瓶とかバス停の標識とかで殴り捲くられてリンチにされる。念のために人々は黒塗り車の
座席周辺から制御部も破壊して回る。
 我を取り戻した西野一家も、それぞれナックル達を攻撃する。恵が勢いよくガレージを開け放ったところで、実は免許を
持っていた和子が車を出してナックルを続けざまに撥ね、それでも人々をかいくぐって飛び掛ってくる奴は、一誠がライフルで
狙って容赦なく撃ち殺す。
「出て行け、凶悪宇宙人め!!」
 哲夫も意気揚々と助けに駆けつけ、エアガン(違法改造)でナックルの目や股間を狙い撃つ。哲夫の地味な両親も見つかる端から
鈍器を恐る恐る皆に補給。
「地球侵略が目的の方のご来店はご遠慮頂いております」
 多分誰も覚えていない24話の近所の喫茶店のウエイトレスまで出てきた。いつものポーカーフェイスで、店の裏にあった
使用済みのガスボンベを細い腕で軽く振り回してナックルをぼこぼこに・・・

52 :アルファ作者:2007/02/04(日) 00:25:54 ID:PZLp1PCo0
 かつて人間超越管事件の際にも語られたが、人類は本来計り知れない可能性を秘めているのである。ZATの時代は
多くの民間人が竹槍やバレーボールで僕にも怪獣は退治できて僕にもタロウのシナリオは書けたり、MAC壊滅の悲劇の後にも
地球の未来を担う少年達が力を合わせて円盤生物の親玉のおっさんを袋叩きでぶっ殺したり出来たのである。
 地球には怪獣がいて、ウルトラマンがいて、怪獣や宇宙人のポテンシャルを凌駕する人間がちょくちょくいる。
このすばらしい星を、私達は何時までも大切にしていきたい。
『そうか・・・これが、地球なんだ! おーーーーーーーーーーい!!!!!』
 アルファは感極まって叫んだ。

 ブラックナックルは、沈黙して身を震わせていたが。
 なんか訳の判らんことを叫び、手足をめちゃくちゃに振り回しながらアルファに襲い掛かってきた。
 だが、ここまで来ると流れは完全に地球側に向いてしまっており、
『ナックルストリーム!!』
 ナックルの名前が入った近接技で拳の激しい連打を食らって吹っ飛ばされ、ブラックキングの外皮製の鎧があっさり砕ける。
反撃で破壊光線を放つも、ウルトラ縮地で軽く次々交わされて全く当たらない。
 キレたブラックナックルは、奥の手のオプション武器を空間転移で呼び出す。
アルファ『・・・・・・・・・』
 絶句するのも無理はない。
 巨大なブラックナックルと同サイズの、黒塗り外車。
 ブラックナックルは乗り込んでエンジンを掛け、
『轢き殺してやる!!』
 全速で突っ込んできた。
 アルファが急いで空へ逃げると、空までも飛んで、空中でスリップ音を立てて追ってくる。
 運転席のブラックナックルの視界に忽ちアルファが迫り・・・
『・・・!?』
 いきなり、アルファが消えた。
 撥ねた衝撃の感覚はない。見回すブラックナックル。

53 :アルファ作者:2007/02/04(日) 00:26:55 ID:PZLp1PCo0
『ここだ』
 素早くジャンプして回避し、同時に車の屋根に飛びついていたアルファが、フロントガラスに逆さの顔を覗かせる。
 アルファブレードの柄の先でガラスを叩き割り、狭い車内に押し入る。
 内部での乱闘でぽかぽかしゃーんぽかしゃーんとドラムの音が響いて車が大揺れした後、大爆発。
 爆煙の中から宙に放り出されたブラックナックルを、追って飛び出してきたアルファが両手で捕まえる。
 そして、地上の街から離れた地帯の山中に、原典通りに脳天から投げ落とし、とどめを刺した。

 地平に沈み行く夕陽を浴び、赤く染まってそそり立つアルファ。その足下で、恵、一誠と和子、哲夫と両親、
町内会長、その他街中の人々が歓声を上げ、アルファと共に勝利を祝う。
 後ろのほうでは、ぼこぼこのブラックナックルがX字型の拘束台に逆さに磔にされ、等身大のソルジャー
ナックル達も全員人々によって十字架に縛られて悶絶していた。
「こんなもんだ」
 異次元アジトのモニターで状況を唖然と見詰めるノアン星人達を背に、ゼバット星人リーダーは、何故か
愉快そうに笑っていた。

 問題が只一つ。
「・・・・・・何・・・だと・・・?」
 街の人々を物陰から見る、特命防衛隊の柏村勝隊員。
 たまたまパトロールに回っていたのだが、達志が人々の前で正体を明かし、ウルトラマンになる場面を、
まともに目撃した。
 その後街で起こった事態も含め、直ぐ本部に連絡すべきだったのだろうが。
 柏村は、只愕然と目の前の顛末を見ていたのだった。


 まめちしき。
 ブラックナックルの使った巨大黒塗り外車は、飛行シーンなどのCGと同時に実物を走らせるシーンが
併用され、画面に臨場感を増した。

54 :名無しより愛をこめて:2007/02/04(日) 10:19:56 ID:1+9FrVTH0
 ウルトラマンアルファ 42 地球は侵略者の墓場
 宇宙異次元巨人・ゼバットリーダー、宇宙異次元人・ゼバット星人、
 苦情宇宙人・ノアン星人、人造人間・リカ 出現


 前回、ウルトラマンアルファ=城達志の懇意の地球人達を抹殺することで達志の戦意を下げて倒そうとした
ブラックナックル一味は、その懇意の地球人達から予想外の反撃を食らい、更に活気付いたアルファに敗れ、
全員磔の刑に処された。
 その醜態は写メで取り捲られて世界中のネットに流され、近所の悪ガキ共は(哲夫が率先して)十字架に
拘束されたソルジャーナックル達に石や空き缶や生ゴミを投げつけ、黒い額に白ペイントマーカーで『肉』と書く。
その姿を又写真にとって哲夫がビラに加工して街中に貼り捲くる。
 ナックル達のやったことがやったことなので誰も助けようともしない。
 プライドが完全に壊されるまで虐待されたナックル達は、最後にアルファによって宇宙に放逐された。
町内会長「殺す価値もないわい」
 ナックル達がウルトラマンだけでなく地球人に、しかも非戦闘要員に敗れたという事実は、地球内だけでなく、
直ぐに宇宙中の情報媒体にも画像つきで流れることになる。

 ゼバット星人・ノアン星人連合は、異次元アジトで顔を合わせて考え込んでいた。
 前回地球上で似たような光景があった気もするが、気にしてはいけない。
 強豪のはずのナックル達や、それまでにも多くの侵略者が地球に戦いを挑んでことごとく敗れ去っている事で、
彼らの上層部から、地球圏から一時撤退するよう命令が来たのである。
 しかしそれはそれとして、結局ゼバット・ノアン連合は地球侵略を成功させる方策を打ち出せなかったと
言うことで、本国に帰れば帰ったで冷や飯食いの立場に甘んじることになる。

55 :名無しより愛をこめて:2007/02/04(日) 10:21:25 ID:1+9FrVTH0
 それでも、このまま勝てる見込みのない戦いを続けて殺されたり、兵糧が尽きて飢え死ぬよりはましだと
胸を撫で下ろす若輩達もいたが、多くの者が納得できなかった。苦渋に耐えてずっと敵地に留まり続けたのは
何だったのか。無駄だったのか。
人造人間リカ「そこまで言うんだったら、23話で異次元に乗り込んできたアルファとズィーベンに対してももう少し
徹底抗戦すべきだったのでは・・・」
ゼバットリーダー「無為に玉砕するのは又別の問題なの!!」
 叫んだ後、拳を握り締め続けるリーダーを見つめる一同。
ノアン星人達「どうするつもりだ?」
ゼバットリーダー「・・・・・・」

 ディフェンスポートで、柏村は悩んでいた。
 前回目撃した、一介の市井の青年が実はウルトラマンアルファだったという事実を公表すべきかどうか。
(しかし、何故俺はこんなに悩むのだ?)
 ウルトラマンを見つけ出し、地球防衛という崇高な使命のために特命防衛隊の戦力に加えることは柏村の悲願である。
ふんじばってでも連れて来ればいいはずで、以前なら迷わずそうしていただろう。
 だが、それを考えるたび、かつてハンターナイト・ヴァニルと化して凶行に走った、敬愛する上司・梶山参謀の
ことが思い出され、胸に引っかかる。
「どうしたの、柏村隊員?」
 そこへ、美樹が通りかかった。
「霧島か」
 そういえば、こいつも昔ウルトラマンが地球人に化けていた奴と接触があったはず。
「霧島、ちょっといいか」
「?」
 目立たない通路に呼ぶ。

56 :名無しより愛をこめて:2007/02/04(日) 10:23:22 ID:1+9FrVTH0
「・・・・・・・・・・」
 柏村にこっそり事実を知らされた美樹は、反応に困った。彼女はアルファが達志であることをもう知っているからだ。
「えーと・・・」
 柏村が知ったのなら、もう隠しても意味はないだろう。
「ごめん・・・私、それ知ってた」
「・・・・・・・・・・」
 柏村は数瞬の後、激昂した。
「何で言わなかった!? 俺馬鹿みたいだろうが!!」
「だって・・・」
 貴方に言ったらどうなるかとか言うと角が立つので、
「由美子とかに知れたら、どうなると思う?」
 別の奴に転嫁する。
「・・・確かに・・・いいサンプルが見つかったわ〜とか狂喜して、手段選ばずにとっ捕まえて人体実験
し放題だろうな・・・」
 裏声で真似る。気色悪い。

 それはそれとして。
 ゼバット星人が、達志=アルファに挑戦を申し出てきた。
 呼び出された箱根山中で対峙するアルファと、巨大化したゼバットリーダー。
 既に、地球上でのゼバット・ノアン連合の侵略作戦行動の必要はなくなっている。今回実質的な敵戦力として
来ているのは、リーダーだけ。
アルファ『どういうつもりだ? 今更一騎打ちとは・・・』
 ゼバットリーダーは、切なげに大きな一つ目をつぶった後、意を決して見開き、
『我々は、近々地球圏より撤収する』
『何?』

57 :名無しより愛をこめて:2007/02/04(日) 10:25:00 ID:1+9FrVTH0
『お前に対して敗北を重ねたことで、地球侵略作戦の指揮権を失ったということだ。だが、地球を去る前に、
作戦部隊を率いていた者の落とし前として、個人的にお前との決着をつけに来た・・・というわけだ』
『・・・結果的に作戦失敗なら、もうそこまで意地にならなくてもいいんじゃないのか? それに、お前程度が
今更僕に勝てると本気で』
『見くびるな!!』
 ゼバットリーダーの異様な気迫に、アルファは思わず気圧された。
『・・・お前の言うとおりだ。我々の旗色は圧倒的に悪い、そんなことは判っている。それでもやらねばならんときが
あるのだ!』
『お前・・・』
『我々がスパイとして送り込んだ人造人間リカからの情報で状況を聞き及んだ。お前は地球滞在のうちに懇意になった
この星の住民達との関係を捨てきれず、地球に留まり続けるため、本来お前が帰るべき宇宙警備隊の意志にも楯突き続けて
いるそうだな。そのお前が、私が何故こういう行動に出たか理解出来んというのか!?』
『・・・・・・・・・
 済まない。失言だった』
 アルファは、ゼバットリーダーに対しての構えを改めた。リーダーはふんと笑うと、
『その心構えに免じ、情報を一つ教えてやろう』
 リモコンのようなメカを取り出し、操作すると、巨大な立体映像が出た。
 地球全土から目視できるほど巨大な。そこに映っていたもの。
 宇宙の彼方の辺境宙域の一惑星。アルファもある程度知っている。何もかも上手くいかず行き場を失ってしまった者が
多くたむろしている宇宙のスラム区。その一角。
アルファ『!?』

58 :名無しより愛をこめて:2007/02/04(日) 10:26:43 ID:1+9FrVTH0
 かさかさに枯れた巨大な木。その大きな枝の下に。
 首を吊って息絶えたブラックナックルが、ぶら下がっていた。
 足下にはご丁寧に、遺書。

(私が全てを思い通りに支配できない世界なんかで生きていても仕方ないので死にます。
 何故この世に生まれてきてしまったんだろう)

「・・・・・・・・・・・・・」
 地上から映像を見上げている、達志の住む街の人々。
 声もなく目を見開いている哲夫、子供達。

 アルファは激怒した。
『何故こんなものを見せた!? 街の人達や哲夫君達にまで!?』
『ブラックナックルがこうなってしまうほどに奴を追い込んだのは、他でもない、そのお前の仲間達だろう?』
『・・・・・・・・・』
 アルファは一瞬反論に困ったが、
『先に恵ちゃんの命を狙い、街で非道を働いたのは奴じゃないか!?』
『それは関係ない』
『何だと!?』
 ゼバットリーダーは淡々と言葉を続ける。
 これに限っては、アルファへの恨みからではない。事実だけを述べる。その声は世界に響いていく。
『私としてもブラックナックルのやったことを肯定する気はない。寧ろ不愉快だ。だが、地球が多くの侵略者からの
悪意に常に晒されている現状において、その侵略者がどういう意図で地球に攻めてくるかを一々問うのは無意味だ。
敵の意図が何であろうと、お前達は地球を守るために思いつく限りの手を変え品を変え、永久に戦い続けなければ
ならない。その事実は変わらないのだ』
『・・・・・・・・・・』

59 :名無しより愛をこめて:2007/02/04(日) 10:29:02 ID:1+9FrVTH0
『そして、実際お前達はもう長いこと、実に優秀な戦いぶりを見せている。現に今回も、只の一般市民と思っていた連中が
ナックル共に対して見事な連携で一気呵成に畳み掛けた。邪悪な侵略星人のみならず、自分の星の命を繋ぐため、時には
他の星の罪のない怪獣も宇宙人も居住惑星自体も片っ端から容赦なく殲滅する! お前らウルトラマンの後ろ盾を
得てまでしてだ! 素晴らしいこの生き汚さ!』
『・・・・・・・・・・・・・』
『関わった宇宙の民がもれなく呪われるこの地球という星が、青いエメラルドとか奇跡の楽園とかいう呼び名の裏で
何と言われているか知っているか?
「侵略者の墓場」だ!!』

 アルファは、一言一句最後まで聞いた。
『言いたいことは判った。だが』
 アルファブレードを、音を響かせて素早く抜く。
『今僕の腹の中で煮えたぎっているお前へのどす黒い怒りは、又別の問題だ!!』
『それでいい』
 ゼバットリーダーは怯まない。ここまで言った以上、もう腹も据わってしまっている。
『改めろなどと傲慢をいう気もない。お前の守りたいものを守るためには、お前はそれ以外のものを永久に殲滅し、
踏みにじり続けるしかない、それだけのことだ。もっとも、私も只踏みにじられるつもりはない。
 話はここまでだ。行くぞ!!』
 見上げるような二つの巨体がにらみ合い、風が吹きすさぶ。
 その風が止んだ瞬間、戦いは開始された。

60 :名無しより愛をこめて:2007/02/04(日) 10:31:29 ID:1+9FrVTH0
 ゼバットリーダーは、アルファを相手によく戦った。手から強力な弾丸を連射し、空を飛んで空中戦に
持ち込み、拳の激流・ナックルストリームをも恐れずに真正面から突き勝負を挑んだ。
 だが、第1話以前の本編で描かれていない2年近く前から地球上で多くの激戦を潜り抜け、経験値を溜めてきた
アルファ相手では、やはりレベルが違いすぎた。次第に拳を交わしきれなくなり、ダメージが弾ってボロボロに
なっていく。
 それでもやめなかった。致命的な一撃を受けて吹っ飛び、地上に倒れるまで。

「リーダー!!」「リーダーーーーーッ!!」
 加勢を禁じられた兵士達一同やリカ、ノアン星人達は、既に異次元から出てきて地上から見上げていた。
 もう立てないゼバットリーダーに、アルファブレードを抜いたアルファが近寄ってきて、切っ先を突きつける。
『・・・・・・・・・』
 が。

 澄んだ音を立て、ブレードの刃を鞘に収めた。

『何故・・・とどめを刺さない?』
『そんなことしたら、マジで僕が悪者じゃないか』
 横目でゼバットリーダーの同胞達を見るアルファ。
『それに、お前もブラックナックルと同じ轍を踏む気か? お前一人だけならそれでもいいかもしれないが』
『・・・・・・
 そうだな』

61 :名無しより愛をこめて:2007/02/04(日) 10:33:05 ID:1+9FrVTH0
 かくして、ゼバット・ノアン連合地球侵略前線部隊はウルトラマンアルファに降伏した。
 彼らは宇宙警備隊によって確保され、ジャネットがM78星雲まで護送することになった。
 最後に、ゼバットリーダーは達志に言った。
「精々気をつけろ。前回地球人があれだけの力を見せたことで、地球を狙う他の敵は少数化と同時に精鋭化し、
本腰を入れてくるだろう。マグマやナックルやいつぞやのアングラスとかいう異次元人をも越えた、更に
力だけは異常にある、更に根性の腐りきった連中が来る。これまでのようには行かなくなるぞ」

「判ってるさ」
 達志はジャネットに連れられて飛び去っていくゼバットリーダー達を見送り、地球を守る決意を更に強くした。


>>60ミス
ダメージが弾って→ダメージが溜まって

62 :イースリング:2007/02/04(日) 17:29:51 ID:L+irForu0
第26話「君も僕らの仲間だ!」光士シャイニンガー、バド・リュー

<前回のあらすじ>
地球侵略をついに自らの手で始めたバド。
しかし、そこへ唯一23年前にバドを地球人として迎え入れようとした男が現れた。
さらにシャイニンガーが現れ、イースリングを倒してしまう!
果たして、イースリングとバド・リューの運命は・・・?!

病院で休む隆一郎。
傷が目立つ・・・。
雅人「大丈夫ですか?奥菜さん。」
麻紀「あんな怖い攻撃初めて見たわ・・・」
隆一郎「あぁ、気にしなくて大丈夫。だけどフラッシュラッシュは何処へ?」
健一「きっと、あの光の生物が奪ったとおもうんだ。
    だが、最後の光線は一体なんだったんだろう。」
隆一郎「う〜ん・・・。ジェッターとかではないはずだ。」

一方サターンズ。
ヘル・デス「バドは何処へいったのだ?!あのときの最後の光線はどいつが放った?!」
ゴウ・マグマ「きっとバドの奴ですよ!
        我々に反抗しやがったはずです。」
ギライバー「まぁ。なんと酷い奴!」
ヘル・デス「許せん・・・。奴は処刑にすべきだ!」

すると街でまたもバドが大暴れし始めたのだ!

ゴウ・マグマ「なっ?」
メガンダー「バドが・アバレ・始めた・・・」
ギライバー「どういうことなの?」

63 :イースリング:2007/02/04(日) 17:31:05 ID:L+irForu0
街中の人々が逃げ惑う。
自動出動でイースリング・ジェッターも動き始め、攻撃を始めた。
だがダメージは殆ど無い。
バド「人間ども!思い知れ!
   思い知るんだ!」と叫び続ける。
その目には涙のようなものが・・・・
病院からその様子を見た隆一郎は駆け出す。
健一「あ!君!」
雅人「奥菜さん、今の傷では危険です!」
麻紀「行っちゃった・・・」

そしてイースザレーザーを構えて、バドに攻撃し始める隆一郎。
隆一郎「バド、君は悪い生物ではないはずだ!
     お願いだ。目を覚ましてくれ・・」
バド「えい、黙れ!
   俺の身にもなってみやがれ!」
隆一郎「いつまでも過去のトラウマにすがりついてどうするつもりなんだよ!
     お前は人々を襲えば気がすむのか?
     それで心が安らぐのか?
     そんな訳ない・・・。君は俺達と共に生きるべきじゃないのか?」
バド「・・・・」
そしてまた消え行くバド。
その場にやってきた雅人たち。
隆一郎「みんな。バドはきっと・・・わかってくれるはずだ。」
健一「あぁ!だから探しに行こうじゃないか。」
隆一郎・雅人・麻紀「うん!」

64 :イースリング:2007/02/04(日) 17:32:26 ID:L+irForu0
バイク・車を走らせる4人。
だがここへゴウ・マグマが現れ、床を爆発させる!
その衝撃でバイクから飛んで転んでしまう隆一郎と健一。
ゴウ・マグマ「ふふふ。お前等も本当に馬鹿だな!
        バドなんぞを仲間にいれて、我々を倒す救世主として使おうというのか?」
隆一郎「そうじゃない!バドを人間として迎え入れるんだ!」
ゴウ・マグマ「馬鹿げたことを言うな!
         奴も貴様もサターンズだ!人間ぶるでない。
         まあ少なくと隆一郎。貴様は人間と言ってもいいかもしれないがな・・・」
隆一郎「ん?!一体どういうことだ??」
ゴウ・マグマ「それはいえない。」と、また光線を放つ!
横へ転がって避ける二人。
車の中に居た雅人、麻紀は車の窓から顔を出して、イースザレーザーで攻撃!
だが逆に光線を食らいそうになり、車の中へ避難。
そこへ隆一郎がGソードを構えて振りかかる!
少し触れるがバドは消えていってしまった。
隆一郎「『人間と言えるかもしれない』・・・どういうことだ・・・・」

CM

そして山の崖付近で景色を眺める人間体バドの姿があった。
バドの回想が始まる・・・。

65 :イースリング:2007/02/04(日) 17:33:28 ID:L+irForu0
F−BAD星にて生まれたバド。
生まれつき腕は4本。
彼らは”愛”という知識を知ってはいながら持っていなかった。
そしてバドが生まれて3年。
F−BAD星内にて大戦争が巻き起こった。
人間達が生き残りをかけ、殺しあっているのだ。
そんな危険な状態から逃れるため、バドは両親にカプセルに入れられ宇宙に放り出された・・・。
大切な我が子を死なすわけにはいかない と。
親子の間で愛があった唯一のバド生物・・・。
年月は経ち、10年。
すっかり人間体としての体も勇敢になった彼は地球に降り立ち、
一緒に住んでほしい。仲間になってほしい。と呼びかけた。
だが腕が4本あるというのは、人間達にとっては不気味でとても仲間に入れられない。
そういった雰囲気であったのだ。
そこへあの健一が現れた。23年前の健一だ。
健一「腕が4本だろうと関係ない。仲間になろう!」
そう手を差し伸べたが、バドは「きっと裏切るのだろ!」と自ら断ってしまったのだ。
人間が憎い・・憎い・・・
とにかく人間が憎くなり滅ぼしたくなってしまったのだ。
そこへ来たのが、サターンズであった・・・・

・・・23年後、今に至るのだ。

66 :イースリング:2007/02/04(日) 17:34:57 ID:L+irForu0
バド「健一・・・・隆一郎・・・」
そしてサターンズへ戻ろうと思ったそのとき、足をくじき崖から落ちそうになってしまった!
が、ここでパシッと手を握られたのだ。上を向くとそれは健一!!
健一「早く上がってこいよ、バド。」
バド「っう!・・・ふん、こんな高さぐらい落ちても死にはしない」
健一「そんなこと言っているようでは人間にはなれんぞ。
    ”人間だったら”死んでるんだぞ?」
バド「。。。」
無言でひっぱってもらい、助かるバド。
隆一郎らもいる。
健一「遠慮するな。お前は人間として生まれなかったとしても、
    優しい地球を愛する気持ちを持っているんだ。
    お前は俺達の仲間なんだ!仲間なんだぞ!」
するとバドの目からは涙が溢れた・・・。
「・・・あり・・・ありがとう!」
隆一郎「最初の俺のときとすごく似てるぜ。
     バド、君は今日からサターンズを卒業だ。
     地球界に住む生物は”人間”という肩書きを持つことができるんだ。
     だから君も人間だ!僕らの仲間!」
バド「あぁ!」
雅人「やったぜ!」
麻紀「やったわぁ!」
サターンズ城では怒った主要部隊がシャイニンガーを送りつけた!
全員「滅びてしまえ、裏切り者!」
山の隣に現れ暴れるシャイニンガー!
雅人「わー!!」麻紀「キャー!」
健一「あのときの・・・・」
隆一郎「くそ!変身したいがフラッシュラッシュが無い・・・」
するとバドがフラッシュラッシュを渡したではないか。
バド「あのときの光線は俺のだ。そしてフラッシュラッシュも大事に保管していた。」
隆一郎「バド・・・ありがとう!」
感謝し、掲げてイースリングに変身!

67 :イースリング:2007/02/04(日) 17:36:18 ID:L+irForu0
怒り狂ったイースリングはシャイニンガーを振り倒し、踏みつける!
さらに何度も何度も打撃技で苦しみ続け、最後はエモーション光線で完全撃破した。
ゴウ・マグマらは既にいなくなっていた。

終始無言で涙を浮かべる4人。
今日、やっと仲間になれたバド・リューは身代わりとなり死んだ。
だが彼の勇姿と気持ちは絶対に忘れないであろう。
そして全員は明日も、サターンズと戦い続けるのであった。

つづく

次回予告
第27話「隆一郎の真実」獄龍ヴァザー・ウォール

怒りと悲しみが湧き上がる、隆一郎の事実が明かされる!!
そんな隆一郎に戦う気力は果たして現れるのか・・・
お楽しみに。

68 :アルファ作者:2007/02/04(日) 17:58:20 ID:vfgMgf0m0
今ざっと見たんですが、バドは死んだんでしょうか? 敵の攻撃を
食らったりしたシーンが見受けられないんですが・・・

69 :「ウルトラマントライズ」設定:2007/02/04(日) 19:24:37 ID:+AO8iFe/0
あらすじ
 その日、一人の男が流星となって地球へ舞い降りた。
 宇宙の流離人(さすらいびと)ウルトラマントライズである。
 M78星雲を追放され宇宙を放浪していた彼は、多くのウルトラマン達が愛した
 という地球に興味を持ち、来訪したのである。
 かつての彼の親友シャインと再会するも、宇宙警備隊による地球防衛への
 介入を良しとしない宇宙警備隊上層部は、シャインにトライズの抹殺を命じる。
 敵味方に分かれてしまった二人の男。
 果たして、二人のウルトラマンの運命は?


作品概要
 トライズとシャインの友情、そして二人の地球を巡る戦いがメイン。
 二人のウルトラマンの関係を軸にしつつ、基本的に一話完結。
 宇宙警備隊を追われたトライズは、初めは単なる興味本位で地球を訪れるが、
 地球に住む人々に触れ、やがてこの星を護りたいと思うようになる。
 対するシャインは必ずしも地球人を快く思っていないところがあり、ウルトラマンを
 便利屋扱いするようなSSS上層部に憤っている。
 このような二人の境遇や考え方の違いもしっかり描写していきたい。


70 :「ウルトラマントライズ」設定:2007/02/04(日) 19:26:53 ID:+AO8iFe/0
ウルトラマントライズ
 M78星雲出身。シルバー族。トライズは憑依ではなく変身で地球人の姿をとる。
 人間態の時はダイモン・ハジメと名乗っている。
 右腕に現れるトライフラッシャーを使い、トライズのパワーの源である三色の光、
 トリニティ・スパークを解放。トライズへ変身する。
 性格は一言で言えば不良。宇宙警備隊員養成所で学んでいたが、その頃から
 素行が悪く問題児扱いされていた。根は単純でいい奴である。
 また、自分が不良であることを自認しており、自らを指して「チンピラウルトラマン」
 「宇宙のならず者」などと言ったりする。
 ある事件がきっかけでM78星雲を追放され、『ウルトラマン』を名乗ることを禁じ
 られたが、本人は意にも介さず『ウルトラマントライズ』と名乗って宇宙を放浪。
 数多くのウルトラマンが護り、そして親友だったシャインのいる地球に降り立った。

身長:50メートル
体重:4万トン
活動時間:約180秒


ウルトラマントライズ・スパークモード
 トリニティ・チェンジの基本となるモード。銀色の身体に赤と青のラインの姿。
 パワーとスピードのバランスに優れ、どんな敵とも互角以上に戦える。
 必殺技は強力な破壊光線トライニウム・バースト。

飛行速度:マッハ5
走行速度:マッハ3.5
水中速度:マッハ1.5
潜地速度:マッハ1.5
ジャンプ力:1000メートル


71 :「ウルトラマントライズ」設定:2007/02/04(日) 19:29:37 ID:+AO8iFe/0
ウルトラマントライズ・ファイヤーモード
 パワーに特化したモード。銀色の身体に赤いラインの姿。
 パワーに優れ格闘戦では無類の強さを誇るが、光線技や超能力を殆ど使えない。
 必殺技は超高熱のエネルギー球を相手にぶつけるボルカニック・ボンバー。

飛行速度:マッハ3
走行速度:マッハ2
水中速度:マッハ0.5
潜地速度:マッハ0.5
ジャンプ力:500メートル


ウルトラマントライズ・ブリザードモード
 スピードに特化したモード。銀色のラインに青いラインの姿。
 スピードに優れ多彩な光線技や超能力を持つが、パワー面で大きく劣っている。
 必殺技は絶対零度の光の矢で相手を撃ち抜くブリザード・アロー・シュート。

飛行速度:マッハ10
走行速度:マッハ5.5
水中速度:マッハ3
潜地速度:マッハ3
ジャンプ力:2000メートル

72 :「ウルトラマントライズ」設定:2007/02/04(日) 19:30:44 ID:+AO8iFe/0
スパークモードの技
 スパークモードは主に光の技を得意としている。
 格闘においてもキックとパンチをバランスよく使い分けて戦う。



トライニウム・バースト
 右腕のトライフラッシャーにエネルギーを集中させ、腕をL字に組むことで
 発射する必殺破壊光線。その威力は非常に強く、大抵の敵を爆砕させることが出来る。

スパークエッジ
 3モード共通の技。手からナイフ形の光弾を放つ。

トライズセイバー
 トライフラッシャーから伸ばす光の剣。攻撃は勿論、防御にも使える。

フラッシュバリア
 トライフラッシャーから作り出される光の壁。円状、壁状、半球状など様々に
 形状を変えられる他、バリアを空中に静止させておくことも出来る。

タイマーシュート
 胸のエナジータイマーから超高エネルギービームを放つ。エナジータイマーから
 ダイレクトにエネルギーを放射する為、エネルギー消費が激しく多用出来ない。

チェンジビーム
 様々な物質を任意の形に変化させることが出来る。


73 :「ウルトラマントライズ」設定:2007/02/04(日) 19:32:18 ID:+AO8iFe/0
ファイヤーモードの技
 ファイヤーモードは主に格闘技や炎の技を得意としている。
 格闘においてはパンチ中心の戦い方となり、強力な一撃を狙っていく。



ボルカニック・ボンバー
 両腕に集めた超高熱のエネルギーを圧縮し、高密度の破壊エネルギーに
 変換、それを敵にぶつける破壊光球。トライニウム・バーストで破壊出来ない
 敵をも破壊出来るが、極めて大きなエネルギーを必要とする。

スパークエッジ
 3モード共通の技。手からナイフ形の光弾を放つ。

トライズパワースマッシュ
 敵を700メートル以上吹っ飛ばす強力パンチ。

トライズコンビネーション
 敵の懐に潜り込み、火炎エネルギーを込めたパンチを連続して繰り出す。

パワースピニングシュート
 相手を持ち上げ、回転させながら上空へ投げ飛ばす技。

バーニングナックル
 フラッシュバリアの防性エネルギーを攻撃に転用し、威力を高めたストレートパンチ。


74 :「ウルトラマントライズ」設定:2007/02/04(日) 19:33:54 ID:+AO8iFe/0
ブリザードモードの技
 ブリザードモードは超能力や氷の技を得意としている。
 格闘においてはキック中心となり、流れるような動きで相手を翻弄する。



ブリザードアローシュート
 弓を引くポーズで放つ、絶対零度の光の矢。これを受けたものは全身が
 凍てつきたちまち粉砕される。威力こそトライニウム・バーストやボルカニック・
 ボンバーに劣るが、連射が出来、速射性に優れている。

スパークエッジ
 3モード共通の技。手からナイフ形の光弾を放つ。

ダブルトライズセイバー
 両腕から光の剣を発生させ、敵を斬る。スパークモードの時は刀身の色が
 白だが、ブリザードモード時には青である。

フリージングビーム
 あらゆるものを凍らせる超低温冷凍ビーム。

テレポーテーション
 瞬間移動。遠く離れた場所にも一瞬で行けるが、体力を著しく消耗する。

トライズマッハキック
 数万トンのパワーを持つ強力キック。素早い攻撃で相手を圧倒する。

ドリルスピンキック
 身体を光粒子化して高速回転、徐々に実体化させながら回転キックを繰り出す。


75 :「ウルトラマントライズ」設定:2007/02/04(日) 19:35:12 ID:+AO8iFe/0
ウルトラトリック
 分身して相手を撹乱する。最大3人まで分身出来る。この状態での超能力や
 光線技の使用は制限される。

ウルトラ念力
 手先から放つ念力光線。様々な意図に使用出来る汎用的な超能力である。

ウルトラストッパー
 腕から発射する麻痺光線。



カプセル怪獣


大熊カプセル怪獣 ベアーゴン
 太陽系へやってきたトライズが大熊座で捕まえた怪獣。
 気性が荒く手のつけられない乱暴者だが、大熊座でトライズと戦ったことを
 きっかけに彼の子分になり、カプセル怪獣として行動を共にする。
 トライズには『ゴン』と呼ばれている。
 怪力と口から吐く熱線が武器で、ファイヤーモードと取っ組み合いをしても
 負けないほどの力を持つ。熊の怪獣だからか、寒い場所にいると動きが鈍くなる。
 高い知能と変身能力を持ち、たまに勝手にカプセルを抜け出して地球人に化ける。

身長:ミクロ〜45メートル
体重:ほぼ0〜2万5000トン
出身地:大熊座


76 :「ウルトラマントライズ」設定:2007/02/04(日) 19:36:24 ID:+AO8iFe/0
ウルトラマンシャイン
 S48星出身。ブルー族。SSSの隊員ホンジョウ・ギンに憑依している。
 左腕に現れるシャインスパークを使い、自身の力の源である超高エネルギー光、
 シャイニング・レイを開放。シャインへ変身する。
 性格はとても真面目で努力家。だが、M78星雲出身でなかったが故に、養成所
 時代はなかなか周囲から認めてもらえなかった過去がある。
 トライズとは互いに才能を認め合い、ぶつかり合いながら共に成長していった親友
 同士であったが、トライズがM78星雲を追放されたのをきっかけに亀裂が生じる。
 正式に地球防衛の任に就いており、トライズの地球来訪以降は『トライズの捕獲、
 不可能ならば抹殺』も命じられた。

 多彩な光線技を持ち、その威力と完成度はブリザードモードに勝るとも劣らない。
 必殺技は光波エネルギーを収束し、高密度の破壊エネルギーを相手に注ぎ込む
 ストリーム・レイ・シュート。

身長:48m
体重:3万8000トン
活動時間:約180秒
飛行速度:マッハ7
走行速度:マッハ3.5
水中速度:マッハ2
潜地速度:マッハ2
ジャンプ力:1200メートル



シャインの技と特別チームの設定はまた後で投下します。


77 :名無しより愛をこめて:2007/02/04(日) 21:35:30 ID:9ueDy4N70
いいからまず話を書け。

78 :ウルトラマンアレス:2007/02/04(日) 21:53:19 ID:t2Fk9Gp10
第二話「迷いを吹き飛せ、立ち上がれ!」熱岩怪獣マズガス登場

ジリリリリリッ!!朝の知らせがそれなりに整頓された部屋に鳴り響く。
布団の中から目を擦りながらゆっくりと遼が出てくる。
遼「まだ眠いなぁ…でも行かなきゃ!」
そう言うと足早に洗面所に向かい、洗顔を終わらせ、朝飯のご飯とみそ汁を食べる。
その後、歯磨きを終え、着替え家を出る。RATタワーベースへと歩き出す。
遼は基地に向かう途中に寄り道をした。その場所は水無月神社。
遼にとって新生活のスタートとなった場所だ。遼が神社の拝殿に向かうと、
1人の女性がいた。水無月紗奈恵。遼の想い人―――

紗奈恵「あら?遼さん、おはようございます」
遼「おはようございます。こんなに朝早くから…大変ですね」
紗奈恵「そんなことないですよ。私の務めですから」
遼「紗奈恵さんは立派な人だなぁ…」
二人が話していると、一人の少女がやってくる。
少女「おはよう、お姉ちゃん。おはよう、お兄ちゃん」
遼「おはよう、杏ちゃん」
紗奈恵「おはよう、杏」
この少女の名前は、水無月杏。紗奈恵の妹で、高校一年生だ。やっぱりここの巫女。
紗奈恵「今日はどれぐらいに帰ってくるの?」
杏「ん〜夕方ぐらいかな…あっちょっとお兄ちゃん」
言うと、遼を引っ張り紗奈恵には聞こえない位置まで行く。

79 :ウルトラマンアレス:2007/02/04(日) 21:54:25 ID:t2Fk9Gp10
遼「どうしたんだい、急に?」
杏「お兄ちゃん、毎日来てるけどお姉ちゃんに惚れているんでしょ?」
遼「えっ!?い、いきなり何を言い出すんだよ?俺はただ縁起担ぎで神社に参拝しに
来ているだけだよ」
杏「嘘でしょ。だってお兄ちゃん、お姉ちゃんと話してるとすごく楽しそうだもん」
遼「いや、それは…あの…」
杏「うふふ、照れてるお兄ちゃん可愛い!それじゃあ行って来まーす!」
元気よく杏は飛び出していった。遼はかなわないなぁ…と思いながら、紗奈恵に
それではと伝え、RAT基地へ向かう。途中の商店街で…

魚屋の大石「おっ!遼ちゃん!今日も紗奈恵ちゃんのとこに寄って来たのかい?」
遼「えっ!?ああ…まあ」
大石「若いって良いねぇ〜。青春だなぁ。それに紗奈恵ちゃんは美人だし優しいし、
おじさんはお前さんの気持ちはよ〜く分かるよぉ!」
遼「いや、紗奈恵さんとはそういうんじゃなくって…」
大石「隠すな隠すな!もうバレバレなんだぜぇ?まあ頑張りなよ、沖田遼!!」
バシッと遼の背中を叩き、大石は店の奥に戻っていった。
遼「そんなに分かりやすいのだろうか…?さて、基地に急がなきゃ」

RAT基地に着いた遼は隊員服に着替え、作戦司令室に向かう。
司令室では棚のとこでフラワーロックが踊っている。
遼「おはようございます」
原田「おーす!おい遼、聞いたぞ?お前、神社んとこの巫女さんにホの字なんだって?」
遼「へっ!?いやそんなことないですって!!あはは…」
斎藤「隠しても無駄よ。商店街で噂になってるし、行動見てたら嫌でも分かるわよ」
永倉「朝早くからご苦労なことだのぅ」
遼「あの、だから…むぅ…」
良いようにオモチャにされている遼。その時、作戦室に近藤達が入ってくる。

80 :ウルトラマンアレス:2007/02/04(日) 21:57:49 ID:t2Fk9Gp10
近藤「おい、みんなあんまり若いのをからかうんじゃないぞ」
土方「それに恋愛話をしている場合じゃ無くなった」
遼「何かあったんですか?」
土方「うむ、埼玉県の鳥抜山に強力なエネルギー反応があった。それがこっちに
向かってきている。そこで我々は警戒態勢をとることになった。D45地区に
それは来る可能性が高い」
近藤「そこでだ…昨日、大福食った者いるか?」
永倉「はい」
遼「え?はい…」
近藤「よし!お前達、D45地区行って来い!」
遼「は、はぁ…」

よく分からないが、遼は永倉と共にラットデルタでD45地区に向かう。
到着するや、調査を開始する。
永倉「う〜む、まだこれといった反応はないのぅ。遼、お前は武器の調整を
頼むぞ」
遼「はい。よーし、なんでもきやがれや…」
遼は気が高まっていた。ウルトラマンの力を手に入れたのでどんな奴が来ても
絶対に負ける気がしないと。彼はラットブラスターの組み立てを行っていたが、
気付かず、部品の一部を付け忘れてしまう。その時、地震が発生!地割れが
起きて、中から怪獣が現れた!
永倉「いかん!遼、ラットブラスターを!」
遼「はい!」
ラットブラスターを投げ渡し、永倉はそうそうに発砲しようとするが…
永倉「遼!お前、カートリッジがセットされていないぞ!」
遼「なんですって!?ああ、しまった!」
遼はブラスターのカートリッジが外れていることに気付く!だが時既に遅し、怪獣の
炎が二人を襲う!万事休すかと思われたその時、空中から光線が飛んできた!
ラットファイター2号だ!ファイターの攻撃を受けた怪獣は地底に撤退していく。
原田「おいおい!お前ら、しっかりしろよな!」
遼「すみません…」

81 :ウルトラマンアレス:2007/02/04(日) 21:58:52 ID:t2Fk9Gp10
遼達は基地に帰還する。そこに待っていたのはすごい剣幕で怒る土方の姿…。
土方「おい、遼!お前、自分のミスがどんなことだか分かっているか?」
遼「…」
土方「一歩間違えれば、お前も永倉も死んでいたんだぞ!失敗は許されん戦いなんだ、
我々、地球防衛軍というものは!!」
近藤「まあ、土方君、それぐらいにしておきなさい。だが遼君、君の失敗は確かに
大きい。次からは絶対に同じ事のないように!」
遼「申し訳ありませんでした…」
ひどく絞られた遼はオレンジ色に染まる街をフラフラとしていた。
すっかり落ち込んで、ただただどうしようもなく、足が向かう方へと歩いていく。
気付くと遼はいつもの辿り着いていた。
遼「…紗奈恵さん」
階段を上ると、ニコニコ笑顔の紗奈恵の姿が。
紗奈恵「あら、遼さん…どうしたんですか?元気ありませんねぇ」
遼「いや、そんなことないですよ…」
紗奈恵「隠したって分かります。私の方がお姉さんなんですから、何でも
話してください、ね?」

そう言い詰められ遼も答える。自分は今、悩んでいると。自分は頑張ろうと思っても
気持ちだけで空回りしてしまう。自分の能力を活かせないと…
紗奈恵「そうですか…でもね、遼さん。頑張ろうと思っても自分、そして回りの
状況が上手く飲み込めていないと、どれだけ能力が高くてもそれを活かせることは
出来ないと思いますわ。私はRATのことはよく分かりません…でもどんな仕事でも
まずは、回りの状況を把握することから始まると思いますよ?」
紗奈恵に諭され、遼は自分の考えを改めた。今までの自分は単独プレーばかりだったと。
遼「…ありがとう、紗奈恵さん!僕は、もう一度頑張ってみます!」
その時、緊急連絡が入った。再び怪獣が出現したと。

82 :ウルトラマンアレス:2007/02/04(日) 22:01:16 ID:t2Fk9Gp10
RATが出撃!怪獣へ攻撃を仕掛ける。遼もバイクで現場に向かう。
地上では永倉が銃撃で牽制していた。そこに遼が駆けつける!
遼「すみません、遅くなりました!」
永倉「よし!俺達で奴の気を引く!その隙にファイター隊が仕留める!この前みたいな
失敗するなよ!」
ラットブラスターでガンガン撃ちこみ遼たちの方へ怪獣が向き、火炎を放ってくる!
それは永倉の方に飛んでくるが、遼は永倉にバリア装置を投げつけ、彼を助ける。
永倉「うわっ!…おお遼、助かった、ありがとう!」
遼「いえ!俺のやれることをしたまでです!…あっ!」
ラットファイター1号が怪獣の攻撃で墜落しそうになっていたのだ!
土方「くそぉ、このままでは…!」
遼「犠牲者は…1人も出させない…!アレェェェェス!!!」

遼はアレスに変身!ファイターを助け出し、怪獣と対峙する。怪獣は炎を吐き散らし
アレスを近づけようとしない。アレスはブレスレッドをウルトラ手裏剣に変化させた!
それを怪獣の口に投げつける!直撃し、怪獣は倒れ苦しみだす。
アレスはブレスレッドを回収、さらにアレス守兼定に変化させ、怪獣の尻尾を
切断する!怪獣が起き上がった瞬間にバルゼウム光線を発射し怪獣を撃破した!
戦闘終了後、遼は土方のもとに駆け寄る。
遼「…副隊長、俺…」
土方「遼、今度、餅をやろう」
遼「…えっ?」
土方「よし、みんな帰るぞ!」
ゆっくりとファイターに戻る土方。その姿を見つめる遼。
原田「おい!遼!土方さんから餅をもらえるってのはなぁ…」
斎藤「とりあえず認めてもらったってことよ」
原田「あ、こら!斎藤、お前人の台詞を取るんじゃねぇよ!!」
遼「そうか…よぉし、これからもっと立派な隊員になってやる!見てろよ土方さん!!」
バイクでつっ走り、遼は夕日に向かって誓うのだった。

83 :ウルトラマンアレス:2007/02/04(日) 22:02:19 ID:t2Fk9Gp10
次回予告
土方「外宇宙から黒い戦艦がやってきた。奴らは、地球と和平を結びたいとか
言ってやがるがどうもきな臭ぇ…それと同時に、防衛軍にも異変が起きた。
清川とかいう参謀が現れたが、こいつも俺達RATの嫌う雰囲気を醸し出してやがる…
俺達の相手は生半可な覚悟じゃ戦えねぇ連中ばっかだってこったぁ。
では次回のウルトラマンアレス!いざ、参る!!」

〜アレスが斬る!!〜
アレス「二代目ウルトラ兄弟は長男・デリート、次男・バーン、三男・イレイズ、
四男・ミラクル、五男・シグマ、そして六男で末っ子の僕、アレスの6人がメンバーだ。
しかし、将来的に僕は末っ子じゃ無くなる気がするんだよね…なんとなくだけど
今、訓練中のカイザーあたりが追加メンバーになりそうな気がするぜ…。
では次回も僕の剣捌きをとくとご覧あれ!!」

84 :ウルトラマンアレス:2007/02/04(日) 22:15:39 ID:t2Fk9Gp10
ふう…なんとか投下出来たけど、完全なる復帰はまだ無理そうです。
だから次回もまた何週も空けちゃうと思います。すみません、ホント。
ネタはたんまりあるんだけどねぇ…。ああ、いろんな意味で苦しい…。

アルファ作者殿、ゼバットリーダーなんかすごいかっこいい…。
最後は侍のようや…だけどこのナックル一味の扱いは酷いなぁ…ナックルというと
やっぱ強豪なので俺では出来ない扱いです…。

イースリング作者殿、バドええ奴や…と感じたのですがやっぱり
いつ死んだか分からない…。

トライズ作者殿、世界はM78ですがなかなか変化球な作品のようですね。
ストーリー待ってます。

85 :名無しより愛をこめて:2007/02/04(日) 22:18:09 ID:XOLOB9oQ0
>トライズの人
作品概要や設定から始めるのも悪いとは言いませんが、スレのルールの
>一つ、作風は自由だが、話はしっかり完結まで書き、なおかつ下品な作品はスルーする事
とある通り、ここでは話を書いてナンボです。
評価や感想が貰えるのはそれから、という事は承知しといて下さい。

86 :イースリング:2007/02/04(日) 22:53:36 ID:L+irForu0
イースリング、文が一部抜けてました!!
すみません・・・・
まとめにて完全版をご覧ください。

みなさまへの感想が後日でお願いします。

>トライズ作者様
新作おめでとうございます。
まとめへの更新は先がかりますが、これからもよろしくお願いします。

87 :アルファ作者:2007/02/04(日) 23:01:22 ID:3/7qcRRk0
アレス作者様
 お帰りなさい。やはり生活優先ですので、余裕のあるときにじっくり
書いてくれればいいと思います。遼の日常が丁寧に書いてあるのが
好感持てます。次回の黒船来航も楽しみです。
 後、ナックルの扱いについては反感を買う向きもあるだろうと覚悟は
しとりました。白状します。
 アキさんと坂田の兄さんを殺された恨みです。個人的な仕返しです。
 実際ナックル星人は最初の新マン37と38話でも、メビウス劇場でも
卑劣漢として描かれており、あれだけのことをすれば最期はこんな
ものだろうと判断しました。アルファにおいては、宇宙での星間侵略戦争に
敗れた者の末路はこうだという演出としました。

88 :バルグ作者:2007/02/04(日) 23:53:35 ID:gZaCMCZE0
えーと、トライズの設定をはり終わりました。
なんで、後は1話の投稿を待つのみです

89 :名無しより愛をこめて:2007/02/05(月) 00:03:52 ID:RQE5AQxwO
なんちゃらぽひー

90 :クラウス筆者:2007/02/05(月) 00:47:33 ID:qUMUr8YY0
閑静な住宅街に、一軒の立派な家が。どうやらその家は新築らしく、家の前では人が数人立っている。

「ついに…ついに、念願だったマイホームが、目の前に…! 
ううう、仕事への苦悩20年、どれほど長かった事か…。」
「その苦悩の20年がついに報われたのよ、あなた!」
「そうだよ、お父さん毎日がんばってたもん!」
「まいにちずーっとおねんねしないで、おしごとやってたもんね!」
「さぁ、入ろう、新しい生活の始まりだ!!」
その時、突如激しい揺れが起きたかと思うと、家族の目の前にあった家がガラガラと崩壊した。

「じ、地震か!? おい、ミドリ、アキオ、あき子、大丈夫か!?」
「私達は大丈夫! それより家が…家が…!!」
「え? あ!! のああああああああああ!! に、20年の苦労が〜〜〜〜!! 地震めえぇ……」
「あ、あなた、周りを見てみて!」
地震など、起きてはいなかった。崩壊した家はこの新築家だけ。要するに、家が勝手に崩壊したのだ。

「って事は………。 け、け、け、欠陥住宅だああああああ!!!!」


第14話 「白銀の悪魔達」

巨大白蟻ホワイトアリンドウ 
銀色害虫シルバーアンタレス 
昆虫皇女クイーンアリブンタ 
混血奇虫アトレス・ガクロン  登場

91 :クラウス筆者:2007/02/05(月) 00:48:44 ID:qUMUr8YY0

『相次いで発見される欠陥住宅!! 発生する崩壊!! 後藤建築会社、経営の危機!!』

「まことに、まぁことに申し訳ございません!! 被害にあった方々には全額負担させていただきます!!」
あまり濃くない髪の毛に脂汗を濡らしながら、後藤建築社長の後藤が記者会見で精一杯の謝罪を申し立てていた。
このシーンから判るように、重大な欠陥が報告された家はすべて後藤建築の建てた家であった。
長い歴史を持つ後藤建築は元々評判が良かったのだが、今回の事件で評価が奈落の底へ、株価も暴落し、
散々な結果となった。これ以来、後藤建築が少しでも関わった家からは住民が逃げるように引越して行き、
引越し料金や引越し先家賃は社長の言葉通り全て後藤建築が負担した。

―A&R日本海海上基地 ベース・ネプチューン―

この基地建設にも、どこかに後藤建築が関わっていないかどうか入念な点検がされたが、
結果は‘該当無し’であった。

「しかし、後藤社長もお先真っ暗だな。ここまで頑張ってきたのに。」
「自業自得なんだけど、ちょっと可哀相だよなぁ。…ん? ルイ、なにやってんの?」
「私の実家宅が確か後藤建築製だったもんだから、気になってネットで色々調べてるのよ。
…で、ちょっと気になるデータを見つけたんだけど……隊長、いいですか?」
「ん? ああ、構わんぞ。」
ルイは司令室のパソコンをいじり、パソコンに表示されたデータを司令室メインモニターに映し出した。

「で、どこが気になるんだ?」
「ここです。‘欠陥場所はいずれも木材柱の腐敗であり、木材を品質も確かめずかき集めた結果だと思われる’」
「まぁ、そうだわな。」
「で…こっちには‘いずれも崩壊は家の地盤沈下から惹き起こされている’と書いてあるんです。」


92 :名無しより愛をこめて:2007/02/05(月) 00:51:29 ID:qUMUr8YY0

「…ん? 柱が原因なのに地盤から崩壊? 私は建築技術にはなんの学は無いが、それは少し変だな。」
「地盤も柱も両方グダグダだったんじゃないんすか?」
「柱はともかく、地盤に元々問題があるのなら、崩壊した家の隣接の家にも何かしら影響があるはずなんです。
何より、家そのものは後藤建築製だけど、地盤は別の業者が造った家も結構あるんです。その家も…」
「地盤が沈下?」
「そう。」
「木材が腐ってその連動で地盤が崩れるってのは……んー、その逆もありえねぇな。」
「確かに、出来すぎた話だな。
まとめると、まず地盤が沈下し、それから腐敗した柱が折れて完全に倒壊した……。それも、どの家も?」
「はい。」
「他の警察やマスコミなんかはその事に気付いているのか?」
「遅かれ早かれ気付くでしょう。て言うかもうすでに感づいているかも。」
「よし、レイジとナオキはエーアールβで木材を取り扱っている工場へ行くんだ。群馬だったな?
ミスカとシュウはラシックで新潟にある建築博物館へ出向かってくれ。いいな?」
「はぇ!? 別に我々がそんなとこまで首突っ込まなくてもいいでしょう!?」
「これも何かの縁だろう。それに、お前達も最近出撃が無くて体がなまってた所だろう? さぁ、行って来い!」
カサゴイ隊長は時より気まぐれを言い放つのだが、今回はその中でも特に際立っていた。

―群馬・関沢木材工場―

この工場は、海外から輸入した木材を各建築会社のリクエスト通りに加工し、安く売る商売を行っている。
後藤建築とも関わりがあるのだが、他の建築会社もこの工場の木材を使用しているため、
後藤建築の木材の扱い方が悪いと言う事になり、この工場そのものは特に問題視されていない。


93 :名無しより愛をこめて:2007/02/05(月) 00:54:44 ID:qUMUr8YY0
「―と言うワケなんですよ。だからウチで取り扱っている木材には問題無いんですってば。」
「では、木材腐敗の理由はなんだとお考えなんですか?」
「そりゃもう、後藤さんとこの木材の扱いが悪かったとしか言いようが無いですよ。
ウチの木材を使っている建築会社は他にもいるんですよ? 
言っておきますが、ウチはシロアリ対策なんかは万全にしていますからね。」
「白蟻? ああ、そうか、白蟻が木材を食い尽くしてしまった可能性もあるのか。」
「いや、ですからそれはないでしょうって。ウチは害虫対策として現地から届いた木材を瞬間的に加熱して、
白蟻などの卵を死滅させています。白蟻なんてありえません。
第一、私も建築関係者として例の腐敗した木材を見ましたがね、ありゃ白蟻レベルを越えている。」
結局、木材そのものは工場にある時点では問題は無い、て事は判明した。一方、シュウ達の方は…

―新潟・一宮建設博物館―

「―確かに、今回の連続崩壊に関しては私達も疑問が残るんです。
このデータを見てください。崩壊した家は新築家が多いのですが、築10年の家等も崩壊しているのです。
もちろん、同時に。」
「うーん…。例えばですねぇ、その、家を食い尽くしてしまうような害虫なんかは存在しないんでしょうか?」
「ええ、こんなご時世です。突然変異した白蟻なんかが出現したのもありえない話ではないのですが、
それを踏まえても今回のケースは特殊なんです。同じ後藤建築で、そして必ず地盤にも異常がある…。
後藤建築があえて自分の首を絞めるような家を建てるとも思えないし…。」
「あの、地盤沈下の方の原因は?」
「目下のところ調査中です。あと2,3日経てば何かしらデータがでるかと思いますが。」
「…わかりました。今日のところはもう引き上げますが、また相談に来るかもしれないんで。」
「ええ、私達も何か判り次第お知らせします。」
「よろしくお願いします。」

94 :名無しより愛をこめて:2007/02/05(月) 00:55:44 ID:qUMUr8YY0

―A&R日本海海上基地―

「―ふーむ…疑わしい部分はあるにはあるらしいが、特定はできず、か…。」
カサゴイ隊長は集められたデータを下に様々な仮説を立てていたが、確信までには至っていない。
他の隊員達も各々データを照合している。…と、突然。

「隊長!! 関東ブロックG地点に怪獣が出現!! 現地からの映像です!!」
「これは……巨大な蟻!?」
「へっ、間違いねぇな。今までの流れから言って、コイツが何か絡んでるに違いねぇ!」
その赤い巨大な怪獣は、2足歩行で両肩から巨大な鋭い突起物が生えたまさに怪獣的なスタイルをしている。
それが巨大な蟻と言われた由縁は、その顔立ちが蟻に酷似していたからだ。
緑色に光る巨大な目を持ち、噛み付かれるとただでは済みそうに無い口元…。
低い奇声を放つその蟻怪獣は、次々にビル街を破壊していった。

「A&R・出撃!! これ以上被害が出る前に奴を倒せ!! いいな!!」
「「「「了解!!!」」」」
モンスターコード‘アリブンタ’を倒すべく、基地より3機のエーアールが出撃した。
現場へと急行するエーアール達に、基地のカサゴイ隊長から通信が入った。

「関東ブロックJ地点にも怪獣が出現した! 訓練したフォーメーションβ―γを行え! いいな!」
「「「「了解!!!」」」」
簡易空母であるエーアールγには、何時からエーアールβの予備機が随時収納されるようになった。
通常、エーアールαにはレイジ、βにはシュウとミスカ、そしてγにはナオキ…と搭乗分担されている。
しかし、複数の敵が同時に別々の場所に現れた際に、エーアール3機が分散するのは戦力上好ましくない。
そこで、シュウとミスカが乗ったβがγに一時的にドッキングし、ミスカがγの機内へ入る。
そして、そのままγに積まれたβの予備機にミスカが搭乗し、そのままγから出撃するのだ。
これにより、エーアールはβ予備機を加えて総勢4機となり、2機ずつでそれぞれの敵に立ち向かえるのだ。
これが、フォーメーションβ―γだ。


95 :名無しより愛をこめて:2007/02/05(月) 00:56:57 ID:qUMUr8YY0
ただし、エーアールβ・別名ダッシュバード・ネオは、基本的に2人で操縦する。
βは性質上、2人で協力して操縦する事で本領を発揮するため、
これを1人で操縦するとなるとかなり状況が違ってくる。
βは2人で操縦しないと、本来の40%ほどの動きしか出来ないのだ。
フォーメーションβ―γの難点である。
とは言え、基地に戻る時間も無い時など使い所を間違わなければ、このフォーメーションは有効だと言える。
αとβ(シュウ)はアリブンタの元へ、β2号機(ミスカ)とγは新たなる敵が待ち受けるJ地点へと急いだ。

―G地点―

『いたぜぇ、レイジ! 奴だ!』
異様に腹が膨らんでいる巨大怪獣アリブンタは、エーアール達の到着に動じる事無くビルを破壊し続けている。
αとβは先ず連携を組みアリブンタを背後から攻撃する。
必然的にアリブンタはエーアール達に敵意を抱き、エーアールに威嚇するかの如く奇声を発する。
だが、アリブンタには空への攻撃手段が無いらしく、ただ腕をぶんぶん振り上げ続けるだけだった。

―J地点―

その銀色に染まった怪獣は、例の如く蟻の様な顔立ちをしていた。
しかし、胴体や尻尾は異様に長く、蟻と言うよりはむしろサソリやムカデの特徴を捉えていた。
急遽、モンスターコード・‘アンタレス’と名付けられたその怪獣…と言うより怪虫は、
口から何もかもを溶かしかねない強力な硫酸を撒き散らしていた。
駆けつけたエーアール達にも酸の猛威を振る舞い、戦場は激戦地となっていた。


96 :名無しより愛をこめて:2007/02/05(月) 00:58:22 ID:qUMUr8YY0
―その頃、一宮建設博物館―

巨大蟻怪獣の出現に民家崩壊との関連性を睨んだ博物館員達が、
昆虫学者と協力してアリブンタとアンタレスに特徴該当する昆虫を調べだしていた。
図鑑やネットなど、様々なデータをしらみつぶしに調べ上げ、ある1つの回答を見つけ出していた。

「‘アトレス・ガクロン’!?」
「ええ、つい先月、南米で発見された新種の蟻だそうです。
アトレス・ガークと言う学者が発見したらしく、学会への正式発表はこれからだそうです。」
「しかし、生態データは記録されているんだな? 特徴は?」
「まず、雄と雌では体色からして大きな違いがあり、雄は銀色、雌は真紅色と異なった体色・姿形だそうです。
また、幼虫は生まれた頃は白蟻に酷似しており、成長するにつれに体色や姿が雄雌それぞれに変わっていくとか。
さらに、アトレス・ガクロンは強烈な熱を好む体質で、卵も熱に耐えうるほどだそうです。
それと、アトレス・ガクロンの雄は外敵から身を守るため強力な酸を……」
「待ってくれ、アトレス・ガクロンはどこに卵を産み付けるんだ!?」
「データによると……大木の中です。」
「……群馬の関沢木材工場が扱っている木材は…どこ産だ?」
「えっと、たしか、南米の熱帯雨林……え? …まさか!」
「関沢木材工場に連絡して、木材の取り扱いを前面ストップさせろ! 危ないのは後藤建築だけじゃない!!」
「は、はい!!」

―同時刻、J地点・アンタレス出現場所―


97 :名無しより愛をこめて:2007/02/05(月) 00:59:50 ID:qUMUr8YY0
シルバーアンタレスは、ぐったりと横たわり、絶命していた。
見た目こそ凶悪な姿をしていたが、実際のところは所詮ただの大きな虫で、
強力な酸を噴きまわるもエーアール達の上空からの一斉射撃であっさり生命活動を停止してしまったのだった。
とは言え、酸の濃度の高さは確かで、とばっちりを喰らったビルや車はほとんど溶けていた。
しかしこうなればシルバーアンタレスもただの邪魔な屍である。
ミスカとナオキはアンタレスの屍の対策を現場処理班にまかせ、G地点へと向かった。

―G地点、アリブンタ出現場所―

タフネスだけは妙にあるアリブンタは、αとβの上空からの攻撃に耐え続けたが、
そこに駆けつけたエーアールβ2号機とγの加勢によって、アリブンタもまた、あっさり絶命した。
膨らんだ腹を不細工に上に向け、仰向けに倒れているアリブンタ。
もしかすると、あの膨らんだ腹の中には得体の知れないものでも入ってるんじゃないかと警戒したレイジ達は、
アリブンタの屍に着火弾を撃ち込んだ。屍もろとも腹の中にあるものを燃やし尽くすためである。
しかし着火直後、カサゴイ隊長から緊急通信が入った来た。
アリブンタに、絶対に炎を与えるな、と。
なんで後30秒早く通信を入れてくれないのかな、と、レイジ達は隊長に心の中で訴えた。
燃えるアリブンタの屍をいざ消火せんと降下するエーアール達。だが時すでに、とっくに遅かった。
屍の腹が極限までに膨らんだかと思うと、バックリ破裂、中から現れた何者かがエーアール達の横をすり抜けた。
それは、1体や2体ではない。約40体程の影が、空を覆った。

98 :名無しより愛をこめて:2007/02/05(月) 01:00:56 ID:qUMUr8YY0
『あれは…白蟻か!?』
クイーンアリブンタの子供達、‘ホワイトアリンドウ’は、体長こそ2〜3メートル程だが、
それでも40体も集まれば強圧な存在感を持ち、空をゆうゆうと舞っていた。
この光景、虫嫌いの人間が見たらショック死確定であろう。
カサゴイ隊長の連絡によれば、一宮建設博物館からの緊急通信で、
一連の昆虫怪獣達に炎等の熱を与えてはならないと伝えられたらしい。
アリブンタ、そしてアンタレスは姿こそ違えど、両者ともアトレス・ガクロンと言う同じ昆虫らしい。
原因は不明だが、アンタレスとアリブンタは巨大化したアトレス・ガクロンのそれぞれ雄と雌だと言う。
ともかく、今は新たに誕生した化け物白蟻達の殲滅が優先である。
なるべくアリンドウ達に熱を与えないように、2機のエーアールβはアタックモードにチェンジ、
ちょこまか飛び回るアリンドウ達に体当たり戦法を仕掛ける。
主に火器が武器であるαとγは、アリンドウの群れの周りを飛び回り、牽制を開始した。
生まれたばかりのアリンドウ達はまだ戦闘の心得が無いが故、次々にβに切り殺され、死体が次々に墜落する。
ところが、残りが後10匹程になると、戦況は急変した。
次々に倒されていく兄弟たちを見て、残されたアリンドウの闘争本能に火がついたのだ。
打って変って動きが速くなったアリンドウ達に今度はエーアール側が押され、
ついにはレイジの乗ったαがアリンドウの体当たりを喰らい、墜落してしまう。

「クラウスゥゥゥゥゥゥゥ!!!!」

99 :名無しより愛をこめて:2007/02/05(月) 01:02:48 ID:qUMUr8YY0
光の中からウルトラマンクラウスが降臨したはいいが、いかんせん今回は普段と様子が違う。
相手は数メートルの昆虫軍団。スペック的にはクラウスと天と地の差はあるが、熱光線を与えるわけにはいかない。
ここで、どこぞのウルトラマンなら「ウルトラ蝿叩き」とか「ウルトラ虫返し」とか特殊技を使うところだが、
クラウスにはそこまで心の余裕はない。となれば、ダブルフィンガービームを群れの横スレスレに撃ち、
アリンドウ達を牽制させ、βが仕留めるしかない。えらく地味な活動だが、平和のためには地味も糞もない。
クラウスは両腕からビームを発射、空飛ぶアリンドウ達に混乱を起こさせる。
アリンドウ達も、いくら熱には強いと言っても、当たらないに越した事は無い。
ヒラリヒラリとビームを避けるが、その隙にβが体当たりを仕掛ける。
次々に倒されるホワイトアリンドウ。結局、最後の1匹までこれと言った抵抗もできず、全滅した。

所詮、虫である。


その後、昆虫学者や建築士達の徹底の調査の結果、南米に生息するアトレス・ガクロンが
大木に産みつけた卵が大木ごと日本に運び込まれ、関沢木材工場で害虫駆除のため加熱された。
しかし、この加熱によりアトレス・ガクロンは卵の中で異常発達し、
その木材が家の柱として使われた直後に孵化、木材を食い尽し、さらには雄のアトレスが地盤に侵入、
持ち前の強力な酸で地盤を要所要所溶かし、崩壊へと導いてしまったのであった。
今後の対策としては、南米から輸入された木材全てに新開発の殺虫剤を撒く事となった。

100 :名無しより愛をこめて:2007/02/05(月) 01:05:55 ID:qUMUr8YY0
そして、関沢木材工場の木材を利用している後藤建築以外の建築会社達も各社、建築物の点検を開始した。
この研究結果発表により、後藤建築は多少肩が軽くなり、今度は木材工場側が批判の対象となったのだった。

「―だってさ。」
「あれだけ騒いだわりに、当の犯人達はあっけなかったな。」
「アトレス・ガクロンも、子孫を残すために必死になって大木に卵を生みつけただけなんだろうな。
熱に強いのも、今の地球の環境に耐えていくための進化だったんだろうし。」
「なんだよレイジ、えらくまっとうに語るじゃん。」
「でも確かに、ここ最近の地球の暑さは尋常じゃないわよね。
アトレス・ガクロンの気持ち、わかるかも。ですよね、隊長。」
「そうだな。
北極が地図から消えたのも、どれくらい前の事だったか――」


次回 ウルトラマンクラウス 第15話


「裏切りの戦い」

101 :名無しより愛をこめて:2007/02/06(火) 12:27:30 ID:GxmKBiIp0
 前回、ブラックナックルの末路を見せ付けられたことで、西野家やその一帯の住民達は
へこんでいた。特に、哲夫や彼の周りの子供達はすっかり覇気をなくしていた。
 ブラックナックル一味のやったことは最悪だ。許されるものではない。それに抗したのが
間違っていたとも思っていない。いないのだが・・・
 是非に関しては、自分達で考えるしかない。


 ウルトラマンアルファ 43 力だけ強いもの
 暴走武装・ブレッセル 出現


 ディフェンスポート。
「完成ーーーーー!!」
 技術開発担当の由美子隊員は思わず諸手を挙げて叫んだ。長いこと掛けて開発していた、
ゼバット星人の異次元の拠点を探し出すための探知システムが、遂に完成したのである。
早速基地のレーダーシステムのツールとして追加し、何時反応があるかと楽しみに待っている。
 しかし、ゼバット星人は既にウルトラマンアルファに敗れ、地球侵略から手を引いてしまった。
よってもう彼らが地球に攻めてくることもなく、レーダーに反応もない。
 まあ、知らないほうが幸せなこともある。レーダーの性能は更に上がったわけで、無駄でもない。
 一方、ウルトラマンアルファの正体を知ったまま胸に秘めている美樹と柏村はまだ悩んでいる。
斎木「最近どうしたんだお前ら? なんかおかしいぞ」
美樹、柏村「いや、別に・・・」

102 :名無しより愛をこめて:2007/02/06(火) 12:30:55 ID:GxmKBiIp0
 再び西野家周辺。
 町内会長は沈みがちな人々を盛り上げるため、空元気でも明るく振舞っていた。
 朝、西野宅から登校のために出てきた恵と、彼女を送る達志を見つけ、
「ようお二人さん、幸先はどうだい」
 恵と達志はあからさまに赤くなる。
恵「朝からセクハラですか、会長さん!!」
会長「やっはっはー。どうだい城先生、恵ちゃんのご両親はもう問題ないんだから、あんたの家族にも
そろそろ挨拶しとくと言うのは」
達志「え・・・」
 達志の様子が変わるのを、いぶかしむ恵と会長。
恵「どうかしたんですか、先生?」
達志「あ、いや、何でもないんだ・・・会長さん、申し出は嬉しいんですが、僕の家族はちょっと
おいそれとは帰れない遠くにいるんで、直ぐというわけには・・・」
会長「お・・・おおそうか、そういえばそうだったな」
 達志が宇宙の彼方から来たウルトラマンなのを思い出す会長。
「遠く離れて地球に一人? がはははは」

 その後、達志の様子が確かに変化した。
 学校から帰ってきた恵が呼びかけても、ぼーっとしていた状態から慌てて反応することが多い。
それ以外の暇なときは、しょっちゅう空の果てを見上げている。恐らくは、宇宙の彼方の彼の故郷の
ことを思っている。しかし、恵は違和感を感じる。
 何故そう感じるのかは勘でしかないのだが、達志の表情に込められているのは単なる郷愁だけではない。
何か別のものが混じっている。だが、それが何なのかは判らない・・・

103 :名無しより愛をこめて:2007/02/06(火) 12:32:23 ID:GxmKBiIp0
「?」
 ベランダで空を見上げていた達志の表情が又変わり、厳しく強張ったのに恵は気付く。
 この変化が何かは、長い付き合いで直ぐ判る。宇宙から、又達志=アルファが戦うべき敵が迫っている
ことを彼が察知したのだ。
 同じ頃、由美子によって性能強化されたレーダーにもその外敵が捉えられ、ソニックビート小隊三機も
出動する。

 地球に侵入した物体は結構高速で、達志が変身して駆けつけたアルファとソニックビート小隊が
同時に遭遇したときには、既に東京郊外の山中に滞空していた。
美樹「何・・・これ?」
 見たところ、怪獣でも宇宙人でもない。アルファと同じくらいの大きさの、機械・・・なのか?
メタリックな質感の金属で構成された物体。侵略者の円盤か機動兵器かとも思われたが、やがて、見守る
一同、嫌な予感がしてきた。
 問題の物体だが、そのカラーリング・・・
 赤と銀のツートン。
 しかも、アルファはこの物体の形が何か、かつて自分が見たことがあるものに似ていると感じていた。
何だったか・・・?
 やがて、物体は、ちかちかとランプを点滅させ、びこびこ音を立て・・・目の前の一同を、標的と認識した。
そして、ソニックビート小隊の方を先に攻撃。その攻撃手段を見た瞬間、アルファは自分の記憶が
何だったのかやっと思い出した。
 だが、間に合わなかった。
 物体はその全体から、三日月のような形の光の刃を、素早く無数に吐き出した。
 避ける間もなく被弾したソニックビートは、翼や表面を斬りつけられた。火花を散らし、失速して
周囲の地上に三機とも胴体難着陸。煙を噴く。大破しなかったのはひたすら由美子の頑丈な設計ゆえだが、
もう飛べない。
柏村「ぐうう・・・強化型戦闘機のソニックビートが一撃で・・・!?」
斎木「くそ、動け! 動いてくれ!」

104 :名無しより愛をこめて:2007/02/06(火) 12:34:44 ID:GxmKBiIp0
 地に墜ちた三機に、怪物体はとどめを刺そうと更に光の刃を放つ。
 だが、寸前で割って入ったアルファの、アルファブレードの回転防御で弾かれて阻止された。
『思い出した・・・この攻撃は、ウルトラブレスレット!』
 そう、巨大な怪物体の形状は、元祖ウルトラ兄弟の一員たる勇士・帰ってきたウルトラマンの万能武器・ウルトラ
ブレスレットに酷似している。更に、タロウのキングブレスレットやレオのアームブレスレットの意匠も
混じっている。そして、今さっきの攻撃も、ブレスレットが変形して放たれるウルトラスパークと同じものだ。
念のため、アルファは超視力で物体の構造を透視する。
『・・・構造も、ブレスレットのそれと同じだ! 何故こんなものが地球に、しかも襲って来る!?』
 考える暇などない。アルファを次の目標にした物体は、ハリネズミのように全体から無数の鋭い突起を突出させ、
打ち出した。その一本一本が、ウルトラランス。ホーミングミサイルのように、それぞれがアルファに誘導されて
飛んでくる。
『何故・・・何故だ!?』
 動揺したアルファの動きが鈍る。カウンターを返す余裕もなく、交わすので精一杯。外れたランスは周囲の山や地面に
ぐさぐさとぶっ刺さる。市街地だったら大惨事だったところだ。
 それでなくても、元来この手の相手はウルトラマンにとっては相性が悪い。普通の怪獣と違い、頭も四肢もない只の塊は、
どういう攻撃をしてくるのか初手が読めない。ピンチに陥るケースも非常に多い。
 遂に交わしきれなくなり、ブレードを抜いて抜き身で弾き続ける。だが、ランスの強度はブレードの刃と拮抗しており、
段々ブレードの刃が欠けていく。いずれは限界が来る。時間が立てば刃は再生するのだが、この状況ではその前に
アルファ自身の安否が危ない。
 これまでのようには行かなくなるというゼバットリーダーの警告が思い出される。

105 :名無しより愛をこめて:2007/02/06(火) 12:36:17 ID:GxmKBiIp0
 アルファは手を変え、一旦久々のウルトラ変わり身で巨大丸太を出してそっちに攻撃を集中させる。その隙に
宙高く跳び、ギャラシウム光線を発射。
 だが・・・怪物体は、全体をいきなり現れた装甲で覆い、必殺のギャラシウム光線をも弾いてしまった。その装甲が
何に似ているか。ウルトラディフェンダー。
 決めになると思われた攻撃を止められて驚くアルファの不意を突き、怪物体は又瞬時に変形。ランスの嵐が飛んできた。
貫かれこそしなかったものの、全身に強力な突きを受けて火花が散り、地に叩き落される。警告のカラータイマーが鳴り出す。
 とどめの一撃を放つべく、怪物体は一際大振りのランスを正面から出し、アルファに向けて構える。手痛いダメージを受けて
膝を付いているアルファ。次は多分避けきれない。
『ギャラシウム光線も効かないとは・・・どうすればいい!?』
 必死で策を練るアルファ。
 その視界の脇に、地上に針山のように並んでいるランスの一本が入る。
『・・・あれと同じ材質の武器なら、或いは・・・』

 飛んでくる巨大ランス。
 アルファは地上のランスの一本を抜き、敢えて前に踏み出す。
 手に持つランスで、ぎりぎりまで迫った相手のランスを弾く。反れたランスの切っ先が肩にかすり、激痛が走るが、
致命傷は避ける。その勢いで、自分の持つランスを神速で前に投げる。
 ランスは、素早くウルトラディフェンダーを展開して身を守った怪物体をも、アルファの渾身の一撃で貫通した。
 その一撃は動力部に直撃し、怪物体はぐらりと傾いた後、大爆発して散った。
 全身で爆発の余波からソニックビートを守っているアルファ。ぎりぎりの勝利だった。
 しかし、もやもやした思いは晴れない。
『一体・・・何だったんだ・・・!?』

106 :名無しより愛をこめて:2007/02/06(火) 12:37:44 ID:GxmKBiIp0
 一連の状況を、宇宙から超感覚で観察していた一団がいた。
『ブレッセルを下したか』
『当然だ。これまでの戦闘データからある程度奴の力量を測った上で送り込んだからな。地球への被害も出来るだけ
最小限で済むように考慮したのだ。これくらいはこなしてもらわねば困る』
『次はどうする? もう少し様子を見るか・・・』
『それとも、一気にレベルを上げて攻めに入るか・・・』
 ブレッセルと呼ばれる怪物体を送ったのは、地球侵略を狙う宇宙人とかの類ではない。
 現役の宇宙警備隊の中堅メンバー・・・ウルトラマン達だった。

 続く。

107 :イースリング:2007/02/06(火) 14:47:31 ID:h03xID3v0
>アレス作者様
2話にして、主人公が思い切り恋してしまってますね!
周りがこんな気づいてるなんて驚きました(笑
これからの活躍楽しみです。

108 :イースリング:2007/02/06(火) 14:55:21 ID:h03xID3v0
第27話「隆一郎の真実」獄魔ヴァザー・ウォール

健一はアメリカへ出発し、再びいつもの生活に戻ったある日。
隆一郎には気にかかったことがある。
バド・リューの死の悲しみを乗り越え、家でくつろいでいたのだが、
何のことなのか、すごく気になるのだ。
それは、ゴウ・マグマのいった「お前は人間といえるかもしれないがな」というところ。
自分が人間?
正式な人間体になれるからであろうか。
だが、そんなことでずっと悩んでいるわけにもいかない。
隆一郎はバイクで街を走り出す。

すると、とある美術館が開館されていた。
『平和美術館』なるもの。
戦争などの被害者の一覧や、どんな被害が起きたかの詳細がこれでもかというぐらい並んでいる。
隆一郎「昔にはこんなことがあったのか・・・」
そして最近の被害の欄には、2977年-サターンズ襲来と記されていた。
隆一郎「23年前のサターンズ襲来!!一体どんなことが。。。」
そこには、死者100名行方不明者35名とあった。
さらには、「生まれたての子供とその父親を誘拐!母は未だ行方を捜す」と。
隆一郎「何故、サターンズはこんなことができるんだ?!
     同じ生き物だというのに・・・・」
と、美術館にいる観客全員が騒ぎ始めた。
辺りを見ると、ギライバーが!
隆一郎「貴様、また侵略を!」
ギライバー「ふふふ・・・。
       どうやらその誘拐について興味があるようね。」
隆一郎「あぁ!一体どこへやった?」
ギライバー「う〜ん、サターンズの身の回りっつたら身の回りね」
隆一郎「早く返すんだ!」
ギライバー「一人はシャキシャキとここで生きているではないか」
隆一郎「ここにいるのか?!一体どこだ・・・・」

109 :イースリング:2007/02/06(火) 14:56:35 ID:h03xID3v0
ギライバー「まだわからないのか?
       教えてやろう。それはお前!隆一郎自信なのさ!」
隆一郎「ぇ?!!!」
衝撃すぎて声が出ない・・・・。
隆一郎「俺が・・・誘拐された被害者?」
ギライバー「そう。
       今ここで初めて教えてやるが、お前は人間として生まれていたのだよ。
       だがお前には何か”強さ”という・・・強烈なオーラを感じた。
       だからお前を誘拐し、23年間カプセルに閉じ込めて、サターンズ生物にしたのだ。」
隆一郎「う・・・嘘だ・・・」
ギライバー「嘘じゃない。
       お前が完璧な人間体を持っているのが何よりの証拠だ。」
隆一郎「俺が人間だっただと・・・。も、もう一人の父親というのは?!」
ギライバー「お前の父親も誘拐したのさ。
       今はNo.100としてカプセルに進化を遂げている途中だがな。」
隆一郎「・・・・・」
ショックのあまり両膝をつき、力尽きてしまう隆一郎。
そこを狙い、ギライバーは光線を発射!
モロに食らい、爆発で吹き飛んでしまう。

外ではNo.039のヴァザー・ウォールが大暴れ!
青と肌色と茶色が目立つ、頭が二つあるドラゴンである!
尾も顔となっており、前後をを炎で攻撃する。
ショックでフラフラしながらフラッシュラッシュを掲げて変身するイースリング。
だが、全く力が入らず頭の体当たりや炎攻撃。
噛まれるなどの連続攻撃を食らい負けてしまったのだ・・・・

CM

110 :イースリング:2007/02/06(火) 14:58:43 ID:h03xID3v0
人間体で傷だらけの体を引っ張り、バイクに乗る隆一郎。
ヴァザーはいまだ暴れている。
隆一郎「これで攻撃だ・・・・。」
しかし、イースリングライダーの光線もほぼ効かない。
そしてある事に気づいた。
隆一郎「ということは・・・俺には母親がいるんだ!
     しかし何処・・・」
すると雅人と麻紀がイースザレーザーを掲げて、隆一郎の元へ!
雅人「奥菜さん、大丈夫ですか!」
麻紀「さあ、遠くから狙い打ちましょう。」
隆一郎「。。。俺は・・・俺は・・・元は人間だったんだ・・・・・・」
いきなりの発言に戸惑う二人。
雅人「え?何をいってるんですか?!」
隆一郎「俺は・・生まれてすぐに父親とともに誘拐されて、
     サターンズ生物に変えられていたんだ!!父親と共に!」
雅人・麻紀「え?!・・・・・」三人黙りあってしまう・・・。
隆一郎「俺も始めて知ったんだが・・・・ショックで仕方ない。
     サターンズが憎くてしょうがないんだ!
     親父も今同じ運命らしいんだ。母親も俺等を探しているらしい。」
麻紀「隆一郎さん。。。」
するとヴァザー・ウォールが三人を踏みつけようとしている!
と、イースリング・ライダーがレーザー・バリアを張ったのだ!
助かったと安心する三人がは走ってその場から走る。
そこへゴウ・マグマまで現れた。
隆一郎「くっ!貴様。この前のあの発言はこういうことだったのか・・・・」
ゴウ・マグマ「そうだ。何が悪い?
         貴様は元人間。だが今はサターンズ生物なのだ。
         この現実をちゃんと受け止めるんだぞ。」
隆一郎「うるせえ!」
と殴りかかろうとするが、逆に捕らえられてしまう。
直後にフラッシュ・ラッシュを掲げて変身!
巨大化してすぐにニードル・ラッガーをゴウ・マグマに投げつけるが、避けられて消え去ってしまった。

111 :イースリング:2007/02/06(火) 15:00:32 ID:h03xID3v0
そしてヴァザー・ウォールとの最終決戦!
やはり2つある首の攻撃には苦戦するが、G・ソードを思い切り振り回し、両首を切り捨てた!
倒した!と、喜んだのもつかぬま、切れた首が勝手に動き出し、イースリングに噛み付いてきたのだ!
びっくりする雅人と麻紀だが、イースザレーザーで救出。
最後はエモーション光線で、首、体を燃やし尽くした。

戦いは終えたが、ショックでうつむく隆一郎。
後ろからその姿を見るしかない雅人と麻紀・・・・。
隆一郎(だがここでくじけたら終わりだ!まずは・・・俺の母さんを探さなければ!
     そして父さんを必ず救出してみせる)
隆一郎の新たな戦いが始まった。

つづく

次回予告
第28話「襲われた街」冴喰(サエジキ)キレリオン、冴喰ミニオン

自分は人間として生まれていたと知ったショックで力が出ない隆一郎。
そして、一人の女性と出会う。
彼女こそが母親なのか?!
お楽しみ。

112 :イースリング:2007/02/06(火) 15:24:15 ID:h03xID3v0
>アルファ作者様
33話が、もう・・・滅茶苦茶・・面白かったです。
過去に何度かあった、この敵の手法を逆手に(?)使った、このような話は
斬新であり、まさかゼバット達は西野家が正体を把握済みだと知らないとは・・・と、思いました。
怪獣現れてもちょっと冷静な恵も面白かったり(笑

113 :アルファ作者:2007/02/06(火) 23:27:27 ID:OsO84fo20
まとめサイトでバドの最期見ました。

殉職多すぎだ! 皆いい奴なのに!

114 :名無しより愛をこめて:2007/02/07(水) 15:01:25 ID:lC83N3370
 ウルトラマンアルファ 44 プラズマハザード
 ウルトラビースト・レッドシルバー 出現


 前回ウルトラマンアルファは、突如地球に襲来した怪物体・ブレッセルによって危機に陥った。明らかにM87星系の
技術によるものとしか思えないブレッセル。アルファ=達志は宇宙警備隊にウルトラサインを送り、問い合わせて
みようとして・・・思いとどまった。
 よく考えたら、達志は現在宇宙警備隊の管轄下から離反している身である。厳密には様子見のためジャネットが
随時監視しているが、基本的に達志は宇宙警備隊の命令で動いているわけではない。逆に、達志が困っているからといって
宇宙警備隊が援護せねばならない義理もない。
 そこまで考えて、思い当たった。以前ジャネットが言っていた、正体がばれてもアルファが地球に滞在し続けている
ことが、他の多くの宇宙警備隊員の不興を買っているという話。
「まさか・・・」

 ディフェンスポートでは、ブレッセルの攻撃で大破したソニックビート各機の修理中。既に開発されてから結構
時期が経っており、予備機の用意も出来ないわけではない。だが、敵の余りにも圧倒的な力は、特命防衛隊に深刻な
不安を与えていた。
斎木「次又ソニックビートで出撃したとして、通用するのか? アルファでさえあんなにテンパってたのに・・・」
美樹、柏村「・・・・・・」

115 :名無しより愛をこめて:2007/02/07(水) 15:02:27 ID:lC83N3370
 宇宙警備隊。
「どういうつもりですか」
 デリート隊長は、眼前に並んだ宇宙警備隊員達に問うた。各々が外見的に特徴に乏しいので判りにくいが、彼らは、
地球にブレッセルを送った一団である。デリートに問われても怖気づく様子もない。
「ウルトラマンアルファは正体が地球人に判明したにも関わらず現地に留まり続ける、その資格があるかどうかの
試験とやらを受けているという話を聞きました。我々も、その資格を測るための働きかけをさせてもらったまでです」
「その件は現在ジャネットに一任しています。今はゼバット・ノアン連合の護送直後でまだ光の国にいますが、
直ぐ地球へ戻す予定です」
「そうした処断を行うのが、何故貴方の独断なのですか、デリート隊長」
「独断ではありません。既に私の責任で上層部に許可は取ってあります」
「私達は納得していません」
「・・・・・・」
「はっきり言わせてもらいます。本来、地球人に正体の知れたウルトラマンが現地に留まり続けること自体が大罪に
値するのです」
「ウルトラマンは地球人の力など遥かに超越した存在です。その分を弁え、只地球防衛のために超越者として外敵を
倒し続け、任期が終わるか新しい命令を受けるか正体が知れるかすれば光の国へ帰る。それ以外のことなど
必要ありません」
「地球人に必要以上に干渉し、まして家族同然となるなどもってのほかです。下手に関係を育んだ所で、一年もすればどうせ
宇宙へ帰らなければならないのですから無駄です」
「なのに、アルファはああいう暴挙に出ました。表立っていないだけで、不満を感じているのは私達だけではありません」
「相応の代償を支払ってもらわねば示しが付きません」
「・・・そこまでアルファ君を許せませんか」
「許せません」
「奴の勝手を只看過するというなら、私達も今後勝手にさせてもらいます」

116 :名無しより愛をこめて:2007/02/07(水) 15:03:53 ID:lC83N3370
 デリートは溜息を付いた後、
「『プラズマハザード』の産物を送り付けなければならないほどの話ですか?」
「話です」
「如何なる敵が来ようとも跳ね除け、奴が家族同然とほざく現地人共々地球の全てを守り抜く、そうアルファは吠えた
そうですからね」
「やってもらおうじゃないですか」

『プラズマハザード』とは何か。
 遥か昔、本来地球人と然程変わらない姿だったM78星人は、彼らの超文明の象徴たる人工太陽・プラズマスパークの
暴走事故により、大量に発生したディファレーターエネルギーの影響で、現在のような姿の光の超人・ウルトラマンと
なった。彼らはそれによって得られた強大な超能力を宇宙の平和を守るために使うことにし、宇宙警備隊が結成されて
現在も宇宙各地の平和のために働いているのはご存知の通りである。
 だが、ディファレーターエネルギーの影響を受けたのは、M78星人だけではない。
 膨大なエネルギーの放射が、宇宙各地の他の生態系にも影響を与え、結果、怪獣と言っても差し支えない異常な変異生物が
大量に蔓延してしまったのである。
 宇宙警備隊は責任上それらの変異体に対処することも任務の一環とし、狩り出しを続けているが、未だに根絶には
至っておらず、まだまだ多くの変異体が各地で迷惑を掛けているのが現状である。この変異体による害、或いは変異体
そのものを指し『プラズマハザード』という忌むべき呼称が存在するのである。
 ・・・ここまで書いて、マガジンZの、ゼットンに牙が生えたり頭の五つあるべムスターが出て来たりするあの漫画と被って
しまっているのに気づいたが、今更取り下げるのもモチベーションが下がるのでもうこのまま行く。パクリと謗るなら謗れ。
 で。
 ブレッセルは、実は人工物ではなく、プラズマハザードによって無機物であるはずの鉱物が変質した、不幸な
機械生命体である。天然で、ウルトラブレスレットと同様の機能を持ってしまったのだ。

117 :名無しより愛をこめて:2007/02/07(水) 15:05:29 ID:lC83N3370
 アルファの地球滞在資格試験と言いながら、実際は狭窄なエゴによって宇宙警備隊への強制送還を目論むこの悲しい
その他ウルトラマン達は、プラズマスパークの強力な力を持った変異怪獣を、ワームホールを経由して地球へ次々誘導して
差し向け、アルファを徹底的に痛め付けて力ずくで地球に留まる気力を殺ごうとしているだけなのである。
 地球侵略狙いでこそないが、ゼバットリーダーの警告通り、確かに無茶苦茶たちが悪い。
 この時代、宇宙警備隊は組織として巨大になりすぎていた。組織が肥大化すれば、デリート達の様な中間管理職を配置
したところでどうしても末端まで神経が行き届かなくなり、こういうろくでもないのも出てくるのである。
「大体、あれじゃないですか。地球の現地人達は今回自力でナックル共を実力排除したそうじゃないですか」
「そこまでやるようになった種族を、本当に我々ウルトラマンが現地駐留してまで守る必要があるんですか?」
「はい判りました! 判りました判りました!」
 デリートは様子を見ざるを得なくなった。下手に神経を逆撫でするようなことを言うと何時までも絡んでくる。
 かくして、アルファ強制送還強硬派一同は次の手先を送る。

 又嫌なものが地上に降下した。
 ウルトラビースト・レッドシルバー。
 ウルトラマンではない。ウルトラビースト。
 フォルムそのものは長い尾や鋭い爪や牙を持った、見るからに凶暴な怪獣。だがその体色が、又も赤と銀のツートン。
ディファレーターエネルギーでウルトラマンと同じ形質・能力を持ってしまった怪獣である。
 迎え撃つアルファもここまで来ると何が起こっているのか大体察し、げんなりしていた。
 ソニックビートの修理がまだ終わっておらず、直ったところで有効策が見つからないため、特命防衛隊一同は
ディフェンスポートから様子見。無論そんな状態で納得行くわけはなく、モニターで見届けながら何か手が
ないかと考え続けているのだが。
 今回の戦場も山あいだが、近場に街の景色が見えている。気を抜くと街に被害が及ぶ。
 街の人々は不安に怯えている。ブレッセルのことは既に風評になっており、続いてウルトラマンと共通項の多い
敵が来たことで。アルファ強制送還強硬派はそこらへんの演出効果まで見込んでいた。

118 :名無しより愛をこめて:2007/02/07(水) 15:09:04 ID:lC83N3370
『僕一人相手なら何やってもいいが・・・他の人達にまで当てこすりをするな!!』
 アルファはレッドシルバーと戦いを始める。
 レッドシルバーは怪獣として尻尾での打撃や噛み付きなどの基本的な攻撃もしてくる一方、組んだ腕や目や
額から光線を撃ち『ジュワッ!!』と鳴きながら両手を伸ばしてきーんと空を飛んで迫ってきたりする。徹底的に
人々に悪印象を植え付ける気だ。
『好い加減にしろ!!』
 アルファはレッドシルバーを空中で押さえ込んで地に叩き落し、動きを封じようとする。だが、レッドシルバーの
パワーは強大で中々参らない。寧ろ押し返され、そのままずるずると麓の街のほうに押される。このままでは街に被害が及ぶ。
『くそ・・・本気なのか!?』

 大気圏外で様子を見ている強硬派一同。
『おい、まずくないか』
『判っているさ。アルファの奴に自分の無力さを思い知らせればそれでいい。レッドシルバーは制御装置でちゃんと
行き過ぎたことをしないように・・・』
 警備隊員Aはブレスレットに仕込んだコントローラーを操作し、レッドシルバーの動きを抑えようとする。
 だが。
『・・・あれ?』
 スイッチをがちゃがちゃやるが、レッドシルバーの動きは止まらない。
『おい、故障か!?』
『違う! これは・・・』

 彼らは、プラズマハザードによって生まれた変異体の力を甘く見ていた。過度に興奮したレッドシルバーは
コントローラー程度では抑えきれず、暴走したのである。

119 :名無しより愛をこめて:2007/02/07(水) 15:10:17 ID:lC83N3370
 力任せにアルファを振り払い、滅茶苦茶に暴れ、四方八方にビームを撃ちだす。ビームは山を吹き飛ばし、土砂崩れが
麓を襲い、更にビームの猛威は街にも及び、建造物が次々爆破される。街には、まだ避難を終えていない人が大勢いる。
『やめろーーーーーッ!!』
 アルファも、まさか強硬派が本当に街に被害を出すとは、というより、彼らがここまで万一の事態への危機感がないとは
思っておらず、対応が遅れた。
 激しい後悔を噛み締めてアルファブレードを抜く。そして、久々のウルトラ居合い抜きを放つ。
 見えない斬撃がレッドシルバーのいる空間をじわじわと支配し、圧倒的なパワーを放っていたレッドシルバーの体が、
もやのようにぼやけ、血の霧と化していく。原子分解に近いレベルで微塵切りにされているのだ。その血煙の一粒一粒も
更に寸断される。
 本気を出せばプラズマハザード変異体さえも敵ではなかった。レッドシルバーは完全に消滅した。

 だが、時既に遅く、街は地獄の惨状を呈していた。路上にはビルの崩れた瓦礫が散乱し、市民達も死んだり大怪我を
負ったりして転がっている。
『もっと早く・・・全力を出していれば・・・!』
 激しい精神的苦痛に呻くアルファ。

 強硬派一同も困っていた。地球現地に自分達で怪獣を送り込んで被害を出したとなれば・・・しかも、ウルトラマンが・・・、
幾ら何でも宇宙警備隊上層部からの相応の処分は免れない。アルファの警備隊離反より遥かに問題である。
『どうするのだ!?』
 ヒステリックに叫ぶ警備隊員Bの声を受けたリーダー格の警備隊員Aが、
『・・・とにかく、現地に向かおう』

120 :名無しより愛をこめて:2007/02/07(水) 15:12:12 ID:lC83N3370
 おずおずと地上に降下してきたウルトラマンの一団を、アルファはねめつける。
『今頃何しにきた!?』
『・・・まあ、そう興奮するな。始末をつければいいのだろう?』
『始末・・・?』
『我々は宇宙の秩序の守り手たるウルトラマンだからな。どうとでもなる』
 そういうと、ウルトラマン達は、破壊された街に向けて手をかざした。

『街再生光線!!』
『死人生き返らせ光線!!』

 凄くやる気のない技名を叫び、手からウルトラ水流で火事を消すかのごとく、適当な光線をちょろちょろと出して
街に散布する。すると、壊されたビルや死傷者がフイルム逆転再生そのままでぴゅるぴゅるとせわしなく動きながら、修復し、
生き返った。人々は何が起こったのかときょときょとしている。
『・・・・・・・・・・・・・・・』
 絶句しているアルファにウルトラマン達は、
『ほら、ちゃんと元に戻しただろう』
『・・・・・・』
『そうさ、我々は生命の摂理からさえも自由なウルトラマンなのだ』
『幾ら被害を出そうが、命を二つでも三つでも百個二百個でも適当に持ってきて、犠牲者をちゃんと生き返らせれば
どうってことない』
『我々は地球人などより遥かに高等で超越した種族なのだから・・・』
 そこまで言った一同の、能面のように変わらないはずのウルトラマンの表情が、凍りついた。
 太陽を背に真っ黒な影になって目とカラータイマーだけ爛々と光らせたウルトラマンアルファが、刃をぎらつかせた
アルファブレードをかざし、彼らの反応など到底間に合わない速さで走り迫ってきた・・・!!

 続く。

121 :リュウラ著者:2007/02/07(水) 15:30:54 ID:jkx+hEwF0
アレス作者さま
「主人公調子乗る」展開。早い段階で一度はやっておかないとね。状況説明がやたらと具体的で分かりやすい話でした。
ちょうど一昨日タロウのDVD手に入れましてね。隊長が名古○屋章ボイスにしか聞こえません。どうしましょう
クラウス作者さま
怪獣はエーアールが壊滅させ、ウルトラマンは虫を撃破。という考えてみれば地味な状況にもかかわらず、
特にエーアールの活躍が上手く描かれていたと思います。最後のストレートなメッセージ性が強烈です。
イースリング作者さま
ちょっと待った、西暦3000年だったんすか?で、まあそれはいい。
父ちゃんが生物に改造されてるというハードな展開がもうミラクルで妖怪シリーズ書いてた方と同一人物には見えなかったりして凄いです。
アルファ作者さま
強敵っつうのはウルトラマンでしたか。うわ現在の状況が冗談でなくシビア。
宇宙警備隊も一枚岩ではないんですね。連中がゾフィの行いを曲解してるのがもう非常に腹が立ちますね。
それから、非常に細かい事なんですが「『この時代、』宇宙警備隊は組織として巨大になりすぎていた」という記述が個人的に気になります。


122 :ウルトラマンリュウラ:2007/02/07(水) 15:33:08 ID:jkx+hEwF0
第三十七章 とりくんと咎人
暗黒闘士ヅサ、ノゴ発現

軍人とは、本来人を殺すものである。邪仙や神々との戦いに終始するレイハにいると、どうしてもそのことを失念してしまう。
レイハへ所属する以前、帝都治安維持院に勤めている間のヒスイは、周囲から浮いていたと言っていい。
治安維持院は任務の性質上、場合によっては罪人を殺す事で事態の収拾を図る事も多い。
東京と、そこに住む民の安寧を守るためといえど、他者の命を奪う感触は絶対に楽しいものではない。
しかし、同僚の中には任務において殺した者の数を自慢しあって喜ぶ者も多かった。
ヒスイは連中と最大限距離を置き、黙々と任を遂行し続けていた。人を殺すのが自分の仕事だ。
だが、人殺しを楽しむ人間にはなりたくない。だから今でも、レイハ以外の軍人には敵が多い。
「慣れたハズなのにな…。」
真夜中、月光に照らされる露台でヒスイは自嘲する。
今日、自分がウルトラマンとして殺した人数は三人になった。一人目は暗黒闘士ゼオ、サガミ シュン。
二人目は先代のウルトラマンカルラ、鞍馬浅黄尊(クラマノアサギノミコト)。
三人目は…。
その日の朝から、順を追って説明しよう。

朝、ロクドウトキツグはいつものように、ワタリベの妻フユミが経営する甘味処へ出勤していた。
だが、しばらくして客の一人を、トキツグの中のガルーダが注視し始めた。
(トキツグ、客の一人が、何か強い悪意の影響を受けている。その悪意というのが、『大陸よりの怨念が、光の一族と高天原を包み込む』と…)
トキツグはガルーダの示した客へタックルを決める。店外へぶっ飛ばし、間髪入れずに召喚したサンダーボルト・クローの穂先を突きつける。
「お前、邪仙か?この人から出てけ!」
「…おれは正気さ。そして、『英雄』になるんだ。」
男はトキツグを振り払うと十字型の奇妙な装具をかざす。そこから溢れ出る闇に包まれ、男は未知の巨人へ変身した!


123 :ウルトラマンリュウラ:2007/02/07(水) 15:34:39 ID:jkx+hEwF0
(あれは、暗黒闘士!)
驚くガルーダ、周囲を破壊し始める巨人=暗黒闘士ヅサ。トキツグはフユミを逃がすと、ヅサの様子を見る。
破壊に酔っている…ようだが、どこかその様子は虚ろだ。何者かの支配下にあるようにも見える。
「ガルーダ!アイツ、人間が変身したぞ!ウルトラマンなのか?」
ガルーダは何も言わない。むしろ、口に出す事を拒んでいる。
今重要なのはヅサの正体か?街の民か?決まっている。
「出でよ、カルラ!」

トキツグはカルラへ転化、敵が拳から放つ破壊光線を、長槍へ引き伸ばしたセントラルクローで弾く。
更にショットスパークルで敵の動きを鈍らせ、突進。
首を押さえ込み腹部を何度も殴打、投げ飛ばし、起き上がったところを顔面に蹴りこむ。
そして再びセントラルクローを現出、ウイングインパクトを放とうとする。が、ヅサはその隙を突いて破壊光線を繰り出した!
敵の体力は相当なものであり、動きも早いため、ウイングインパクトでは捉えきれない。
カルラはセントラルクローから、霊光閃ソードスパークルを発射し、敵の胸部に重傷を負わせる。
この隙に、威力は劣るが速度に勝るセントラルスティンガーを発射。ソードスパークルで傷を受けていたヅサは、この一撃で倒れ行く。

カルラはトキツグの姿に戻り、倒れたヅサを調べる…と、奴は人間の姿に戻った。
変身に使用した十字型の装具は崩れ去り、ヅサに変身した男は…カルラの攻撃を受けた箇所から流血し、既に息絶えていた。
「…ガルーダ、てめえ、何で言ってくれなかった…。コイツの正体、人間じゃねえか…。」
(トキツグ、君の事だ、彼の正体を明かせば確実に戦意を喪失するだろうと思ってね…。)
「ふざけんな!人一人の命だろ!…この人は…オレが殺したんだ…。」
トキツグは、その場に座り込んだ。立っていられなかったという方が正しい。


124 :ウルトラマンリュウラ:2007/02/07(水) 15:36:26 ID:jkx+hEwF0
昼。軍日本基地。レイハによるヅサの解析が進められていた。
「この存在は、以前地底獣ネロギを囮としてリュウラと闘った、暗黒闘士ゼオと同種のものと思われます。ただ…そもそもゼオが何者だったかよく分かんないんだよな…。」
頼りなくぼやくヘキ。ゼオの正体が人間であったことは解析済み。ただ、暗黒闘士はウルトラマンではない。どこで力を手に入れたかが不明なのだ。ユリノが
「神と融合して転化するわけじゃないの?」
問うが、
「ゼオやヅサから神は感じられない。『神が干渉している』のは確実なんだけどね…。」
「『干渉してる』けど、『融合してる』わけじゃないんだ。」
となると、「干渉した」神が何処に祀られている存在なのかを調査しないと。その時、指令房へ一人の男が入ってきた。
「こんにちは。ちょいとお邪魔しやすよ。」
男と目が合うヘキ。…
「………将軍!」
びびるヘキ、傍らのユリノ、ゼオに関する書簡を読んで唸っていたヒスイ、賭け将棋していたフナトとワタリベが一気に整列する。
ツルギヤマ将軍。四十歳。日本基地幕府に出向する官の中で最高の権限を持つ男。
「…あら将軍。どうも。」
会釈だけして編み物に戻るゴジョウ。カンナは寝ている。
「…それでねえ、あっしが何でお邪魔したかというと、中国基地が面白いモンを発掘しましてねえ。」
それは、数千個には達するであろう十字型の奇妙な装具。これを見たゴジョウが編み物の手を止める。
「…興味深いですね将軍。これって…闇の一族の?」
「鋭いねえ。そう、暗黒闘士の転身呪具だ。」
闇の一族?その瞬間、レイハの司馬達は全員、全く同じことを考えた。
(また設定増やしたのかよ。)
いや、そうではない。そうではないのだ。第八章を参照してもらいたい。少しの間をおき、ヒスイとヘキが思い出した。
「そういえば暗黒闘士ゼオは『自分は闇の一族から力を授かった』って言ってたよね!?」
将軍の前にも関わらずタメ口になってしまったヘキ。闇の一族とは、以前日本基地へ侵入しカンナ拉致を企てた「光の一族」とは異なる存在なのだろうか?ゴジョウが解説を始めた。

125 :ウルトラマンリュウラ:2007/02/07(水) 15:39:17 ID:jkx+hEwF0
光の一族も闇の一族も、そもそもは次元の狭間にある「神山」に棲み、神々へ仕えてきた民族。
ラゴウやミカヅチなど、宇宙の摂理を操る高位の神々に仕えるのが光の一族。
神壁の形成を初めとし、地球に住み地球へ加護を与える低位の神々に仕えるのが闇の一族。
しかし、闇の一族は現在滅びたといえる。
旧暦の最終戦争中断からしばらくして、闇の一族における過激派が光の一族及び高位の神々に対抗すべく、ある神の力を借り「暗黒闘士」へ転化する呪具を開発した。
その神は暗黒闘士を率いて高位の神々へ殴り込みをかけた。
だが結局暗黒闘士の軍勢は敗北。彼らを皆殺しにしようとする高位の神々であったが、
その中で最高の権力を持つ女神「西王母」がこれを止め、暗黒闘士の転身呪具を無力化するに留めた。
その後、闇の一族は呪具を封印し、光の一族と和平交渉を始めるものの、疑心暗鬼にかられた光の一族の手でほぼ全滅させられた。
そして、軍を率いた「その神」だけは西王母も見過ごせず、彼女の手で何処かに封印されたという。

「その呪具が突然中国で出土し、幾つかが日本に出回り、暗黒闘士を生み出した、と。」
しかし、西王母は最高の権威を持つ女神だと聞いている。彼女が封じた呪具がそう簡単に再起動するだろうか?
「大体、その『暗黒闘士の軍勢を率いた神』はどうして殺されなかったんですか?」
ユリノの指摘には、ツルギヤマ将軍が応じる。
「神々の事はよくわからないけれどもねえ、おかしいと思いやせんか?
神話じゃあ神々の支配を任されてんのは『天照大神』(アマテラスオオミカミ)のハズさね。
何でまた最高の権力者が西王母に取って代わられてるのやら…。でもまあ、もしもアマテラスがご存命なら、
『その神』を殺そうとした西王母を説得して封印に留めてもらったのかもね。姉弟の情ってヤツで。」
姉弟?ヒスイは、ツルギヤマ将軍が何を言わんとしているか感づいた。



126 :ウルトラマンリュウラ:2007/02/07(水) 15:40:34 ID:jkx+hEwF0
「暗黒闘士の呪具は西王母によって無力化された。だが、もし暗黒闘士を率いた『その神』が西王母に匹敵するだけの力を秘めており、自分への封印を弱めて呪具へ干渉したとすれば?神々や光の一族には相当な憎しみを抱いているハズだ。そしてその神は、アマテラスの、弟…。」
ヘキは青ざめて呟く。
「神話の世界、かつて神々の地、高天原を放逐された、荒ぶる神…『スサノオ』」

「どうやら発掘された呪具には、三本ばかし不足があるようだ。一つはゼオ、もう一つはカルラが殲滅したヅサの使用した呪具。つまるところ、あと一つ。それじゃ、あっしの配下のコイケを貸すから、彼と一緒に残りの呪具を探してくださいな。」
ツルギヤマは直属の神主コイケをレイハへ協力させ、杖を片手に悠然と帰っていった。
緊張を解き、激しく運動したかのように息を突くフナト以下。そして、やっとカンナが起きた。
「カンナ、話、聞いてたか?」
「ふえ…何一つ。」

夕刻、ヒスイとカンナはコイケと共に、軍用車リョウブで東京を哨戒していた。この辺りは、ワタリベ フユミが経営する店がある。
確か以前にもこの近辺が襲われた気がするが、等身大の化けモンどもで構成された全世界規模で侵略行為を働いている筈の数多くの悪の組織は基本的に番組レギュラー陣の在住する地域を集中的に狙う趣味を持っているので今更気にはならない。
呪具の反応が大きい一帯を検分するものの、手がかりは掴めない。そこへ、今朝ヅサを倒したトキツグが通りかかった。ヒスイは暗黒闘士について話を聞こうとするが…
「すいません、オレは何も知りません!」
逃げた。彼は、朝からずっと「自分が人を殺した事実」を恐れていた。そして店へ戻り、フユミへ早引きを申し出る。だが…
「レイハに入ろうと頑張ってたのに、師が自分をかばって殺された。で、軍を飛び出し、ウチで働くようになった。それってさ、責任を取ったことにはなんないよ。むしろ、責任から逃げたってことじゃない?」
自分の前歴、全て知られていた。フユミはあくまでも優しい眼差しを絶やさない。だが、トキツグはそこにいられなくなり、店を飛び出る。同時に、爆風が彼を襲った!


127 :ウルトラマンリュウラ:2007/02/07(水) 15:42:47 ID:jkx+hEwF0
そこにいたのは、第三の暗黒闘士、ノゴ。ヒスイが札を取り出し、指令房と通信しているのが見える。
「こちらマミヤ。暗黒闘士が現れました。呪具を持っていたのは、神主のコイケです!」

彼は呪具が発掘された際、既に暗黒闘士に選ばれていたのだ。
ヒスイとトキツグは、ウルトラマンとしての超感覚で敵の意思を捉える。
奴もまた「自分が英雄になる」と確信している。
「トキツグ、ワタリベの奥方を避難させろ。レイヒュウゴが到着するまで間がある。急げ!」

カンナはリョウブの空中浮揚機能を活かしノゴを迎撃するが、さほどのダメージにはなっていない。
さらに、ノゴの放つ光線で近場の商店が倒壊、ヒスイが瓦礫の下敷となってしまう。彼を助け出そうとするトキツグを制止するヒスイ。
「俺の事は気にするな、早くフユミさんらを!」
「すいません。でも、今度こそオレは!」
ヒスイは、ふと微笑んだ。
「気にするな、カルラ。俺も、ウルトラマンだから。」
以前、魂の弟と共闘した際、彼の仲間へ同じことを言った気がする。

驚くトキツグ。動けないヒスイの胸元へ光が集束し、アクアアイと化す。そのままヒスイは、トキツグの眼前でリュウラへ転化する!
しかし、リュウラの動きが鈍い。瓦礫にやられた際、どこかを痛めたようだ。
「マミヤさん!くそ…これも罪滅ぼしだ。出でよ、カルラ!」
トキツグもカルラへ転化し、加勢する。
「マミヤさん、オレが闘います。援護お願いします!」

リュウラへ頼んだ上で接近戦に持ち込むカルラ。
セントラルクローでノゴを薙ぎ払う。
敵のキックで反撃されればリュウラがショットスパークルで支援。
よろめいたノゴの横っ面を全力で殴り飛ばす。


128 :ウルトラマンリュウラ:2007/02/07(水) 15:44:02 ID:jkx+hEwF0
カルラはそのまま、立ち上がれないノゴへセントラルクローを突きつける。
だが、ちょうどその時、ヅサへ変身していた男の死に顔が頭をよぎる。そして、「人を殺す事」を再び恐れ始めた。
この隙にノゴは、カルラを懐柔する。「人を殺したくなければ、リュウラに帰ってもらえ」と。

カルラは、リュウラへ襲い掛かる。
「すいませんマミヤさん、でも、コイツは人間なんです!頼むから帰ってください!」
ヒスイの左腕の傷がリュウラに反映され、思うような闘い方ができない。と、思われたが…。
「トキツグ、ちょっと痛いぞ。」
リュウラはその左腕でカルラへ鉄拳を決めた。そのまま膝を突き、動きを止めるカルラ。
「何で…。転化前に怪我したはずなのに…。」
「お前が初めてカルラになった時も、俺は転化前に怪我しててこずってたろ。二回目だと思うと腹が立ってな。」
実際は龍の法力を僅かに左腕へ多く配分する事で傷をカバーしていたのだが、そんなことはどっちでもいい。
「少し頭を冷やしていろ。…俺の敵は、お前だけだ。」


129 :ウルトラマンリュウラ:2007/02/07(水) 15:48:15 ID:jkx+hEwF0
リュウラはノゴへ向き合うと、コウへ変身。敵の光線を全て受け流す。
しつこく撃ってくるので、受けた光線をそのまま反射する。
そして、シャイニングボムを発射!しかし、今回はその力を制御し、直撃したノゴの「暗黒闘士の力」のみを消滅させた。
暗黒闘士の姿を保てなくなり、コイケの姿へ戻っていくノゴ。カルラはその場で姿を消し、リュウラもヒスイの姿へ戻った。

倒れているコイケ。彼の持っていた呪具も消滅していた。基地あるいは大きな神宮で治療すればさほど長くはかからずに復帰できるだろう。
同時に、暗黒闘士についてより多くの情報が手に入る。彼に干渉していたスサノオの意も消え去っていた。全てが解決した…と思ったのだが。
「…釘?」
彼は、息絶えていた。己の名が書かれたヒトガタを持って。彼はノゴの力を失うと同時に、己自身を呪殺していたのだ。
「力を失う事に、耐えられなかったのか…?力って、そんなに大事なものか?」

自分が彼を殺したのかもしれない。ヒスイは一人悩み、露台から月を眺めていた。
そして、トキツグについても引っかかっている。
「お前さ…逃げ、じゃないか?」

「暗黒闘士か。それを、どう使う?」
「スサノオに率いられた数千体の暗黒闘士。彼らを、今の地球へ召喚するのさ。」
高位の神々が集う暗闇の地、高天原。高位時神仙フクギは、残虐なる策謀を進めていた。

続く。

130 :ウルトラマンリュウラ:2007/02/07(水) 15:55:45 ID:jkx+hEwF0
次回予告
神が恐れるかつての災厄。災厄を人類にも味わっていただこう。
少年は恐れ、そして再び邪悪な力を発揮する。防人は、時を越える。
次回ウルトラマンリュウラ 第三十八章「とりくん、ぐらっちぇ。」

カンナ「一ヶ月サボっててごめんなさい。次回はウルトラセブンが出るんで許して下さい。」
ヒスイ「出ないしそもそもそのネタ不謹慎だからな?じゃあ何か『これさえあれば如何なる神とも互角に戦える』とかいう新兵器をセ」
カンナ「それじゃまた」
ヒスイ「聞けよ。」


131 :名無しより愛をこめて:2007/02/07(水) 17:07:55 ID:lC83N3370
>>121
リュウラ作者様、感想ありがとう。
>「この時代」
漠然とですが、二代目ウルトラ兄弟(かなり後に地球就任するカイザー除く)の
活躍期から数年後にアルファが就任したことにしてます。

132 :名無しより愛をこめて:2007/02/07(水) 23:58:37 ID:rmQAdb+GO
オーバー作者様に質問なんですけど、先程何気無くバーンを
読んでいたら変身方法が書いてなかったんですね。
天川がバーンに変身する際、何かアイテムを使用するんでしょうか?
それとも郷さんのような変身なんでしょうか?

133 :名無しより愛をこめて:2007/02/08(木) 15:22:28 ID:xXg3bp6J0
ほしゅ

134 :ウルトラマンオーバー:2007/02/08(木) 18:18:37 ID:lyW/neSh0
>132
バーンは郷さんの様な変身の仕方です
どんな風にバーンに変身するかは、ウルトラマンカイザー劇場版、最強の絆をごらんください

135 :132:2007/02/08(木) 20:03:58 ID:dZU5lbJUO
今、見ました。なるほど確かに郷さんタイプでした。
質問にお答えいただきありがとうございます。
これからも頑張ってください

136 :名無しより愛をこめて:2007/02/09(金) 12:34:09 ID:mz4x9upN0
 突如ぬけぬけと地球に来訪した、ウルトラマンアルファ強制送還強硬派一同。
 無自覚に無責任に地球人の生き死にを弄んだ彼らに対し、怒りで我を見失ったアルファは、一同をアルファ
ブレードの錆にすべく必殺の気概で襲い掛かってきた!!


 ウルトラマンアルファ 45 卑劣!! 達志の正体暴露!!・1
 宇宙邪将・ゾギア星人、豪剣宙将・ゴーン 出現


 宇宙の超越者のはずの強硬派一同は、身がすくんで動けなかった。絶対に助からないと強制的に確信させられた。
 だが、アルファが何故そこまで怒るのか、彼らには全く判らなかった。
 判らないまま殺され・・・

 なかった。
「・・・デリート隊長!?」
 アルファは正気に返った。
 ブレードが強硬派一同に叩き込まれる寸前、彼らの前に緊急でテレポートしてきたデリートが、白刃取りでブレードの刃を
止めていた。
「アルファ君。ここが我慢のしどころです」
 アルファは沈黙していたが、
「・・・・・・はい」
 深く息を吐きながら、刃を鞘に収めた。

137 :名無しより愛をこめて:2007/02/09(金) 12:35:20 ID:mz4x9upN0
 度重なる地球への侵略者の侵攻や今回のようなケースで、只でさえ地球の民衆は不安になっている。この状況で
ウルトラマンが目立つ場で同士討ちを始めるような真似をしたら人々は更に混乱し、宇宙警備隊全体の士気にも関わる。
デリートの介入で咄嗟に頭を冷やしてそれを察したアルファは、寸前で凶行に走らずに済ませることが出来た。
 対照的に強硬派一同は、デリートに命を救われたことも認識できず、自分達の正当性を主張することが
最優先になってまだぎゃーぎゃー吠える。
「元祖ウルトラ兄弟が現役だった時代は、ウルトラ戦士の一存で地球人や怪獣がぽんぽん生き返らされてたじゃないですか!」
「何故私らがやると怒られるんですか!?」
「不公平だ!!」
 結局、長い時間を掛けてデリートが説得しても彼らは非を認めることが出来ず、自主的に転属願いを出して銀河辺境の
他の部署に行ってしまった。要は左遷であるが、あくまで自分の考えだけが大切らしい。それで他の場所に行っても
上手くやっていけるかどうか。だが、それはもうデリートの知るところではない。

 デリートは激しく疲れたが、まだアルファへの応対が残っている。
「よく我慢しましたね」
「いえ。ここでぶちきれて自分の立場を不利にするのは下策ですし・・・デリート隊長こそ有難うございます。
あそこで隊長が来てくれなかったら・・・」
 といいつつ、アルファもぐったりしている。
「ご迷惑をおかけしました」
 居合わせなかったジャネットが深く頭を下げる。本来の監視役のはずの自分の監督不行き届きだということらしい。
別にジャネットのせいじゃないよとアルファは気を遣う。
デリート「ともあれ今回のことを受け、軽率なことをする者への監視の目は今後厳しくなります。今回ほど
無茶なことをする者は宇宙警備隊からはそうそう出てこなくなるでしょう」
 ほっとするアルファ。
「しかしアルファ君、だからといって気を抜かないように。前例のない行動をしている君の品格は、これからも常に
試されます。仮に宇宙警備隊が公式に君の地球定住を認めることになったとしても、怪獣や侵略宇宙人の脅威が地球を
脅かし続ける限り、君の試練も続くのです」
「はい。精々精進します」

138 :名無しより愛をこめて:2007/02/09(金) 12:38:33 ID:mz4x9upN0
 アルファが退出して地球に戻った後、
「どう思いますか、ジャネット君」
「はい」
 ジャネットは、ずっとアルファを監視してきた上での意見を述べる。
「細かい問題は多々ありますが、ウルトラマンアルファは基本的には信頼のおける人物だと愚考します。今後はそう
力を入れて一挙一動に口を出す必要もないのではないかと」
「成程」
「しかし、敢えて一つだけ」
「はい?」
「西野恵についてのノロケが非常にうざいです」
「ははは」

 疲れる事件ではあったが、デリート達のフォローが真摯なものであったため、アルファ=達志の怒りは然程尾を引かなかった。
寧ろ、考えてみればずっと勝手な真似をしている自分をここまで信頼してくれるのは有難かった。これからも頑張ろうという
気力に燃えながら、達志は西野家への帰り道を行く。

 だが。
 宇宙警備隊でのしがらみとは別の試練が、既に迫っていた。

『アルファーーーーーッ!!』
 達志がアルファプラスを構えて光らせ、忽ち巨大なウルトラマンアルファに変身する。
 その一部始終の画像。
 それが、各地のありとあらゆる映像モニターに、強制電波ジャックで映し出されていた。
 更に、又も世界中の空一杯に、立体映像という手段で。

 達志の住む街。
 恵が空を見て愕然としている。一誠と和子、哲夫、近所の人々皆も。

139 :名無しより愛をこめて:2007/02/09(金) 12:40:05 ID:mz4x9upN0
 ディフェンスポート。
 特命防衛隊一同も愕然としている。
 既に達志の正体を知っていた美樹と柏村のみが、あいたたーという顔をしている。

 世界中の人々が驚く中、映像が切り替わり、映像を流した宇宙人が出てきた。
 異様に筋骨隆々とした男。その全身は、ギリシャの彫刻像のような石やブロンズに似た質感だが、ぐねぐねと動いている。
生物である。男は地球全体に響く重い声で、しかし楽しそうに語り出す。
『私はゾギア星人。地球の制圧を目論む者だ』
 堂々と言う。
『そのために事前に地球の戦力の調査を行っていた私は、その過程で興味深い事実を発見し、記録した。それが今見せた一連の
映像だ。地球を永らく守っていたウルトラマンアルファの正体は、東京近郊の西野一誠氏宅に住む家庭教師、城達志だ!!』
 騒ぎ出す民衆。
『嘘だと思うのなら、彼を探し出して問い質してみるがいい』

 まだ何処とも判らない拠点で声を送っている巨大なゾギア星人に、四人の部下が宙に浮きながらつき従っている。全員、姿は
一見等身大の人間。
 あからさまにスペースオペラっぽい、非日常的で体の線の出る扇情的なコスチュームの美少女。
 鎧を纏い、強い闘気を放っている屈強そうな男。
 迷彩のアーミールックで軍人然とした、これも大柄で筋肉質の男。
 細身の長身を暗い色のマントで覆い、フードの下で暗い笑みを浮かべる面長の男。
「それとも、我々が誘き出してやろうか?」
 地球に送られている言葉を続けたゾギア星人の意志を受け、鎧の男が動く。光と共にテレポートしてその場から消える。

140 :名無しより愛をこめて:2007/02/09(金) 12:41:46 ID:mz4x9upN0
「ウルトラマンアルファはどう出るでしょうね」
 少女が巨大な星人に愉快そうに問う。
「さあな。地球人共の追求を恐れて隠れ続けるか・・・無論、出てきて戦ってくれるほうが趣き深いのだが。いずれにせよ、
地球での奴の動きに枷を掛けるには有効な手なので、さっさと使わせてもらった」
「て言うか、今までの侵略者も直ぐこうすればよかったのにね」
「お約束という腐った因習に縛られる小物ばかりなのだよ。先日アルファと小競り合いの醜態を演じたという宇宙警備隊の
俗物共にしてもそうだ。自分は何もせずに先達が築いた遺産の上に胡坐をかいている分際で、見苦しいことこの上ない。
 ウルトラマンアルファ、お前は失望させてくれるなよ。ふふふ・・・」

 鎧の男が地球上、東京の市街にテレポートしてきた。同時に巨大化変身し、正体を現す。やはり鎧を纏った、巨体の半獣半人。
全体的には二本足で直立した人の形だが、頭は牙を生やした口の凶暴そうな爬虫類、太く強力な尻尾、鋭い爪の生えた手には
大きな剣を携えている。
 ゾギア星人直属の四将の一、豪剣宙将・ゴーンは、アルファを挑発して呼び出すため、目立つように街で暴れ、剣を揮って
ビルを切断する。人々は恐怖して逃げ回る。

 地球に戻ってきたばかりの達志は、街外れから一部始終を見て反応に困っていた。
「そりゃ、精々精進するって言ったけど・・・ちょっと性急過ぎやしないか?」
 といっても、もう最終回も近いので。
「まあ・・・町内会長さん達に自分でばらした時点で覚悟は決まってたか」
 達志はアルファプラスをかざし、街に駆け込む。そして、
「アルファーーーーーッ!!」
 衆目の中、逃げも隠れもせず、ウルトラマンアルファになった。
『来たな、ウルトラマンアルファ』
 ゴーンがアルファを見据え、アルファはアルファブレードを抜いて相対する・・・

 続く。

141 :イースリング:2007/02/09(金) 17:41:00 ID:qtzwiwd60
第28話「襲われた街」冴喰(サエジキ)キレリオン、冴喰ミニオン

<前回のあらすじ>
サターンズから、自分は実は人間であったと知らされる隆一郎。
また、父親は今現在サターンズにされているとも知り、絶望状態に。
そして今、母親を探す旅に出た。

バイクを走らせる隆一郎。
しかし、そう簡単に母親が見つかるわけがない。
だが警察などを頼りにするわけにはいかない。
自分が誘拐された被害者といっても信じてもらえないと思ったからだ。
とにかく自力で探そうとする。
ふと、思った。
度々、薄れ掛けている記憶に映った、自分の隣のカプセルで騒いでいた男性・・・
それこそが父親だったのか・・・と。
隆一郎「親父・・・。本当にサターンズ生物に・・・?」
すると、目の前に自分を眺める見た目40ほどの女性を発見する。
隆一郎「何のようですか?」
そう聞かれると、慌てて走り去る女性。
隆一郎「ちょっと!」と、不振に思い追いかける隆一郎。
だがその女性を見失ってしまった。
隆一郎「・・・・。そうだ。彼女の行方も捜すことはできるか?
     スパイダー・ダイヤモンド!」
するとSDは、生物を探すときと同じように誘導してくれたのだ!
バイクを走らせる隆一郎。

142 :イースリング:2007/02/09(金) 17:43:28 ID:qtzwiwd60
到着すると、そこはコンビ二1つない田舎町。
隆一郎「ここか・・・。」
そこに例の女性がいた!!
隆一郎「あなた!一体何のようですか?」
いきなり声をかけたため、女性は驚き、よろけてしまう。
隆一郎「す、すみません・・・。大丈夫ですか?」
と、手を差し出すが女性は恐る恐る自ら立ち上がる。
すると足元に赤ちゃんの写真が落ちていた。
隆一郎が拾ってあげるも、無言でパッと取り返す女。
「・・・・。」
隆一郎「一体どうしたんですか?」
女性「あなた、、が、、、私のさらわれた子供に似ているの・・・・」
隆一郎「!!!!」
女性「生まれてすぐ悪の組織にさらわれた・・・私の息子の面影があるの・・・」
隆一郎「・・・・・・・母さんなのか・・・」
女性「え?」
隆一郎「母さん・・。そのさらわれた子供。・・・この俺なんだ!」

CM 

143 :イースリング:2007/02/09(金) 17:44:48 ID:qtzwiwd60
女性「本当なの・・?」
隆一郎「うん。23年前にサターンズにさらわれたのは俺なんだ。」
数秒黙り込む2人。
女性「隆一郎・・・」
隆一郎「ん?何故僕の仮名を?」
女性「仮名なんかじゃないわ!貴方の名前は隆一郎て決めていたのよ。」
隆一郎「!!(なるほど、だから初めて地球に来たときにこの名前がパッとうかんだのか)そうなのか。」
だんだん信じあう二人。
隆一郎「それと父さんも・・・」
母親「えぇ、まだ帰ってきてないわ。ねぇ一体なにがあったの?」
隆一郎「うん。俺は・・・サターンズ生物に改造されちまったんだ」
母親「!!でも体は普通じゃない。。」
隆一郎「いや、人間であって人間じゃないんだ。」
と、ここで小さいブーメランのようなトゲトゲの物体が飛んできた!
グレーティングソードでサッと切り捨てる隆一郎。

母親「ぃ、いまのは・・・」
隆一郎「サターンズだ。僕は奴等を滅ぼすために戦っているんだ。
     毎日のように追われながら。」
母親「そうなの・・・。23年前もココを主に襲われていたの。あなたの私の故郷なのよ。」
隆一郎「ここが。。。故郷・・・。」

と、ギライバーが目の前に!
隆一郎「貴様!ギライバー!」
ギライバー「母親との再会はどうだったかしら?
       ふふ、でもそんな物語も今抹殺してやるわ!」
隆一郎「そうはさせるか!」
だが、母親はギライバーの光線に包まれて閉じ込められてしまった!
隆一郎「母さんー!」
しかもそこには雅人と麻紀も・・・・。
隆一郎「てめえ、許さん!」
そしてフラッシュラッシュを掲げてウルトラマンイースリングに変身!

144 :イースリング:2007/02/09(金) 17:46:47 ID:qtzwiwd60
母親「これが・・・隆一郎の姿。。」
雅人「あなたが奥菜さんのお母さん?」
母親「えぇ、、」
麻紀「そうなの。。。」
そしてこの三人はギライバーによるつれさられてしまった!

イースリングは飛んで追いかけるが、目の前に冴喰キレリオンが現れてしまう!
戦わなければ、追いかけることもできない。
だが時間がない。
と、エモーション光線を早速放つが、ダメージがまるでない。
さらには冴喰ミニオンを大量に飛ばされ苦戦!
近づいても大きな刃が襲い掛かり、なかなか手が出せないのだ。
だが負けてはいられない!
腕をXソードにし、ミニオンをボールのように打って跳ね返し、キレリオンに連打!
さらには頭の巨大刃もXソードで切り落とす!
次第に数箇所が爆発して故障してゆくキレリオン。
最後はエモーション光線を全体に打ち放ち、見事撃破した。

・・・母親、雅人、麻紀はギライバーにより捕まっている。
救出するべく、早速スパイダー・ダイヤモンドを頼りに、隆一郎はバイクを走らせた!

つづく

次回予告
第29話「涙のない別れ」生脳ブレイル、ギライバー

人には様々な別れがある。
だが、涙が流れない別れはあるのだろうか・・・・
お楽しみに。

145 :イースリング:2007/02/09(金) 17:49:30 ID:qtzwiwd60
>リュウラ作者様&アルファ作者様
感想ありがとうございます。
殉職たしかにおおいいかもしれませんね。。(^^;

はい!第1話冒頭にも記されておりますととうり西暦3000年が舞台となっております。
この展開は完璧、BLACK&シャドームーンから取りましたです(汗汗

146 :名無しより愛をこめて:2007/02/09(金) 22:59:58 ID:xHPWPQ0cO
カブトが神であり、メビウスは駄作

それと同じようにオリライサイコーオリトラだめぽ

147 :クラウス超番外編V:2007/02/09(金) 23:33:23 ID:9NQUtYF10
 クラウス
フ ァ イ ト

「彼等に安楽の時は来るのか」

行楽日和のけふこの頃、たまにゃのんびりするのも悪かねぇよなとお弁当を持って山にしゃれこむ者達が。
現れたるは、行楽シートを背負って集団の先頭をのし歩く、普段は極悪非道で名高いフリップ星人、
そしてその後ろでぴったりくっついて歩いていまするはフリップの一の子分、バルキーとバルーパーであります。
いい天気だなぁと呟くフリップに相槌を打つほのぼのとしたその光景は普段からはまったく想像できかねません。
さてさてしばらく、一同は適当な広場を見つけシートを広げ、お待ちかねのお弁当を頬張るようであります。
おや、そこに邪魔をせんとの如くノシノシと現われたるはここいらでは乱暴者で有名なガランではありませんか。
「やいやいここで俺様の許可なく遊ぼうたぁいい度胸じゃねぇか」
と喧嘩を売る命知らずのガラン。
「売られた喧嘩を買わないわけにゃいかねぇぜ」
とフリップもはりきりますが、子分たちはそれをとめている様子。
今日は楽しい行楽日、なにも血の雨を降らせなくてもいいじゃないかと必死になだめてはおりますが、
どうやら最早フリップは聞く耳持たないようであります。


148 :名無しより愛をこめて:2007/02/09(金) 23:34:57 ID:9NQUtYF10
そこに颯爽と現われたるは我等がウルトラマンクラウス。
普段は血で血を洗う関係ではありますが、今回ばかりはバルキーもバルーパーもクラウスを頼るしかありません。
睨み合うフリップとガランの間に立ち、これこれ無駄な争いはやめなさいと仲裁に入る平和主義者なクラウス。
おっとここでフリップにガラン、邪魔をするなと強烈なラリアットをクラウスに叩き込んだっ。
だがしかしここで怒る猪突猛進なクラウスでは無く、なおも2人をなだめ続けております。
そんなクラウスの紳士ぶりに反するかのようにフリップとガランはクラウスを痛めつけてご機嫌向上、
ついにはタッグを組み始める始末であります。おっと、ガランがクラウスの足をガッツリつかんで振り回したぁ、
そしてフリップがクラウスの頭に脳天割り!! さすがにこれは効いたぁ、クラウス万事休すであります。
「…てめぇら生きて帰れると思ったら大間違いだぞこの下衆野郎共が!!」
よろよろ起き上がるクラウス、頭の打ち所が悪かったのか、先程とは打って変った態度であります。
ここでクラウスの大反撃、ガランの頭に連続チョップをかましてフリップに投げつけたぁ、
フリップはガランの巨体に圧し掛かられてぐったりのびてしまったのでありました。
「やい、次は誰が死にたい、お前等かぁっ」恐ろしきクラウス、当面の2人を倒したにも関わらず
まだ生き血をすすりたい様子、観覧者であるバルキーとバルーパーに襲い掛かります。
「トホホ、行楽すら楽しめないのか」
と心底落ち込みながら逃げ惑うバルキーとバルーパーなのでありました。


リュウラ作者さん、感想どうもです。

149 :アルファ作者:2007/02/10(土) 00:00:18 ID:FtwnFnqi0
クラウス作者様
資料は原典のほうですか、唐沢なをきのほうですか?
微妙に後者っぽい。

150 :名無しより愛をこめて:2007/02/10(土) 18:55:41 ID:7+pMVQpU0
ほしゅ

151 :バルグ作者:2007/02/10(土) 22:40:57 ID:p6qJ0MhO0
批評用スレ立てました。
皆様の意見をお待ちします
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/8391/1171114765/1

152 :名無しより愛をこめて:2007/02/11(日) 18:00:09 ID:pvwItf2s0
 ウルトラマンアルファ 46 卑劣!! 達志の正体暴露!!・2
 宇宙邪将・ゾギア星人、豪剣宙将・ゴーン、触手宙将・ジェフラン 出現


 ウルトラマンアルファと豪剣宙将ゴーンは、互いの剣で鍔迫り合いを開始した。
 刃の幅が広く重い剣をゴーンは器用に扱い、力でぐいぐい押してくる。対するアルファも細身のアルファ
ブレードで抗していながら全く押し負けていない。
 両者は一旦離れ、ゴーンは身を素早く翻し、強力な尾を揮って叩きつけてくる。アルファは身を逸らして
飛びのき、追って来るゴーンを上手く街の外へ誘導する。

「ほう」
 拠点で観戦しているゾギア星人は感嘆する。

 開けた場に出たアルファは攻めに転じる。ウルトラ縮地で高速接近と離脱を繰り返して何度もブレードを
打ち付ける。
『くっ・・・』
 ゴーンの動きが鈍ってくる。この機を逃すまいとアルファはゴーンの真上にジャンプし、ブレードを打ち下ろそうと
急降下して。
 横合いの死角から不意打ちの突きを食らい、吹っ飛ばされた。

153 :名無しより愛をこめて:2007/02/11(日) 18:01:32 ID:pvwItf2s0
 対決の場からかなり離れた場所に、次の敵が現れてくすくすと不快な笑いを漏らしていた。
 触手宙将・ジェフラン。ゴーンと時間差を空けてテレポートしてきた四将の二、マントの男が転じた姿である。
やはりすっぽりとマントを被り、そのまま巨大化したようにも見えるが、そのマントの下から、無数の太い触手が生えている。
そのうちの一本が先を尖らせ、素早く伸びて不意打ちをかけたのだ。
 元より、ゴーンはアルファと一騎打ちをするとは言っていない。アルファを牽制するためにジェフランがリーチの外から
触手で攻め、それに気を取られた隙に近接格闘に優れたゴーンが接近して大きいダメージを与えるという手である。
 二対一の不利な戦いを強いられることになったアルファだが、ここまで来て今更文句を言う気にもならない。
いい加減卑怯者の相手も慣れた。先の強制送還強硬派、能力だけウルトラマンのワラ人形共に比べれば、見苦しい言い訳を
してこない分清清しいものさえ感じる。
『このくらいこなさなくちゃな』
 不意打ちの痛みも何のそので直ぐ立ち上がる。苦しいとか辛いとか疲れてもう駄目だとか言わない。

ゾギア星人「よし、もういい。一旦退け」

 指示に素直に従い、二体の宙将は又テレポートして消え、拠点へ戻った。
アルファ『あれ?』

 ゾギア星人の脇にいる少女が尋ねる。
「いいんですか?」
「並大抵のことでアルファが折れないのはこれまでの調査で判っているが、一応確認のための前哨戦だ。それに、
放っておいても奴はこれからもっと面倒な目に合う。乗り越えられるかな? ふふふ・・・」

154 :名無しより愛をこめて:2007/02/11(日) 18:02:58 ID:pvwItf2s0
 ディフェンスポート。
 黙っているのも忍びなく、美樹と柏村は、アルファの正体が城達志であるのを既に知っていたことを特命防衛隊の
一同に打ち明けた。美樹は更に、ケムーリオスに捕われてアルファとズィーベンに救われた半年くらい前から、達志の正体を
知った上でちょくちょく接触していたことも話した。一同はそりゃ驚いたが、それで今までの妙なことの説明が全て付くと
合点がいった。
川上隊長「とにかく、この事実が知れたことで人々は混乱している。ここは早急にその城達志という青年に接触して
話を聞かねばならんだろう」
由美子「色々まずいことにもなりそうだし、急がないとね」
柏村「・・・お前、思ったより冷静だな」
 自分達の近くの街にウルトラマンがいたことを知った由美子が狂喜し、実験体にしようとか言い出すと思っていた柏村は
拍子抜けした。
由美子「ゾギア星人が地球侵略を狙ってて状況が切迫してるのに、もうそういう段階でもないでしょ」
 川上に一度怒られて、由美子はセルフコントロールするようになっていた。余裕のある状況だったら柏村の懸念していた
ような行為にも出たかもしれないが。
 と、外部から緊急連絡の通信が入ったとアンドロイド・ミリーが知らせ、近場に居た斎木が応対する。そして、
斎木「由美子。お前の言ったとおりまずいことになったぜ・・・」

 連絡してきたのは上層部だった。この件は、当初からウルトラマンについての情報を探っていた諜報部の管轄とすると
通達してきたのである。達志の身柄を確保するため、既に先行して彼が住んでいるという街区に部隊を送ったという。
由美子「ここに至るまでウルトラマンの情報も掴めずに、四日市で関係ないことやってたくせにね・・・」
 お前らは手を出すなという警告、というより威圧だろうが、だからといって引っ込んでいるわけにも行かない。
一同も至急現場へ向かう。川上も止めず、同行する。
川上「首都圏は本来我々の管轄だ。幾ら何でもこの采配はおかしい」
斎木「それに、放っておけば絶対もっとまずいことになりそうですしね」

155 :名無しより愛をこめて:2007/02/11(日) 18:05:41 ID:pvwItf2s0
 街にやってきたのは、四日市で関係ないことをやっていた当人の日高諜報主任だった。彼女は只、上から命令が来たので
それをそのまま遂行するためだけに来た。それ以外の意味も理屈もありはしない。もう全てがどうでもいいという彼女の
スタンスは全く変わっていない。
 後、達志が抵抗した場合を想定して武力で対抗するため、北米支部からダイアン隊長が補佐に来ていた。
 38話での怪獣プリズミオスの攻撃で北米全土は大被害を被り、その痛手はまだ癒えていない。プリズミオスの
容赦ないビーム攻撃の際に特防北米支部も壊滅に近い打撃を受け、ダイアンもそれに巻き込まれて重症を負い、現在も
全身包帯だらけでミイラのようである。そのことによって怪獣・宇宙人・とにかく人間以外の存在へのダイアンの憎悪は
決定的なものとなり、その憎しみが満身創痍の彼女を突き動かし、無理やり現場復帰にまで至らせていた。
ウルトラマンはこれまで地球の平和を守っていた存在であり、ダイアンの大怪我もウルトラマンの非によるものではないという
道理も今の彼女には通らない。ウルトラマンも含めた人間以外の存在が生きていること自体が彼女にとっては罪だった。
 ぶつぶつぶつぶつなんか凄く不穏当なことを呟き続け、包帯まみれの顔から片目だけが覗き、その目の光を見た者は皆退く。
全てがどうでもいい日高以外は。

 最悪のコンビは西野家の正面に到着し、恵を筆頭にした一家、更に町内の人々と睨みあっている。火器を携えた大勢の兵士を
引き連れて。目標が強大な力を持った異星人で、地球に危害を加えないという100%の保証がない限り、彼女らは火器を行使
することをごり押しで正当化する腹だ。達志がまだ西野家に帰ってきていない現状でそれである。
 恵は恵で、そんな言い分に屈する気はない。他の人々も同様。既にナックル一味を撃退した彼らは今更軍隊相手くらいでは
恐れない。いざとなれば本当に兵士達相手にやらかすつもりである。

156 :名無しより愛をこめて:2007/02/11(日) 18:07:53 ID:pvwItf2s0
恵「今まで貴方達は何を見てたんですか!? あれだけ何度も辛い目に合っても私達のために戦い続けてきた城先生が、
地球に牙を向く必然性が何処にあるんですか!?」
日高「この世の中に絶対なんかありません。千分の一でも万分の一でも危険性がある限り放置は出来ません。どうしても下がれと
いうなら、彼が地球に危害を加えない可能性を100%にしてください。危険性を完全にゼロにしてください」
 とてつもなく不毛な言い争いが続く。
 やっと駆けつけた特命防衛隊の五人が先行部隊に退くように説得するが、日高は上を通せの一点張り。
 日高の後ろでダイアンは身を揺すって息を荒くしており、このままでは冗談抜きで発砲しかねない。
 その悲しい様を見て柏村と由美子は、自分達がこういうことをする側に回らなくてやはりよかったと思った。
 無駄に時間が延々経過し、遂にダイアンが耐えかねて故郷のスラングで訳の判らんことを吠えて銃を振り回して暴れ出した。
兵士達が複数で押さえつけても弾き飛ばされる。怪獣そのものだ。いや、怪獣の方がまだ理性的かも知れない。
 一触即発かと思われたとき。

「落ち着きましょう」
 件の城達志が、今頃のうのうと現れた。

「城先生!?」
 叫ぶ恵、そして一誠や和子や哲夫、町内の人々も目を見張る。

157 :名無しより愛をこめて:2007/02/11(日) 18:09:21 ID:pvwItf2s0
哲夫「駄目だよ、達志兄ちゃん! 今此処に来ちゃ・・・」
達志「何故?」
哲夫「何故・・・って」
達志「何もやましいことはないのに逃げる必要はないだろう」
哲夫「そうだけど・・・ほら!」
 言ってる間に既にダイアンが兵士達を全て振り飛ばして走り迫り、下品な罵倒を英語で叫びながらアーミーナイフを
振り回して達志に襲い掛かる。達志はナイフを交わし続けながら、
達志「お久し振りです、美樹さん」
美樹「アル・・・城君・・・」
達志「同行して話を聞かせて欲しいというなら行きますので、とりあえずこの人を何とかしてくれませんか」
川上「・・・判った」
 川上が前に出て、麻酔銃でダイアンを撃った。ダイアンは昏倒した。
 象に使う麻酔薬で、普通の人間が食らえばショック死だが、ダイアンにはそのくらいでないと効かなかった。
がーがーいびきをかいて寝ており、やれやれな調子の兵士達に拾われる。
 川上は日高に言う。
「目標は素直に同行を申し出ている。過剰な戦力で拘束することもないだろう」
「・・・まあ、いいでしょう」

158 :名無しより愛をこめて:2007/02/11(日) 18:10:39 ID:pvwItf2s0
 達志は大勢の兵士に囲まれ、ディフェンスポートへ向かうことになる。悔しそうに見詰める町内の人々。
「先生・・・!」
 駆け寄る恵を達志は柔らかい笑顔で制止し、
「此処で僕が下手に抵抗したら、ウルトラマン全体の信頼を失うことになる。事を荒立てればこの町の人達も
無事ではすまない。防衛軍の人達もだ。それはお互いに不幸だろう」
「でも・・・」
「僕は以前、もう勝手な判断で君の下から去ることは二度としないと約束した。その約束は必ず守る。
信じてくれ」
「・・・絶対ですからね!!」
 恵は涙をこらえて達志に縋った。

 川上の制止で可能な限り時間が引き延ばされた後、いよいよ達志は連行されていく。
一誠「彼にもしものことがあったら」
町内会長「この町の全ての住民が、あんたらの敵になるからな」
和子「私達だけではありません。これまで城先生によって希望を与えられてきた、世界中の人々全員がです」
 睨み付ける町内の一同。
「・・・当然です。私の責任において、必ず彼を無事にお返しします」
 川上は答え、他の特防隊員四人も頷いた。

159 :名無しより愛をこめて:2007/02/11(日) 18:11:57 ID:pvwItf2s0
 大気圏外から事態を捕捉している、デリート、そしてズィーベンとジャネット。
ジャネット「・・・アルファを助けなくていいのですか」
ズィーベン「あのままでは・・・」
 二人を止め、静観することにしたのは、デリートだった。
デリート「ウルトラマンであるアルファ君は、防衛軍に正体を知られた時点で不利な立場にならないように
地球から去ることも出来ました。しかし、彼はウルトラマンであると同時に地球人の同胞であり続けるために、
留まることを選びました。ならば、今は我々の介入するときではありません」
ジャネット「そうですが・・・」
デリート「今は、大事な岐路なのです。地球と光の国の関係が、今後どうなるか決まるための・・・」

 達志を確保したというディフェンスポートからの連絡で、地球防衛軍・ガーディアンの重鎮クラスの人物、
高島参謀長が、VIP機に乗って向かっていた。日高の上官で、四日市の実験都市建造計画を通した男である。
「ガーディアンは・・・最強の地球の守りの力を手に入れた・・・
 ひひ・・・ひひひひひひひ!!」
 乱れた白髪の初老の男は、血走った眼で痙攣気味に震えながら笑っていた。

 続く。

160 :名無しより愛をこめて:2007/02/12(月) 23:12:21 ID:lB2FzYqx0
ほしゅ

161 :イースリング:2007/02/13(火) 12:48:01 ID:eVUuD7hQ0
第29話「涙の無い別れ」生脳ブレイル、ギライバー

<前回のあらすじ>
ついに母親と出会った隆一郎がであったが、
雅人・麻紀と共にギライバーに連れ去られてしまった!

イースリング・ライダーで追いかける隆一郎。
だが走行中に前方に居るギライバーが光線を放ってきたりとなかなか近づけない。
しかし、イースリング・ライダーにも光線機能はある!
頭のトゲからギライバーに向けて光線を発射する!
このままいけば追いつく!そう思ったが、いつのまにか消えていた・・・
辺りを見渡し、行方を追う・・・
スパイダー・ダイヤモンドも反応せず。

サターンズ城。
ヘル・デス「邪魔な部外者はもうこりごりだ。
       消し去ってしまうのだ!」
ゴウ・マグマ「ただ殺すだけではつまらない。
         だから別の方法で二度とあいつらが援護しないようにしましょう」
メガンダー「ど・う・やって?」
ゴウ・マグマ「ふふふ」

隆一郎がバイクで走行していると、麻紀のアクセサリーを発見する。
それを拾い上げ、様々なことがよぎった。
「俺のこのスパイダーダイヤモンドは麻紀ちゃんからもらったアクセサリー。
 このバイクは雅人からもらったバイク。
 全てはみんなのおかげなんだ・・・。
 だけど・・・俺は皆を完璧に守りきることができなかった。
 博士・・・バド・リュウー・・・そして今捕まっている雅人、麻紀ちゃん、母さん!!
 もうこれ以上。。。」

162 :イースリング:2007/02/13(火) 12:49:07 ID:eVUuD7hQ0
その頃、雅人と麻紀、隆一郎の母親は、人気のない倉庫にて謎のカプセルに閉じ込められていた!
カプセルに入れられた三人は必死に出ようとするが全く空く気配がない。
雅人「おい!出せよー!どこだよここ!」
麻紀「出してよ!なによ、一体!」
母親「ちょっと・・」
すると向こう側からギライバーが現れた!
ギライバー「ふふ、目を覚ましたようね。
        あんたらはこれからサターンズの侵略に協力してもらう。」
雅人「なんだとてめぇ!」
麻紀「嫌だわそんなこと!」
母親「早くここから出してよ!」
ギライバー「そうはさせるものか!
        それよりもそろそろ奴が来るはずだ。それまで待っているんだな。」

CM

すると倉庫の中に隆一郎が飛び込んできた!
雅人「奥菜さん!」
麻紀「隆一郎さん!」
母親「隆一郎ー!!」
隆一郎「みんな!今助けるからな!
     おい、ギライバー、ふざけて真似しやがって。ゆるさねー!」
そしてギライバーと格闘戦に挑む隆一郎。
だが最初は光線を避けるのに精一杯であり、波動派でふっ飛ばされ、
積み重なったダンボールの山に衝突し崩れ落ちてしまう。
さらにダンボールに光線を打たれ火が燃え移り、隆一郎も危うく燃えてしまうとこだったが、
イースザレーザーでギライバーを攻撃しダメージを与える!
さらにグレーティングソードでさらに攻撃を開始する!
だがこれは避けられてしまう。
ここで、隙ができたため、雅人らを救出しようとカプセルに近づく隆一郎だが、
背中にギライバーの赤いレーザーを食らってしまい、ぶっ倒れ、ダメージのあまり立てなくなってしまう。

163 :イースリング:2007/02/13(火) 12:50:42 ID:eVUuD7hQ0
ギライバー「ふふ所詮そんなものか。では作戦開始だ!」
すると雅人らの入ったカプセルがいきなり光りだした!
雅人「うわー!」
麻紀「キャー!」
母親「助けてー!」
隆一郎「みんなー!」
すると、外にて巨大な生物が現れた!!
ギライバー「さぁ、暴れるんだ!生脳ブレイル!」
隆一郎「くっ!こんなときに限ってサターンズ生物め!」
直後にギライバーがさらに光線を発して大爆発が起きた!
だがその炎の中で隆一郎は変身しており、イースリングとなりブレイルに飛び掛る!
殴って殴って蹴って蹴って投げ飛ばす!
すると後ろから巨大化したギライバーが体当たりしてきた!
挟み撃ちで攻撃されるイースリング。
だが起死回生とばかりにギライバーにエモーション光線を放つ!
見事直撃するが、すぐさまギライバーはきえさってしまった。
そして空からギライバーの声が・・・・
「ふふふ、イースリングよ。重要なことを言い忘れていた。
このブレイルはあの三人どもの脳と連帯しているのだ。
 もしもだ。このブレイルを倒した場合・・・あの三人からお前の記憶は抹消されてしまうのだ!」

この声は雅人らにも届いた・・・。
雅人「う、うそだろ・・・」
麻紀「私達が隆一郎さんを忘れるですって?!」
母親「そんなわけないじゃない!忘れるわけ・・・・」
イースリング(みんなが僕のことを忘れる。。。。)
一定時間戸惑い、悩むイースリング。
その間にブレイルの尖った手や目からの光線が襲う!
ダメージが大きく、このままでは負けてしまう!
そしてイースリングは走馬灯のようにいままでの思い出がよぎった。

164 :イースリング:2007/02/13(火) 12:53:26 ID:eVUuD7hQ0
最初は侵略者として地球に来た隆一郎。
初めてであったのは雅人だ。
崖から落ちそうになったとこを助けてくれたり、バイクをくれたり、
カッターンにやられそうになったときにバイクの明かりを利用して助けてくれたり。
元気いっぱいで共に戦ってくれ・・・

そして麻紀。
優しく、美しい瞳をし、人間ではないというのに様々なことを教えてくれた。
キレイなアクセサリーもくれて、巨大化しても自我を取り戻し、一緒にいつもいてくれた。
危険な目に合っても女性ということを感じさせないぐらい頑張ってくれた。

最後に母さん。
やっと会えた自分の母親・・・・。
こんなに早く危険な目にあわせてしまうなんて。

初めから俺はみんなに会うべきじゃなかったのかもしれない。
危険な目にあわせてばかりで。
みんなごめんよ。
でも、これできっと君達は危険な目に合わなくてすむはず。
これで本当にさよならだ。

そんな声が雅人らの脳裏によぎる。
雅人「やだよ!!そんなの・・・ねぇ隆一郎さん!!」
麻紀「お別れなんてしたくない!これからも一緒に居ましょう!!ね!」
母親「そんなこと言っちゃだめ!せっかく・・・せっかく会えたんだから・・・」
涙する三人。
だが、イースリングは決心した。
こちらへ走りよってくるブレイルに向けて、ニードルラッガーを投げつける!
見事、腹ど真ん中の脳みそ部分に突き刺さり、そこへエモーション光線を放って撃破した・・・・。

雅人・麻紀・母親「あっ!!」
イースリング「さようなら。みんな。」

165 :イースリング:2007/02/13(火) 12:55:57 ID:eVUuD7hQ0
雅人・麻紀・隆一郎の母親は、ブレイル撃破により自然にカプセルから脱出していた。
雅人「俺ここでなにしてるんだろう。」
麻紀「私も・・・・」
母親「ここはどこかしら?」
サターンズそして隆一郎の記憶が無くなった三人はいつもどうりの生活を送るのであった。
そして最後に隆一郎とすれ違うが・・・・お互いは黙ったまま。
隆一郎も二度と振り返らず、ただただ黙り、心の中で(「さようなら・・・」)と最後のお別れを告げて、
イースリング・ライダーに乗り、地球の平和のために明日も戦い続けるのであった。
その目には何も知らずに悲しい顔ひとつしない雅人・麻紀・母親とは対照的に、
チラッと涙がこぼれていた。

つづく

第30話「泣くな隆一郎。平和への再スタート!」山姥オニドリル、剣士スカルダー、ギライバー、光

雅人、麻紀、母親とお別れとなった隆一郎。
そこへ、ついに父親のサターンズに変貌した姿が!
さらに強敵が・・・と、そこにひとつの光が!
お楽しみに。

166 :イースリング:2007/02/13(火) 13:01:03 ID:eVUuD7hQ0
第30話タイトル訂正
「新たな激闘と戦士」

今回で雅人・麻紀と母親はレギュラー落ちとなります。
新編スタートであります。

167 :アルファ作者:2007/02/14(水) 08:38:03 ID:tu4cXG3B0
イースリング作者様
救いがねえ・・・隆一郎に明日はあるのか?
後、イースを助けるのに使ってた銃とか戦闘機はどうなるんだろう。

後、えー、アルファのほうですが、又ちょっとリアル仕事が忙しくなってきたので
投下が暫く滞り気味になります。すんません。

168 :リュウラ著者:2007/02/14(水) 12:06:59 ID:L8Mvp+dy0
クラウス作者さま
まあ、ファイトほど実はパロに苦戦する作品も少ないもので。何かアドリブで即興で作ったっぽい…。色々とGJです
アルファ作者さま
ちょっとクライマックスも近そうなので、最悪コンビが西野家に来訪するシーンでおいおい原作版デビルマンやるんじゃねえかと心配しましたがやらなくて安心しました。
イースリング作者さま
ええええええええっ!?レギュラー陣全部忘れて退場ですか…。何っか新展開スタートのためとはいえ…ねえ。
平和への再スタート、頑張ってください。


169 :アルファ作者:2007/02/14(水) 12:41:01 ID:tu4cXG3B0
原作デビルマンはやりません。それは不幸だということを我々は何度も
ウルトラに説かれてきましたので。

170 :アルファ作者:2007/02/14(水) 12:44:53 ID:tu4cXG3B0
うっかり上げちゃった。ごめん。

171 :ウルトラマンリュウラ:2007/02/14(水) 15:48:15 ID:L8Mvp+dy0
第三十六・五章 塩昆布野郎
無礼邪仙 ケイテン発現
余りにも伏線が多すぎるため既に失念した方も多かろうが、カンナやミウが生まれたのは旧暦。つまり戦火の中とはいえ、我々の時代からそう遠くない未来である。
放浪を続けるミウは、以前共闘した別次元のウルトラマンのことを考えていた。
「あいつら…懐かしいカッコだったなあ…。」
天川大八と宮野奇跡が着ていたのは洋装。旧暦ではあらゆる者がこの格好だった。現在では考えられない事態だが。
「ぶっちゃけ、この時代の服より絶対動きやすいんだよね…。」
そういえば、と思った。確か、女性から好きな男性へ菓子を渡す習慣が無かったっけ。

ユリノは、カンナを見ていると嫉妬する事がある。この小娘、一日一杯はぜんざいかあんみつを口にする。日によっては両方口にする。
「何で太らないのかねアンタは。」
「…体質かな。」
悪気無く言っているので余計に腹が立ってくる。
そんな時、東京に黒い巨獣が現れたという報告があった。

現地に居たのは、奇形であった。何者かに首を落とされた巨人が、胸に目、腹に口を開いている、といった趣。
これが右腕に斧を持ち周囲を薙ぎ払っている。ウルトラ怪獣に奇形は存在してはいけないハズなのに。成田亨さん御免なさい。
しかし…よく見ると街行く民には興味を示さず、婚姻の儀礼が行われている神社を一直線に目指しているようだ。
ヘキがレイヒュウゴ内で分析を始めた。
「奴は、年が変わる際の時空不安定化で何らかの怨念が幽世と繋がり実体化、いわば『偶然発生してしまった』邪仙と思われます。」
報告を受けたゴジョウは、その周辺に残っている怨念の調査をユリノに依頼。その間レイカイオウでこの邪仙、ケイテンを足止めする。
地上へ降りるユリノの前に、ミウが現れた。
「お姐さん、あの邪仙は何で披露宴を襲うと思う?」
ミウの言葉をヒントに、八卦方式で「色恋沙汰から発生した恨み」をサーチする。
そして、結果が出た。

「大宰、基地から現地へ移送していただきたいものがあります。」
「はいはい、何でも言いなさい。」
「…ちょこれいとう…って何ですか?」
一瞬静寂を呼んだ。ヘキのみが冷静に「あ、最近は殆ど食べられてないけどアオイ目アオギリ科の植物の実から作る以下略。」


172 :ウルトラマンリュウラ:2007/02/14(水) 15:49:48 ID:L8Mvp+dy0
ケイテンは、そもそもは人間。正確に言うと、その人間の残した怨念が幽世から漏れた力を受けて偶然実体化した姿。
その人間とは、旧暦のある年、二月十四日、この場所で恋人と待ち合わせしていた男であった。しかし彼女は来なかった。
街中走り回り漸く発見したが、彼女は別の凄いチャラチャラした男と同伴だった。
彼女に問い詰めるものの、「お前飽きた」と慈愛のじの字もないこと言われるし、
チャラチャラした男にボコボコにされるし、
某電光超人で最も魅力的だったメガネのヒッキーのごとくそこらへんのゴミ置き場に叩きつけられるし。ちなみに掃除機の話である。

「それで、命を絶ったようです。」
その上、その日はチョコレートという菓子を通じ、女性から男性に思いを伝える日だったのである。
だから幸せな連れ合いに対する怨念や己への絶望もまた一段と。だから、その怨念を供養するには彼が生前貰えなかったチョコレートを使うのが最善なのだ。悩むゴジョウ。だが、
「治安維持院!レイハ大宰として要請します、直ちに『チョコレート』を作ってください!」
治安維持院は、旧暦の資料をあたり総出でチョコレートを作り始める。
「ユリノちゃん、大きさ的にはどのぐらいが?」
「形や大きさはどうでもいいです。気持ちが篭っていれば。」
だが、それが完成して現地に到着するまでケイテンが大人しくしているはずも無い。レイカイオウの攻撃をかわし、再び進撃を始めた。
「カンナ!その菓子が届いたら、君から奴に渡すんだ!」
確かに、相手への慈愛に関してはカンナの右に出るものはいない。ヒスイはそう確信してリュウラへ転化しようとするのだが…。
「ヒスイくん、多分わたしじゃムリだと思います。わたしは、思いを伝えたい人、他にいるから…。」
そうこうしているうちにケイテンが迫る。ヒスイはリュウラに転化し、強烈な前蹴りで動きを封じた。
そこへようやく「チョコレート」が到着。カンナからケイテンに渡そうとするが…敵はこれを拒否、さらに暴れ始める。


173 :ウルトラマンリュウラ:2007/02/14(水) 15:51:49 ID:L8Mvp+dy0
その時、ミウが現れカンナからチョコレートを奪い、ケイテンに渡した。と同時に敵の動きが止まる。怨念が消え、成仏したのだ。抜け殻となったケイテンの筐体はショットスパークルで簡単に滅び去った。

事件は解決したが、疑問が残った。
「ミウ、どうやってケイテンを成仏させたの?」
「さあね。ただカンナ、アンタは常に『生きた人間』を想い、慕ってる。あたしにはそれがない。その差じゃないかな。」

数日後、カンナは二人きりで、ヒスイへあるものを贈った。
「…これは…チョコレートというやつか?」
「はい。旧暦の風習では如月(二月)に送ってたらしいんでまだ一月ぐらい早いんですけど…。」
「…」
「食べて…くれますか?」
「…無論だ。ありがとうな。」
小躍りしながら自室へ戻るヒスイ。その後しばらくチョコレートの調理法が流行したが、食した半数近くが歯痛を訴えたため治安維持院の方でレシピを焼却処理、封印した。
辛党のヒスイは塩昆布を摘んでいる。チョコレート封印はさほどショックでもなかったらしい。ただし、カンナは甘党である。

(…チョコレート、もう一回ヒスイくんに贈ってあげたかったのにな…。くすん)


「特別編」の方にアップしていただけますか?次回予告やっちゃったあとなので、この話を三十八章にはできなかったんです。

174 :クラウス超番外編W:2007/02/14(水) 20:38:52 ID:lFWW/Pbm0

「恋セヨ乙女」

表面上では意識せずとも、ある程度の男女関係を保っているとやはり2月14日と言う日は特殊で、
学校や職場ではなんともはや微妙な雰囲気が流れる日である。
…と、言うものの、実は最近の学生って結構ドライで、あんまりはしゃぎはしない。
むしろこの時期は学生にとって受験真直中で、それどころの騒ぎではなかったりする。
ついぞ最近それを体験した本人が言ってるんだから間違いない。
結論から言うと、2月14日でそわそわするのは純粋な小学生や、成人したいい大人なのである。
例えば―

―A&R日本海本部 ベース・ネプチューン―

「…いくつもらった? 食堂のおばちゃんからの分は除けよ。」
「えーと、ひんがら、ふんがら、みんがら…うぬ、去年より少ないな。ま、俺は既婚者だからいいけどーっ。
ナオキお前、ルイからの義理1個ぐらいしか貰ってないんだろ? ミスカからすら貰ってないんだろ? ん?」
「やがまじぃ、貰った数じゃねぇんだよ、数じゃ!」
「ま、隊長や長官はともかくとして……問題はレイジだ。」
「あんにゃろー、この基地の女性ほぼ全員から貰ってんじゃねぇのか!」
「少なくともトウコちゃんの分は本命だな。あの子からもらったのは奴だけだ。」
「あー、フリップ星人の奴等出てこねぇかなー。俺1人で奴等を倒して好感度アップできるんだけど。」
「あらゆる意味でかなわぬ夢だな。ははっ。」


175 :名無しより愛をこめて:2007/02/14(水) 20:41:28 ID:lFWW/Pbm0

―マリアナ海溝海底・フリップ星人潜伏アジト―

「…バルキー、なんだこれは。」
「え? わかんない?」
「持つと体温で解け始め手にべとつく挙句舐めてみると妙に塩っ辛いブラウンカラーの物体…としか判らん。」
「あれー、塩っ辛い? 真水が無かったから海水で調理したのがまずかったかなー。」
「一体何がしたいんだお前は。」
「ファファファファファ、地球人のくだらん文化に染まるのもそこまでにしな。さて、次の作戦だが…」
「あー、フリップもこれ食べてよ〜」
「ぬ? パファファ、確かに、作った物を無駄にする道理もあるまい。どぉれ。」
「おい、やめとけ、フリッ……あ〜。」
フリップ星人はその特徴的な細長い口(鼻かもしれない)でバルキーの手料理をずるずる啜った。
その後一週間、フリップは激しい腹痛と頭痛に悩まされ続け、地上では平和なひと時が流れたのであった。

「フリップ〜、おかゆできたよ〜。」
「お前は何もするな!!」

ちゃんっ ちゃんっ


「自分には縁が無いからって別に無理して時節ネタやらんでも…」
ほっとけ。


176 :イースリング:2007/02/15(木) 17:56:04 ID:8mqroT3z0
>アルファ作者様&リュウラ作者様
感想ありがとうございました。
 はい・・・。なんとも急なお別れでありました。

みなさまへの感想はなかなかできなくて申し訳ありません。

177 :イースリング:2007/02/15(木) 17:57:24 ID:8mqroT3z0
あと、武器などについてですが、
「なんだこれ?危ないから捨てようぜ」みたいな間隔で捨てたということでお願いします
ちなみに雅人と麻紀がカップル関係であることは忘れておりません・
母親は息子や夫の存在をも消されましたです

178 :イースリング:2007/02/16(金) 09:15:50 ID:CtAve/880
>リュウラ作者様
バレンタインの時事ネタ!
カンナの意外な一面が見れてとても面白かったですよ。
敵の出現理由も斬新で本編に採用してもいいぐらいの内容でした!

>クラウス作者様
不思議な光景でした(笑
フリップが鼻でずるずると・・ぜひ映像化してほしい

>アルファ作者様
34話感想。
リカにハマッテしまいました。これからどんな活躍するんだろう・・・・
ゼバット星人も結構知能犯なんですね。

179 :イースリング:2007/02/16(金) 14:03:55 ID:CtAve/880
第30話「新たな激闘と戦士」山姥オニドリル、剣士スカルダー、ギライバー、光

独り立ちした隆一郎。
その、この前の事件から一日。
地球上にオニドリルが出現したのだ!
イースリングジェッターを出動させつつ、隆一郎はイースリングに変身して立ち向かう。
だが、オニドリルのトゲトゲした金棒を振り回され苦戦してしまう。
さらにオニドリルは目から光線を発射することもでき、その光線を受けた草やビルは燃えてしまう!
怒ったイースリングは、ガッツレーザーを放つも防がれてしまい、
Xレーザーで対抗しても殴られ続けてついに倒れてしまう・・・。
ジェッターも光線で墜落!
そのままオニドリルは退散していった・・・。
隆一郎の姿に戻り、傷ついた体をひきずって歩くが、なかなか立ち上がれない。

そんな様子を見ていたサターンズは大いに笑っている。
ゴウ・マグマ「ふふふ、この無様な姿を見て、どう思う?」
と、カプセルの中の剣士型生物に語りかける。
ギライバー「ついに、No.100が完成するわね。」
メガンダー「これで我々の勝利!勝利!」
そう。隆一郎の父親であるNo.100がサターンズ生物として誕生する直前であった。
ゴウ・マグマ「どうだ!これはお前が倒すべき存在なのだ。
         ぜひとも頼んだぞ。ふふふ。」(ま、これはお前の息子なんだがな)


180 :イースリング:2007/02/16(金) 14:05:29 ID:CtAve/880
隆一郎は川原で倒れており、パワフル・ドライバー状態となっていた。
そんな中、真っ暗な頭の中にサターンズの姿が映った。
ゴウ・マグマ「ふふ、雑魚めが!お前はもう少しで終わるのだ」
ギライバー「そうよ。そして世界はサターンズが破滅してやるわ」
メガンダー「絶対に・勝って・やる」
ヘル・デス「せいぜい頑張るがよい。イースリングよ!」
そんな呼び声で怒って「そうはさせるかー!」と叫んで立ち上がる隆一郎。
「あ・・・目覚めたのか。
 ・・・・くそ!サターンズめ!絶対にお前等の思いどうりにはさせるか!」
といきなり背中に強烈な波動を受け、飛ばされて川に突っ込んでしまう。
立ち上がって後ろを振り返ると、ギライバーが!
隆一郎「貴様!」
ギライバー「お前にいい知らせがある!」
隆一郎「何っ?!」
ギライバー「聞いて驚くな。お前の父親のサターンズ生物としての姿が完成したのだ!」
隆一郎「父さんの?!・・・」
ギライバー「さて、強さはどれくらいだろうかね?
        まだ1VS1では戦わせないが、楽しみにしているがいい」
そんなギライバーに、グレーティングソードを投げつける隆一郎。
その先端が見事ギライバーの脳天に突き刺さり大ダメージを与えた!
そのまま消え行くギライバー。
Gソードが地面にカタンと落ちる。
それを拾い上げて空を眺める隆一郎。
「父さんが・・・サターンズ。。」

CM

181 :イースリング:2007/02/16(金) 14:06:48 ID:CtAve/880
うつむいて、「俺は戦うべきなのか・・」と苦悩する隆一郎。
サターンズ城。
ダメージにより「うっ・・うぅ!!」と苦しむギライバー。
ゴウ・マグマ「大丈夫か?!ギライバー!!」
メガンダー「危・な・い!」
ギライバー「くそぉ・・・イースリングめ!」
 ヘル・デス「そんなに憎いのなら、次はもうお前が行くのだ!」
3体「なっ?!」
ヘル・デス「次はお前がイースリングと戦えばいいだけのことだ」
ゴウ・マグマ「し、しかしヘルデス様・・・」
ギライバー「そんな・・・」
ヘル・デス「なんだ?怖いのか?」
ギライバー「そんなわけありません!ただ。。」
ヘル・デス「はむかうでない。とにかく、オニドリルとNo.100・・・剣士スカルダーを連れて
        奴を倒すのだ!」
ギライバー「・・・はぁ!」(こうなったら何をしてでもあいつを殺してやる!)

そしてメガンダーによりカプセルNo.100が解放され、中から青い金属の鎧をつけ、
剣と盾を手にした隆一郎の父親のスカルダーが現れた。
自我を無くし、人間であったことも覚えておらず、イースリング=隆一郎が抹殺すべき敵とプログラムされているのだ・・。

隆一郎がフラッシュラッシュを見つめている。
自分は人間ではない・・・そしたら戦わなくてはいけないのか?
そう悩んでいる。
すると、オニドリル・ギライバー・そしてスカルダーが一挙に巨大な姿で現れた!!
逃げ惑う人々。
隆一郎「あ、さっきの!そしてギライバー!・・・、もう一体のあれは・・もしや父さん?!」
ギライバー「そうだ。隆一郎、スカルダーこそがお前の親父だ!
        だがその頃の記憶も自我も一切無い。お前を殺すのみの存在なのだ!」
そしてビルが破壊されてゆく。。
隆一郎「・・・・行くしかない!」
フラッシュラッシュで変身し、ウルトラマンイースリングへ!

182 :イースリング:2007/02/16(金) 14:09:10 ID:CtAve/880
巨大化してジャンプした際に、いきなりオニドリルにとび蹴りをかます!
さらにギライバーにも回し蹴りを連発!
だがそこにスカルダーが剣を突き出してくる!
バク転でギリギリ避けたが、父親だと思うと攻撃できないイースリング。
何振り構わず剣で襲ってくるスカルダー。
それを避け続けていると、ギライバーから波動を食らい、そのままビルにぶっ倒れてしまうイースリング。
そこを狙って金棒で殴ってくるオニドリル。
とにかくピンチで手足が出ない。

ギライバー「ハハハ、苦しめ!そして死ぬのだイースリング!
        正義や平和といった嘘っぱちはいらないのさ!ハハハ」
そしてオニドリルに後ろから捕まり、ギライバーの波動で身動きを奪われ、
そこを狙って剣を構えるスカルダー・・・。
イースリング「やめてくれ!父さん!父さーん!!」
もうだめだと思ったそのとき、突如その中央に光が現れ、全員を惑わせる。
ギライバー「う!なんだこれは・・・」
さらにイースリングはその光で手を離してしまったオニドリルから逃れてギリギリで剣を避け、
スカルダーは過ってオニドリルに突き刺してしまった!
直後にオニドリルは爆死した・・・。

183 :イースリング:2007/02/16(金) 14:15:15 ID:CtAve/880
その光は・・・イースリングを包む。
「あなたは・・・?」
光「私は・・・ウルトラの戦士。」
「ウルトラの・・戦士?」
光「そうだ。遠い星からやってきた。」
「僕の味方なのか?」
光「私も昔、地球を守っていたことがあるのだ」
「なんだって・・・?!」
光「今は君一人で守っているようで感動している。
   そして君は苦しい経験や悲しみが連続している・・。
   自分は人間であったがこの姿にされたや、
   友や母親とはお別れとなり、父親までも生物と。
   だがいいか?
   どんなにつらくともこれは君の運命だと思うのだ。
   こうならざぬえなかったと。
   ならば今君にできることは、愛する地球を守ることだ!
   さぁ、今日だけ君に力を貸す。
   共に戦おう!」
「・・・・・はい!!」
長く悩んだがうなづくイースリング。

そして光からは莫大な光線が発せられ、スカルダーを襲うがスカルダーは盾で防御する。
だが威力が強かったのか吹っ飛ばされてしまい、そのままスカルダーは逃げ去ってしまう。
最後に残ったのはギライバー!
イースリングは波動を力づくで跳ね返し、とび蹴りやパンチをかます!
さらにグレーティングソードで再び後ろの怪物の顔を切りつけ破壊!
「うわああああああああああ」と苦しんでうづくまるギライバー。
イースリング「いいか。人々は共に幸せに暮らすべきなんだ!
         お前等の勝手でそんな未来を崩されてたまるか。
         最後だ!ギライバー!」
ギライバー「うわっまってくれー!」

184 :イースリング:2007/02/16(金) 14:44:57 ID:CtAve/880
そんなギライバーにイースリングはエモーション光線を。
光はスカルダーに放ったのと同じ光線を、それぞれ同時に放ち、ギライバーに炸裂させた。
「くっ・・・覚えておれ・・・サターンズは必ず全宇宙を征服してやる!」
そう最後に言い残し、大爆発と共にギライバーは消滅した・・・・。

イースリング「・・・・・・倒した。・・ありがとう、ウルトラの戦士さん!」
振り返るが、既に光はいなかった。

隆一郎の姿に戻りバイクを飛ばす隆一郎。
(父さん。本当にあなたは自我を無くしたのか。。
 そんなはずはない!きっと・・きっと・・・)

ウルトラの戦士という光に出会い、一筋の希望を新たに見つけた隆一郎。
明日も明後日もその戦いは続く!

つづく

次回予告
第31話「一挙襲来!超大量サターンズ!」未成サブサタン(No.043-No.097)

この手しかないと、サターンズは未完成である生物達を一挙に放出した。
全55体の敵は果たして倒せるのか・・・。
つづく

185 :名無しより愛をこめて:2007/02/17(土) 00:48:45 ID:mqcm1QDH0
 ウルトラマンアルファ 47 卑劣!! 達志の正体暴露!!・3
 宇宙邪将・ゾギア星人、豪剣宙将・ゴーン、触手宙将・ジェフラン 出現


 東京湾岸、ディフェンスポート。
 その正体はウルトラマンアルファであった城達志が捕らえられたことを知り、大勢の報道陣や物見遊山の
連中が基地の周りに群がっていたが、基地周辺を高島参謀長下の部隊が厳重に固め、結構な騒ぎになった後、
睨みあいになっていた。そして基地の内部では。

「・・・城君」
「いやー、予測範囲予測範囲」
 美樹がへこんでいる前で、達志は頭以外をがちがちにメカの拘束具で戒められ、椅子に縛り付けられていた。
それでもへらへら笑っている。
「それに、ナイフで僕に襲い掛かってきたあの人よりはましですよ」
 象用の麻酔がもう切れたダイアン隊長は、彼女を達志以上に危険視した兵士達によって何重もの特殊鋼の
装甲で覆われた独房に入れられ、その壁をがんがん大音響で鳴らしながらわめき続けていた。
 それはともかく、高島参謀長の強権によって達志の身柄の処置権は特命防衛隊から奪われており、達志が
いきなりこのような扱いを受けているのを目にしても、特防は手を出せずにいた。
 いざとなれば、特防一同は上からどのような処分を食らうことになっても、恵達との約束通り達志を助け出して
無事に帰すつもりでいた。しかし、今無理にそれをやっても数の多い高島の部隊によって阻止される。
隙を見つけ出してチャンスを狙う腹だった。そのチャンスを生むため、川上隊長が策を用意してある。

186 :名無しより愛をこめて:2007/02/17(土) 00:50:13 ID:mqcm1QDH0
 その川上は、司令室で高島と対話していた。
「で、城達志を拘束した上で、どのようなコミュニケーションを取るおつもりですか」
「コミュニケーション?」
 高島はあからさまになめた調子で笑う。
「得体の知れない異星人相手にコミュニケーションなど取る価値があるとでも?」
「では、どうなさるおつもりで?」
「物の価値の判らん奴だね、君は。強大な力を持つウルトラマンが我々の手に入ったのだよ。これを地球防衛のために
存分に有効活用しないでどうするというのかね」
 やはりそうきたかと川上は思う。『物』とか『これ』とか『手に入った』とかしか言わないのも非常に不快だ。
「それならそれで、表面的にだけでも人道的に扱ったほうが、周囲にも悪印象を与えず得策かと愚考しますが」
「それは取り越し苦労というものだよ。何、心配ない。どれほど人道にもとるとか世論が非難したところで、実際に
怪獣や宇宙人の脅威に晒され続ければ、民衆は嫌でも最後にはウルトラマンという切り札を持っている我々に
縋らざるを得なくなる。あのウルトラマンが化けた男に関しても、いざとなれば、奴が潜伏していた一家の娘辺りでも
人質に取っておけば迂闊に手は出せまい」
 渋面を作っている川上に高島は微笑む。
「判ってくれたまえ、川上君。これも地球の明るい未来のためなのだよ。そのためならば私は悪にでもなろう」
 ふうん。

 拘束されている達志の所に、日高諜報主任が来た。警戒する美樹に、準備が整い次第達志をこの基地から
高島参謀長管轄の施設へ移す予定であることを伝える。
美樹「貴方は、この状況をおかしいとは思わないの?」
日高「何をやったところで世界中の人々全員が納得する結果にするのは無理です。この世の人間全員が幸せになるのは
不可能なのです。私はもう考えるのは疲れたので何もしません。与えられた仕事しかしません。文句があるなら参謀長へ」
美樹「ああそうですか」
 そのとき、基地に警報が響き渡った。

187 :名無しより愛をこめて:2007/02/17(土) 00:51:59 ID:mqcm1QDH0
 再び現れた豪剣宙将ゴーンと触手宙将ジェフランが、海の沖から波を砕いて歩いてくる。
 捕らえたウルトラマンアルファの扱いをどうするかで、防衛軍側は互いの意見が行き違いになって指揮系統が乱れて
いるはずだ、その隙にディフェンスポートを攻撃して殲滅せよというゾギア星人の命令だった。
ゴーン『アルファが出てきてくれれば少しは戦いも面白くなるのだが、どうだろうな』
ジェフラン『どうでもいいさ。私は地球人共を思う様なぶってやれればそれでいい、くすくすくす』
 新生ギラス兄弟以来の防衛基地への直接攻撃である。

 ディフェンスポート司令室。
 川上は呆気に取られていた。
 敵襲来の警報を聞いた途端、高島があからさまに過剰にうろたえ、広いフロアの隅っこに超速で飛んでいって
がくがく震えていた。
「参謀長?」
「・・・あ。いや、何でもない。何でもないよ」
 慌てて平静を取り戻す。
「そう、焦ることはないのだ。こっちにはウルトラマンという最強の戦力があるのだ。早速適当な脅しでも
交換条件でも与えて変身させ、敵を迎撃すればいいのだ」

 だが、そう上手くは行かなかった。
 護送中に万一達志が変身して逃げたり反撃したりすると困るので、彼の変身アイテムであるアルファプラスは取り上げられ、
基地内の別の場所に保管されていた。ダイアンを閉じ込めているのと同じくらい強固な壁の倉庫に。扉の開閉装置にも何重もの
プロテクトを掛けて。先ず取り出さなければならないのだが、大勢のオペレーターが寄ってたかってプロテクトを解除するのに
滅茶苦茶難航している。
 達志を拘束している拘束具も同様。片腕だけでも自由になれば手でアルファプラスを作動させて変身し、拘束から抜け出す
こともウルトラマンの力なら容易なのだが、そこに至るまでにさえ大騒ぎしている。

188 :名無しより愛をこめて:2007/02/17(土) 00:53:24 ID:mqcm1QDH0
 司令室。
高島「・・・・・・・・・」
川上「警戒のし過ぎが仇になったようですな。これこそ取り越し苦労では?」
高島「うううう、うるさい!」
 高島は内線に向かって怒鳴る。
「もたもたしていないで早く準備をしろ!」

「といわれましても」
 日高は淡々と応対。焦っていないのは彼女くらい。
美樹「城君、どうにかならないの?」
達志「困りましたね・・・」
 達志としても敵を迎撃したいのは山々だが、動けないのではどうしようもない。実は、先程から倉庫に格納されたアルファ
プラスにウルトラ念力を送っている。アルファプラスは念力に反応して達志の下へ向かおうと、倉庫の内壁にかつんかつんと
何度もぶつかっているが、その程度では破れない。

 沖では、ソニックビートで先行した斎木が、トライビート隊を連れて二大宙将を攻撃しているのだが、びくともしない。
ディフェンスポートから飛んできたアタックデコイも、ジェフランの触手で次々叩き落される。
「突出しすぎると敵の餌食になるぞ! とにかく交わして、アルファが出てくるまで時間を稼げ!」
 斎木はトライビート隊に指示。

 牽制も空しく、二大宙将がいよいよ目視できる位置まで迫ってきた。
「まだウルトラマンは出てこんのか!?」
 高島は内線相手に明らかに動揺している。真っ青になり、冷や汗をかいている。
 頃合だと川上は思った。

189 :名無しより愛をこめて:2007/02/17(土) 00:54:49 ID:mqcm1QDH0
「参謀長。この拠点を守るため、我々も戦いに参加します」
「・・・は?」
「ウルトラマンが出てこないのですから仕方ありません。この基地の責任者は私ですので、私の判断でやらせて頂きます」
「川上・・・貴様、何を!?」
「ミリー」
「了解」
 指示を受けたアンドロイド・ミリーは、密かにスタンバらせていた機動司令塔を、急速発進させた。
 この衝撃に慣れている川上とミリー以外の人員は、密かに下部施設に退去していたのだが、ウルトラマンを利用することで
頭が一杯になっていた高島は気づけなかった。
「ぎゃーーーーー!?」
 急な発進の衝撃に振り回され、床に転がり、壁に叩きつけられる。
 機動司令塔はハイパードリルを回転させながら二大宙将に向かう。
「いやー!! 怪獣いやー!! 死ぬのいやー!! ウルトラマン早く出てきて助けてーーーーー!!」
 防衛軍の人間である自分達がいざとなれば真っ先に戦いの矢面に立たされることも、高島の頭からはすっぽ抜けていたらしい。
 アルファの確保という事態で混乱しているこの基地に、敵は必ず遠からず攻めて来る。そう読み、敵襲の際にかこつけ、
話を続けて引き付けておいた高島ごと機動司令塔で発進し、高島を基地から引き離し、彼の部隊の命令系統を乱すのが川上の
狙いだった。
(この隙にウルトラマンを解放してくれ!)

 飛んでいく機動司令塔を呆然と見ている高島配下の兵士達。
 一方、音を上げたオペレーター達に代わり、出てきた由美子が達志の拘束メカのプロテクトを確実に素早く解除していく。
美樹「頼むわよ、由美子!」
由美子「まっかせなさーい!」

190 :名無しより愛をこめて:2007/02/17(土) 00:56:01 ID:mqcm1QDH0
 アルファプラスを保管している倉庫のほうでも、
「ああー! 試運転作業のミスでうっかり突っ込ませてしまったーーーーー!!」
 大声の棒読みで、柏村がプロライザーを倉庫の壁に突っ込ませ(勿論ドリルを回転させて)、大穴を開けた。
 達志を変身させるための非常措置という言い訳は立つだろう。立たなければ立たないで、どのような処分も食らう覚悟は
出来ている。
 破れた倉庫から、光を放ちながらふわふわ飛んでいくアルファプラスを見届ける柏村。その眼差しに宿る光は、当初
アルファの力をがむしゃらに求めて奇声を上げて暴走していた頃のそれと共通していながら、何処か余裕があって優しい。
「頼むぞ、ウルトラマンアルファ・・・お前は、俺達人類の希望なんだ」

 が。
「・・・あ」
 プロライザー追突の衝撃で、倉庫と連なって立っていた建物も連鎖してがらがらと崩れる。その中には、ダイアンを監禁していた
独房もあった。
 積み上がった瓦礫を弾き飛ばし、幽鬼と見まがいそうな包帯まみれの巨女が眼を爛々と光らせて飛び出してきた。
「しまった!」
 味方側にさえどんな被害を出すか判らない。柏村は焦る。
 だが、ダイアンの関心は幸い味方側には向かなかった。既に基地の近くに迫ってきている宙将を見たダイアンは、吼えた。
「ギギャァァァァァーーーーーッ!!!!!」
 壊れた倉庫群の中から出てきた巨大な機銃を引っ掴み、ばりばり撃ちながら(都合よく弾丸まで入っていた)、宙将に
向かって突進。
 だが、雑魚怪獣や宇宙人ならともかく、相手は緒戦でアルファをも苦戦させた宙将である。
 それでも、西野家の近所の人々のように何かを背負い、何かを守るための戦いであったなら、もう少しいいところまで迫ったかも
知れない。だが、度を越した復讐心に支配されたダイアンはもう只の獣であり、自分のことしか頭になく、先のことも何も見えて
いなかった。
 鬱陶しい喚き声を上げて走ってくる小さな人間をつまらなそうに流し見たジェフランは、細いビームを眼から撃ちはなった。
それだけでダイアンは埠頭ごと吹き飛ばされ、熱で蒸発してかけらも残さず消し飛んだ。
「・・・・・・・・・」
 柏村はいたましそうな表情で手を合わせて念仏を一節唱え、それで済ませた。

191 :名無しより愛をこめて:2007/02/17(土) 00:57:25 ID:mqcm1QDH0
「よーし外れたー!!」
 由美子の叫びと共にがしゅーと拘束メカが湯気を噴いて緩み、達志の右腕一本が漸く自由になった。
 丁度そこにアルファプラスが宙を飛んできた。達志は手でぱしっと受け止める。
「城君!」
 達志は美樹の声に頷き、アルファプラスをかざして叫ぶ。
「アルファーーーーーッ!!!!!」
 達志は眩しい光となって拘束具から抜け出し、その場から消える。
 同時に、基地上空の空がガラスのようにばりばりと割れ、その裂け目から光芒と共にウルトラマンアルファが姿を現し、
飛沫を上げて海に降り立った。

『出おったか、アルファ』
 くすくすとほくそ笑むジェフラン。
『だがもう遅い!』
 時間を稼ぎ続けた機動司令塔は、ジェフランの無数の触手に捕らえられ、高く掲げられていた。中では高島が怯えて
ぎゃーぎゃー悲鳴を上げている。
『こいつらの命が惜しければおとなしく』
 どしゅ
『・・・し・・・』
 言葉が終わる前に、投げ放たれたアルファブレードの抜き身が、触手を皆上に上げてがら空きになっていたジェフランの胸を
貫いた。
 6話の怪獣ザガランと同じ轍を踏んだジェフランは、機動司令塔を持ち上げたまま硬直してくたばった。
アルファ『べらべら喋ってる間に機動司令塔を破壊すべきだったな』

192 :名無しより愛をこめて:2007/02/17(土) 00:58:36 ID:mqcm1QDH0
 ジェフランがやられたことなど気にも留めず、続いてゴーンが巨剣をかざして迫ってくる。
 投げたブレードをジェフランの死体から抜く暇もなく素手で相手することになるが、アルファは恐れなどしない。寧ろ、
ぎりぎりまで積極的に接近して格闘戦に持ち込んでいく。
『ぬ・・・!』
 こうなると、中途半端に長く重く大きな剣を使っているゴーンのほうがやりにくい。自分の間合いに持ち込もうとしても、
アルファは先に素早く距離を詰めてくる。
『緒戦で既に対応策を練っていたか!』
 ゴーンは間合いを取って思い切りよく剣を投げ捨て、自分も格闘で受ける。
 両者激しく波を蹴散らし、技を応酬させる。アルファの素早い動きにゴーンはしっかり対応し、爪や尻尾を閃かせて
隙を狙ってくる。ナックルストリームでの拳の連打も全て拳で止められる。大技で一気に決めたいところだが、ギャラシウム
光線の構えなどで動きが大振りになると逆にそこを狙われかねない。
(何か意表を突く手は・・・)
 戦いながら動き回っていたアルファは、ふと、その手を見出した。

「・・・!」
 立ち往生しているジェフランに抱え上げられたままの機動司令塔から様子をみていた川上は、こっちを見たアルファと
見合って何かに気づいた。
「・・・ミリー、いいな」
「はい」
 ミリーも気づいていた。

193 :名無しより愛をこめて:2007/02/17(土) 01:00:02 ID:mqcm1QDH0
『貴様・・・何を考えている?』
 アルファが何か決めの一手を狙っているのをゴーンは感じ取っていたが、それが何なのか判らない。
 延々と互いにポジションの取り合いを続けた後、アルファが出し抜けに急接近して掴みかかってきた。そして、
力にあかせてゴーンを投げ飛ばす。
 しかし、ゴーンは飛ばされた上空で身を翻し、器用にバランスをとって降下してくる。
『何かと思えば・・・買いかぶりすぎたか・・・』
 そう思ったゴーンの全身が、轟音と衝撃に揺さぶられた。
 後、高島参謀長の悲痛な悲鳴も聞こえた。

『な・・・に?』
 自分の背から胸へと貫き通された、血まみれで高速回転を続ける巨大なドリルを呆然と見るゴーン。
 ゴーンはアルファとの戦いのみに気を取られ、惰弱な存在と最初からたかをくくっている地球人のことなど気にも
していなかった。そして、機動司令塔はまだジェフランの硬直した死体の上に乗っていたものの、既に触手の
締め付けは緩み、全力噴射すれば抜け出せる状態だった。
 アルファはゴーンと組み手を続けながら、機動司令塔のハイパードリルの先端の方向にゴーンを誘導し、隙を突いて
後ろからハイパードリルでとどめを刺すように促したのである。
『な・・・成程・・・地球人・・・侮りがたし・・・』
 ゴーンは大量の血を吐いて言い残し、ざんぶと海原に斃れた。

194 :名無しより愛をこめて:2007/02/17(土) 01:01:26 ID:mqcm1QDH0
 事後、機動司令塔は無事基部に戻り、高島はひいひい言いながら外に転げ出てきたが、
「ひっ!?」
 まだ巨大な姿のままのアルファに見下ろされてびびる。
『あのー、高島参謀長、でしたっけ』
 間延びした調子のテレパシー。
『僕は別に大それたことをする気はないので、出来ればそっとしておいてほしいんですが』
「・・・し・・・信用できるか!」
 高島は虚勢を張る。
「宇宙人の言うことなど当てにならん!」
 当てにならんのに力を利用しようというのもよく判らない。信用できないのは危険とは考えないのか。
「お前のような巨大過ぎる力を持った者を野放しにしておくわけにはいかん! 防衛軍幕僚の沽券に関わる!」
 今更防衛軍としての大義名分を持ち出してくる。
『はあ。じゃ、今後もずっと僕が自由にするのを許さず連れ回し続けると』
「当然だ!」
『今回のゾギア星人の侵略軍団は、どうも僕をピンポイントで狙ってる節があるんですが、ずっと僕と一緒にいると、
貴方も巻き込まれますよ』
「・・・・・・」
『今回のようなひどい目に会い続けますよ』
 高島は青ざめるが、
「・・・そ・・・そのためにお前の力が!!」
『今回僕が勝てたのは、特命防衛隊の皆さんの協力があったからです。ゾギア星人の軍団は強敵です。次も勝てるとは
限りません。で、僕が負けてやられたら、そのときこそ貴方に事が及ぶと思うんですけど』
「・・・・・・・・・・・・」
『その覚悟、あります?』
 アルファは身をかがめて高島を覗き込む。
 ダークメフィストばりの異常パースで。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

195 :名無しより愛をこめて:2007/02/17(土) 01:02:47 ID:mqcm1QDH0
「川上君! そのウルトラマンの処遇は君に任せる!」
 既に日高はVIP機を用意して待っており、高島は裏返った声で川上に全てを押し付け、テープの早回しでこけつまろびつ
走りながら逃げていった。
 特命防衛隊一同の溜飲は下がり、はっはっはっはと笑いながら見送った(ミリーを除く)。アルファも巨大な姿のままで
シュワッハッハッハと腰に手を当てて笑い、特防と一丸となって見送った。
 太陽は眩しく、海と空は何処までも青く澄み切っていた。

196 :アルファ作者:2007/02/17(土) 09:22:43 ID:DifAYo1o0
ミス。

 ウルトラマンアルファ 47 卑劣!! 達志の正体暴露!!・3
 豪剣宙将・ゴーン、触手宙将・ジェフラン 出現

に、まとめサイトでは変えといてください。
ゾギア星人出てなかったわ。

197 :ウルトラマンアレス:2007/02/17(土) 16:16:48 ID:z5GiH/pY0
第三話「大戦艦がやってきた!」アーリカ星人司令官ヘリー、アーリカ星人兵、
ブラックバトルシップ登場

今日も平和な雰囲気を醸し出す見事な青空。こんな日はRATもテレビゲームでも
して遊んでもおかしくないぐらいだ。だけど…
原田「ぐわぁ〜レーダー反応無し!特別なエネルギー反応無し!すげぇ平和な
感じだってのによぉ、土方さんは仕事に厳しいなぁ!」
土方「馬鹿野郎、いつ何が起きてもおかしくない世の中なんだ。遊びたいんなら
休憩時間まで待たんか」
原田「はいはい…ところで、遼の奴はどこに?」
土方「格納庫の方に行ったぞ」
というのも入隊してまだ日が浅いので遼は整備の勉強をしようとしているのだ。
遼「あれがこうで、これが…それ?だぁ〜わかんなくなってきた…源さん、ちょっと
来てください!」
井上「ははは!まあ少しづつ、慣れていくんだな!」
この人はRATの整備斑班長の井上源蔵。通称「源さん」もう70代だというのに
やたら元気で去年の町内体育祭でも100m走で優勝したとか。
遼が整備についてやたら苦戦している中、ご町内では…

198 :ウルトラマンアレス:2007/02/17(土) 16:18:52 ID:z5GiH/pY0
魚屋の大石「へいらっしゃーい!!安いよ安いよ!!」
八百屋の谷「そこの奥さん!!見てください、このかぼちゃ!とても美味い!
しかも価格はリーズナブル!!」
本屋の吉村「(はたきを持って)はい、長時間の立ち読みは駄目だよ!」
ここもいつも通り、平和な時が流れている。だがその時…。
「おい!なんだあれは!!」
谷「お客さん、どうしたんで…うわぁっ!!」
見上げた上空、巨大な黒い大戦艦、おぞましく黒い煙なんか出しちゃって、もう。
ビデオ屋の山野「く、黒船だぁー!!!」
電器屋の安富「早いとこ、RATに知らせるんです!!」
ご町内のみなさん、全員が驚いた!すぐさまRATに連絡だ、まあ電話するより
直に基地に出向く方が手っ取り早いので、みんな一斉に自分の店の商品持ったまま
基地に詰め寄る!

大石「(今朝、競りでぶん取ったマグロ)お〜い!近藤さん!!黒船だぁ!!」
谷「(大根)空にあんなんがあったら日照権侵害だよ!!」
吉村「(週間少年サタデー)突然のことなので吃驚仰天ですよ、こっちは!!」
山野「(ウルティメットセブンのDVD)なんかみなさんの流れで
来てしまいました…」
安富「(プラズマテレビ)というわけであれ、何とかしてください!!」

―――作戦司令室
近藤「え〜というわけで平和な一日はこうして崩れ去った。今、山崎君と永倉君が
あの黒い戦艦のとこへ向かっている」
原田「まったく面倒な仕事だぜ!かたっ放しから倒せりゃあいいのによ!!」
土方「そうはいかん。向こうはまだ攻撃してきていない。もし、地球と同盟を
結んでいる、キュラソ星人やミラクル星人達だったらどうする?」
遼「あと、マツーサ星人ですね」
土方「マツーサか…あそこはどうも、きな臭いがな」
しばらくして、山崎と永倉が帰ってきた。

199 :ウルトラマンアレス:2007/02/17(土) 16:20:24 ID:z5GiH/pY0
永倉「只今戻りました」
山崎「では早々に話しますが、あの黒い戦艦はアーリカ星人という宇宙人の船で
ヘリ―という者が指揮をしています。なんでも地球側と和平を結びたいそうです」
土方「和平を結ぶんなら、あんなゴテゴテした戦闘用装備をしなくてもよさそうだがな」
斎藤「その通りです、何か裏がありそう…」
そして和平を結ぶ際の条約表をテーブルに広げる。アーリカ星人は地球のことを
研究しているのか、ご丁寧に日本語表記だ。
土方「なんだこれは!!どう考えても、地球側の方が損をする!」
原田「奴ら、ますます怪しい存在になってきたな!!」
その時、司令室の扉が開き1人の男が入ってくる。
???「その和平を結ぼうじゃないか」
近藤「あなたは!」

―――CM
「RAT戦闘開始!!」
トリガーを引け!モードチェンジとカートリッジ交換で音が変わる!
これで君もRAT隊員だ!『DXラットブラスター』

突如、基地に入ってきた男は…
近藤「清川参謀!」
清川「久しぶりだな、近藤君。地球とアーリカ星が和平を結ぶ、いいではないか、
地球人の宇宙進出がもっと進んでいくぞ」
土方「参謀、奴らはまだ素性も分からない宇宙人です。宇宙人全てが敵のような
言い方はしませんが…もう少しお待ち頂きたい」
清川「ふん、私は君達より上の者だ。従えないのであればRATを解散させても
よいのだぞ?ふははは…」
清川は嫌な笑いをしながら作戦司令室から出て行く。

200 :ウルトラマンアレス:2007/02/17(土) 16:22:20 ID:z5GiH/pY0
遼「なんだと!?待ちやがれ!!」
原田「遼、手伝うぜ!!」
永倉「待て!腹が立つのは分かるがもう少し冷静になれ」
近藤「しかし、おかしい…以前会った時の清川参謀はもっと慎重かつ、
冷静な判断をする方だったはずだ」
土方「いくらなんでも変わり過ぎだな…俺の勘が奴は危険と判断している」

基地を出た清川は誰もいない野原にいた。そして彼の体が光り始め、発光体となり
黒船に乗り込む。そして内部で最高司令官・へリーと対面する。
へリー「どうだ、地球側の反応は?」
清川「我らアーリカ星人の出した条約には賛同しかねるそうで。特にRATの面々は
断固反対のようですな」
へリー「地球防衛軍の犬がいきがりおって…我らの戦力に敵う筈もなかろうに」
清川「この清川という男を殺し、利用してみましたが効果はありませんでした」
へリー「まあいい。先程、捕らえた地球人を利用しよう…」
司令官・へリーは人が1人入れる程のカプセルに目をやる。

RATが対抗策を練ている最中に、通信が入る。
山崎「はい、こちらRAT極東支部…松平長官!?」
近藤「なに、松平長官?すぐにモニターに映せ!」
モニターから中年ぐらいの年の男が映される。彼こそがRAT極東支部長官の
松平克義である。
松平「諸君、君達が対抗策を練っているアーリカ星人だがとんでもないことを
してきたぞ!この映像を見てくれ!」
すると、モニターに新たな映像が。そこには黒船と司令官ヘリー、さらに
カプセルの中に1人の女性が映っていた。
へリー「地球人達よ、我らの差し出した条約を飲まないのであればこの女を殺すことに
なるぞ!」

201 :ウルトラマンアレス:2007/02/17(土) 16:23:41 ID:z5GiH/pY0
カプセルの中の女性は眠っているようだ…しかしそれを見た遼は…。
遼「あれは…姉さん!!」
原田「なんだって!?」
遼「アーリカ星人の野郎…何時の間に姉さんを捕らえやがったんだ!…くそっ!」
土方「遼!どこへ行く!!」
遼「決まってます!姉さんを助けに行くんですよ!」
土方「馬鹿者!!勝手な行動は慎め!!」
近藤「…遼君、君の姉さんを救い出したら速やかに戻ること、いいな?」
土方「!…近藤さん」
近藤「土方君、こういう時の若者には何を言っても無駄だよ」
土方「ふん、仕方ない!原田、着いていってやれ!他の者は地上待機!」
遼「ありがとうございます!!行きましょう、原田さん!!」
原田「ま、俺も飛び出す気満々だったけどな。よし、おめえの姉ちゃんを助け出して
ついでにアーリカ星人の野郎も叩きのめしてやろうぜ!!」

ラットファイター2号で遼と原田はアーリカ戦艦に接近。出迎えの砲撃が
連射されるがそんな物は軽く避わして船体に突入!内部ではアーリカ兵士が
わらわらと襲い掛かる!二人はラットセイバーを構え、迎え撃つ!
原田「よ〜し、遼!全員ぶった斬れ!!」
遼「了解!!死にたい奴は…前に出ろ!!」
二人は目にも止まらぬ速さで兵士達を斬り捌き、先へと進む。
そしてもうすぐ甲板に出れるところで…
へリー「来たな、RATめ…だが地球人如きの力で我々を倒せると思わないほうがいい!」
ヘリーは巨大なバズーカを構え、二人に放つ!辛うじて避わすも、衝撃で
遼は外へ吹き飛ばされてしまう!
遼「うわぁ!!」
原田「遼!くそったれ!!…ぐっ!!」
へリーがさらにもう一撃を放ち、それが原田の肩を霞める!
万事休すかと思われたその時…

202 :ウルトラマンアレス:2007/02/17(土) 16:25:50 ID:z5GiH/pY0
へリー「な、何だこの光は!?」
アレス「真の平和のためには武器はいらぬ…そして平等な世界を創るためには
お互いを信頼できる行ないをすることだ、貴様のような人質を使う真似をする
奴には平和という言葉は似合わん!!あの世でまた学習しなおせ!」
へリー「ウルトラマンアレス!!例え貴様でも私の邪魔はさせん!!」
アレス「原田隊員、人質の救出はあなたに任せる」
原田「悪いなアレス!!」
原田が甲板に向かうのを確認すると、アレスは早々にブレスレットをアレス守兼定に
変形させる。ヘリーが必死に砲撃するが兼定がそれら全てを切り払う!そして
アレスは飛び上がり、キックの構えを取る!
アレス「フェニックスキック!!」
必殺キックの技名を叫ぶとアレスの両足が真っ赤に発光!ヘリーを吹き飛ばす!
へリー「ぐわあぁぁぁ!!」
さらに兼定でヘリ―を滅多切りにする!ヘリーは爆発せず断末魔を上げることなく
風に吹かれながら花びらのように散っていく…
アレス「宇宙理心流・桜吹雪」

その頃、原田はカプセルから遼の姉・美香を救い出していた。そこに遼が駆けつける
遼「原田さん!」
原田「遼、無事だったか!心配するな、お前の姉ちゃんは寝てるだけだよ」
遼「そうですか、よかった〜!」
原田「まったく、このシスコン!」
遼「そんなんじゃないですよ!原田さんったら!」
二人は笑いながら、美香を連れて、脱出。残ったアーリカ星人の戦艦は
防衛軍が回収し、技術を頂戴することにした。しかし今回の事件がこれからの
戦いのまだ始まりの序曲でしかないことをこの時は誰も知らない…。

203 :ウルトラマンアレス:2007/02/17(土) 16:27:58 ID:z5GiH/pY0
次回予告
遼「いや〜姉さんを助けることが出来て本当に良かったなぁ〜!」
美香「私は良くないわよ。だってずっと気絶してたのよ!台詞も無い!」
遼「あはは…じゃあ予告やっていいから、ね?」
美香「そうよね、予告はお姉ちゃんがやってもいいわよね〜!さて次回は
アーリカ星人を倒したのも束の間、今度はローシュウ星人ってのが
やってきちゃうのよ!そしてぇ〜!防衛軍の次なる参謀は芹沢なんとか!!」
遼「姉さん…出るキャラクターの名前しか言ってないよ…参謀なんか
適当すぎる…」

アレスが斬る!!
アレス「現在、地球と同盟を結んでいるのはかつて地球側が犯罪者を倒したとし
友好関係を持ったキュラソ星と、元々友好的で優しいミラクル星、そして
最近、同盟を結んだマツーサ星の三つ。しかしマツーサ星は他の星と
比べて、何か怪しいと思っている人が多いみたいだね。
それでは次回も見てね!!」

204 :アレス作者:2007/02/17(土) 16:29:54 ID:z5GiH/pY0
なんとか投下〜だけどもまた、これから何日も空ける〜…。
まあ投下できるだけありがたいんですけどね。
そしてみなさんの作品への感想がまだ無くてすみません!

205 :ウルトラマンオーバー:2007/02/18(日) 18:12:59 ID:dJrfdZCO0
予告だけ投下します


次回予告
松野「まるで・・・地獄や・・・」
和崎「ば・・・化け物だ・・・とんでもねえ化け物だこいつら・・・」
オーバー「グァアア」
五条「あきらめなさい、時が来たの」
石野「どうやら覚悟決めなきゃならねえ見たいだな」
次回「平和が燃える」

206 :リュウラ著者:2007/02/19(月) 13:11:27 ID:7+WGjKph0
アルファ作者さま
特防とアルファの見事な連携がかっこいい。
「我々はウルトラマンを解放する!」
とか思い出しました。参謀長はTACの人っぽいですが。ダイアンに関しては…あの救いの無い散り方は相応しかったのかな?断定できません。
イースリング作者さま
謎のウルトラの戦士さん(←ちょっとこの表現がツボ)。
新しいウルトラマンなのか、それとも我々の良く知っているウルトラマンなのか色々想像できます。
「世界観は不明確」って前提もあるし。
アレス作者さま
プラズマテレビは重いでしょう(笑)今回はウルトラマンだけでなくチームもチャンバラするんですね。劇場版時のシグマ対サマナグはアレスのプロトタイプだったのかなとか今思ったりとかしました。
松平長官の名の由来が気になります。松平定信だとは思うんですが、マツケンのような気もする。暴れん坊だし。

207 :イースリング:2007/02/20(火) 01:23:43 ID:FBOH2TIw0
>アレス作者様
定番・宇宙と地球の交友もの。
しかし、今回もやはり敵でありましたかー!
ヘリー・・・歴史の人物に例えてたのが面白かったです。

>リュウラ作者様
感想ありがとうございます。
はい。不明確なので、この戦士が例のウルトラ戦士なのか・・・
ハタマタまったく関係ない戦士なのか・・・それは僕にもわからないです。

208 :イースリング:2007/02/20(火) 01:25:03 ID:FBOH2TIw0
第31話「一挙襲来!超大量サターンズ!」未成サブ・サタン

サターンズ城。
ゴウ・マグマ「くぅぅぅ!!!ギライバーまでもが・・・
        なんと皮肉な奴だイースリング!
        しかも、謎の光までもが奴に加担を・・・」
メガンダー「隆一郎・抹殺・すべし」
ヘル・デス「ふん!負けたのは奴が弱かったから、ただそれだけだ。
       未だに悔やんでも仕方が無い。」
ゴウ・マグマ「しかしヘル・デス様!我々の戦力は大分落ちぶれて・・・」
ヘル・デス「私に考えがある。No.43から97までの生物を一挙に放出するのだ」
メガンダー「な、なんと!」
ゴウ・マグマ「しかし、この55体はまだ完成しておられませんぞ?」
ヘル・デス「いいのだいいのだ。
       日本各地に出動させ、一般市民を襲うのだ。」
ゴウ・マグマ「ほう。確かに隆一郎は一度に全地区を守ることはできない・・。
        名案ですな、ヘル・デス様。」
ヘル・デス「ふふふ。メガンダー、お前の高性能頭脳で、どの地区に人が多いか調べてくれ」
メガンダー「了解!」
ピコピコピコ・・・・・脳が光って地球を調査。
メガンダー「東京B−2、大阪S−99、北海道SA・・・・」
などと様々な地区を言ってゆく。
ヘル・デス「ご苦労。では、カプセルを解放するのだ!」
ゴウ・マグマ「。。。ヘル・デス様。
        万が一・・この55体が死んでしまったら、残るは
        私とメガンダーとスカルダーとNo.098とヘル・デス様のみとなってしまいます。。」
ヘル・デス「ん?お前は今回も敗れると思っているのか?」
ゴウ・マグマ「祖、そういうわけではございませんが・・・」
ヘル・デス「ふん!まぁ今回は大丈夫であろう。55VS1だ。
       しかも、特殊な力を持っているからな。フフ」
ゴウ・マグマ「特殊な力・・・?」

209 :イースリング:2007/02/20(火) 01:27:40 ID:FBOH2TIw0
そして日本各地で未成サブ・サタンが暴れ始めた。
逃げ惑う人々だが、取り付かれ、サブ・サタンの口先の針を首筋に刺されて毒を注入される・・・
次第に意識を失う人々。
警察も発砲しまくるが、ノーダメージであり逆に殺されてしまう。
会社内や電車内にも大量に現れ、55地区は大混乱となる。
バイクで走行中の隆一郎の目の前にも、サブ・サタンに苦しめられる人々を発見し、急いでバイクから降りて、
グレーティング・ソードで切りつける!
だがかすり傷を負った程度であり、自分にも毒を注入されそうになる。
だが、海へ飛び込んで回避。
蹴り上げたりと少しづつダメージを与える。
と、ゴウ・マグマが突如目の前に。
隆一郎「貴様!これは一体?!」
ゴウ・マグマ「ふふ。お前はなんとか守ろうとしているが、100%守りきれないのだ」
隆一郎「なに?!」
ゴウ・マグマ「このサブ・サタンはここにいるだけではなく、日本全国で暴れているのだ」
隆一郎「全国だと?!」
ゴウ・マグマ「そう。つまり、お前は全ての地区を守らなければならない。
         だが今ここを守っている間にも他の54地区で人々は襲われている」
隆一郎「卑怯ものめ!
ゴウ・マグマ「黙れ!」
と、光線で隆一郎の両手足を縛り、空中に浮かせる。
隆一郎「く!離せ!離しやがれ!」
ゴウ・マグマ「ああ。離してやるさ」
と、空中10メートルのところで、思い切りビルの窓にたたきつけた!
勢いよくそのビルの中に突っ込んでしまう隆一郎。
さらにゴウ・マグマの光線が襲い、今度は逆にビルから地面に落ちてしまう!
ダメージを追うが、サターンズのためなんとか立ち上がることができたが、ゴウ・マグマはいなかった。
だがサブ・サタンはまだいる!
しかし、さっきまでいたサブ・サタンまでも別の場所へ移動してしまったようだ。
すぐ見つけなければと、スパイダーダイヤモンドを頼りにバイクに再び乗車した。

CM

210 :イースリング:2007/02/20(火) 01:29:07 ID:FBOH2TIw0

激しく反応するスパイダーダイヤモンド。
辺りを見渡す。
だが、55地区に敵がいると、全て守ることは不可能に近い。
しかし、少しづつでも倒していかなければならない。
そんなとき、バイクがいきなり倒れ、その衝撃で隆一郎はぶっ飛ぶ!
前を見ると、父親であるスカルダーの姿が!!

隆一郎「お、親父!」
スカルダー「隆一郎。いや、イースリングよ。
       今回ばかりはお前は地球を救うことはできないであろう。」
隆一郎「どういうことだ?!」
スカルダー「今こうしている間にも助けを求めて苦しんでいる人々がいるのだ。
        つまりお前はある意味罪人なのだ。
        『世界の平和を守る』と言っておきながら、全く守れていないではないか。」
隆一郎「・・。あぁ。確かに守れない命もある。
     だが俺は出来る限りの力を尽くして平和を守りたいんだ!
     そして、親父!頼む。目を覚ましてくれ!」
スカルダー「親父?変な言いがかりはよしてくれ。お前の親になった覚えはない。
        お前は抹殺べし敵なのだ!」
そう言って、剣先から光線を発射してくる!
飛び前転で避けるが、目の前にサブ・サタンが飛び掛ってきた!
首を噛まれて歯をくしいばって苦しむ隆一郎。
スカルダー「ハハハ、苦しめ。苦しめ!お前が倒してきたサターンズ生物。
       そしてお前によって殺された仲間達や人間どものようにな。」
隆一郎「っう!。。お、親父・・・」
そしてグレーティングソードでサブ・サタンを刺す!
『ギャァゥァァ!!』と奇声を出して離れるサブ・サタン。
スカルダー「ふん!だが、お前はもう終わりだ。毒が体中に回っているからな。フフ」
そして消え去るスカルダー。

211 :イースリング:2007/02/20(火) 01:36:43 ID:FBOH2TIw0
また、毒によって意識不明となった隆一郎は川原で倒れていた。
このまま日本はサターンズによって破滅させられてしまうのか?!

つづく

次回予告
第32話「巨人対決!スーパーイースリング!」未成サブ・サタン、超力ビッグ・サタン

サブ・サタンの卑劣な侵略により、大勢の人々が倒されてゆく。
そんな怒りを背負い、傷だらけの隆一郎に、超巨大生物が襲う!
今こそ、イースリングの神秘な力を発揮するとき!
お楽しみのに。

212 :名無しより愛をこめて:2007/02/20(火) 11:22:49 ID:8gtia3/G0
 ウルトラマンアルファ 48 他人の星から
 改造恒星間弾道弾・マゼラニオス、爆撃宙将・グロント、宇宙邪将・ゾギア星人 出現


 地球に向かって、太陽系外から超巨大な物体が接近していた。
 改造恒星間弾道弾・マゼラニオス。
 要は、惑星破壊爆弾。
 かつて恒星間弾道弾を使って地球の爆破を狙ったマゼラン星から、宇宙邪将・ゾギア星人が
今回買い受けて使用に踏み切った。
 尚、以前のウルトラセブン37話同様、この話でも、マゼラン星人自体の描写はない。相変わらず
全貌は不明である。そして、地球人を宇宙から消し去るべき癌細胞と思っているのも相変わらずである。

「いいんですか? 私達の目的は地球の侵略で、その地球を木っ端微塵にしちゃったら意味ないのでは?」
 拠点に座するゾギア星人に、例の少女がきょとんとして尋ねる。
「地球がこの試練に耐え切れる星かどうかを試す」
「はあ」
「地球は自然に満ちた風光明媚で美しい星だが、私はそれだけで地球を狙っているのではない。
マゼラニオスを買った際にマゼラン星人どもも散々こき下ろしていたが、地球という星の美しさは
ともかく、そこに住んでいる住民については必ずしも肯定的な評判ばかりではない。モラルに
ついては大いに疑問視されている。何せ『侵略者の墓場』と評されるくらいだからな」
「はあ。それは確かにそうですね」
「こういうことを言うと、夢見がちな理想主義者どもは何時も、そんなことはない、それは一部の者達で、
いい地球人も沢山いると頭に血を昇らせて喚いてくるが、実際にろくでもない『一部の者達』がいて・・・
本当に一部の少数派かどうかはともかく・・・『いい地球人』との小競り合いで多々問題が発生している
事実に言い訳をさせる気はない」
「ほうほう」

213 :名無しより愛をこめて:2007/02/20(火) 11:24:13 ID:8gtia3/G0
「地球が如何に美しい星でも、そこに住む者が只の汚物のレベルを脱していないのでは意味がない。
その辺どうなのかを今回の攻撃で試す。この攻撃で滅ぶならそこまでの星だったということだ。
又次の征服目標を探すまでさ」
「ウルトラマンアルファについては?」
「奴は地球人と同じ地に立ち、地球人の同胞となることを望んでいる。いや、自らそうあろうと
試行錯誤を今も続けている。だから、私の挑戦に地球人が抗することにアルファが加担するのは
別に構わん。寧ろ、奴がどうでるか非常に楽しみなのだ。ふふふ・・・」
「といってたら、期待に応えて、来たみたいですよ」

 ばりんと次元の壁を割り、マゼラニオスの正面に、ウルトラマンアルファが転移してきた。
 無論、マゼラニオスの地球到達を阻止するためである。
 だが、それを妨害する者がいた。
 ゾギア星人の側にいた人物の一人、アーミールックの大柄な男。
 真空の宇宙空間を進むマゼラニオスの上に、腕組みして悠然と立ってアルファを睨んでいる。
人間ではない。
 男は忽ち身を膨れ上がらせて巨大化し、四宙将の三、爆撃宙将・グロントの正体を現した。
全身にごてごてパーツのついた、人型の上半身に牛のような四足の異形で、その四足でしっかり
マゼラニオスの装甲を踏みしめている。二人操演。
 グロントはアルファをマゼラニオスに近づけまいと、その巨体に大量に搭載された火力兵器を
一斉に撃ってきた。
 ホーミング式のミサイルやビームで、アルファが迂回してマゼラニオスに取り付こうとしても
正確に執拗に追ってくる。避けても避けても、無数とも思える弾を連続して撃ってくる。更に、
マゼラニオス自体にも全面に取り付けられた砲台からの一斉砲撃。宇宙が眩しい白に染まる。
 高速機動が身上であるアルファは食らわずにいるが、近付くことも出来ない。

214 :名無しより愛をこめて:2007/02/20(火) 11:25:21 ID:8gtia3/G0
『くそ・・・ウルトラ縮地!!』
 最大加速し、残像を残して移動しながら、砲撃を回避しつつ強引にマゼラニオスに接近していく。
そして、遂にその表面に降り立った、と思ったとき。
 巨体な分動きも鈍重だろうと思っていたグロントが、軽やかに走り跳びながら、瞬時に
アルファの目前に迫ってきた。
 直にアルファを手で殴り、吹っ飛ばす。
 マゼラニオスの上に転がったアルファに追い討ちを掛ける。前足で蹴り、後ろ足の上の胴体に
繋がった二本の触手を伸ばして鞭のように素早く振って叩きつけ、更にまだビームやミサイルを
撃ってくる。もう嫌がらせのようなしつこい追撃。是が非でもマゼラニオスを攻撃させない気だ。
ゴーンとジェフラン相手のときもそうだったが、この隙のない猛攻相手では、又もモーションの大きい
大技を掛ける暇がない。
『諦めろ、ウルトラマンアルファ!』
 グロントが叫ぶ。
 マゼラニオスの上を転がって避け続けるアルファ。
『やはり・・・あれを使うしかないか』

 地球。
 先行したアルファの妨害を突破された場合に備え、特命防衛隊と、地球防衛軍・ガーディアンの
大部隊が既に地球圏一帯に広範囲の警戒網を敷いている。
 既にアルファも防衛軍戦力の一端扱いだが、それはまあいい。ゾギア星人もいいと言ってるし。
 だからといって、強大すぎる敵の前に何が出来るかは怪しいのだが、特防も只待つだけに甘んじる
気はない。
 空を見つめる由美子。
「頼んだわよ・・・」

215 :名無しより愛をこめて:2007/02/20(火) 11:26:46 ID:8gtia3/G0
 アルファは素早く背に手を隠したと思うと、由美子が開発して渡したハンディサイズの手榴弾のようなものを出す。
それを投げて炸裂させると、グロントとマゼラニオスの同時砲撃による光熱を上回る眩しさの閃光が
一帯を埋め尽くした。
『があっ!?』
 グロントの目が潰れ、思わず顔を背ける。
 アルファは仮にも光の巨人のウルトラマンなので、多少の閃光は平気。今のうちに、由美子からのもう一つの
預かり物を出す。
 マゼラニオスをも一撃で破壊できる、超強力爆弾。
 だが、普通にミサイルに搭載してマゼラニオスにそのまま直進させても、グロントとの同時射撃辺りで
命中前に撃墜される。そこで、アルファに持たせて確実な命中を狙わせた。
 アルファはプラスチック式の爆弾をマゼラニオスに接続して時限装置を作動させ、グロントが苦しんでいる隙に
全速でマゼラニオスから離脱。
 逃げ切った遠くの位置から見届ける彼方で、マゼラニオスはグロントを巻き込み、跡形もなく爆破された。
 地球に帰還するアルファからのテレパシーでの報告を受け、防衛軍一同は大いに歓喜した。

 ウルトラマンアルファ=城達志は、地球の住人となるための過程を日々確実に踏んでいる。全世界レベルでの
正体暴露という難事があってから、一度囚われの身となった後も、押し寄せるマスコミとか、人々の不安を解消するために
川上隊長に伴われての公式の場での説明とか、雑事は度々襲ってくるが、特防のフォローもあり、今のところ
西野家に戻ってどうにかまともに暮らせている。
 マゼラニオス撃破祝いのパーティで町内中で盛り上がった後、達志と恵は西野家宅の二階のベランダに出て
夜空を見上げる。周りの人々は無論気を回してついていくようなことはしない。覗こうとした者はとっちめられた。
「中々ゆっくり出来なくてごめんね、恵ちゃん」
「いいです。今宇宙人が地球を狙ってて大変なときなのは判ってますから。それに」
 恵は意図的に目線を合わせずに言う。
「城先生は、必ず帰ってくるという約束をちゃんと守りました。それだけで、もういいです」

216 :名無しより愛をこめて:2007/02/20(火) 11:28:09 ID:8gtia3/G0
 暫し沈黙が続いたが、
「恵ちゃん。少し前に、僕の家族に話をしにいかなくていいのかって話が出たことがあったよね」
「え? ええ、そんなこともありましたね」
「実は・・・距離の問題だけじゃないんだ」
「?」
「多分、本当にわざわざ挨拶しにいく必要はない」
「・・・いや、それは・・・異星人とか、そういうことは私は今更気にしませんから」
「既に皆知っての通り、僕はウルトラマンで、宇宙警備隊の隊員だ・・・いや、脱走してきた今、まだ籍が警備隊に置かれて
いるかは判らないが、隊員だった」
「?」
 どうも話の流れが判らない恵。
「けど、純正の光の国・M78星雲の出身じゃない」

 ウルトラマンと呼ばれる光の巨人達は、元々地球人に近い姿の種族で、人工太陽プラズマスパークの暴走事故の影響で
現在の巨大な体と超能力を持つ種になったことは、以前にも言及された。
 ウルトラマンとなった人々は、姿が変わった後、別の星系に移住したりしてその生活圏を増やしていった。
マグマ星人の攻撃で壊滅して今はもうないL77星等が代表的な例だが、その他にも色々ある。
 そして、達志=アルファの故郷、Q538星。
 Q538星に住むウルトラマン達は、基本的に宇宙警備隊には参加していない。それどころか、ウルトラマンとしての
強大な超能力を持ちながら、その力を宇宙の平和のために使うという、世間一般のウルトラマンに対する認識とも
合致していない。かといって、近年になって増えた、『悪トラマン』と蔑称で呼ばれる、ダークサイドに走った悪の
ウルトラマン達のように他に害をなすといったこともしていない。では何をしているのか。
 何もしていない。
 ひたすらQ538星の中だけに篭り、他の文化圏との関わりを一切絶って暮らしている。強力な超能力を持っているので、
他と関わらずに自分達だけで暮らしていても別に不自由ではない。が、かたくなに他との関わりを拒むその意固地な姿勢が、
他の星の人々にとって好意的に受け入れられるわけはない。

217 :名無しより愛をこめて:2007/02/20(火) 11:29:37 ID:8gtia3/G0
 Q538星の周辺でも、宇宙の平和を脅かすような事件は頻繁に起こり、凶悪な怪獣や宇宙人が暴れたり、プラズマハザードの
変異体が災害を引き起こしたりしているのだが、それに対して宇宙警備隊や有志の宇宙人達が事件を解決するために尽力
している中でも、Q538星は何にもしない。
 こういう方針は、アルファの血縁であるQ538星の現在の統括者によって定められ、殆ど全ての住民もその方針に対して
特に異を唱えない。何故そんな方針になったかというと。
 幾らウルトラマンが宇宙の平和のために戦い続けても、宇宙中に住む一人一人それぞれの物の考え方が違う限り、
その行き違いによる争いは永久になくならない。
 だから、幾らやっても無駄。
 下手にその堂々巡りに介入して騒ぎを拡大するより、何もせずにいるほうが平和のためだ。
 考えの違う同士がお互いに下手に関わり合いにならなければ、争いが起きることもない。

 そういう考えでまとまった今のQ538星の社会が、どういう状態になっているか。
 あの四日市の実験都市の住民達の状況とそっくりそのままだ。互いの感情を一切共有しあわず、全員が自分一人だけの
生活圏で暮らしている。超能力があるので特に生活に不自由はないので、ずっとその状態である。

「・・・・・・・・・」
 恵は絶句している。
「だから、挨拶になんか行っても意味がないんだ」
 達志は笑顔のままで言う。その笑顔がとてつもなく空虚で寂しいと恵は感じた。
 以前、空の彼方を見上げる達志を見たときに感じた郷愁と微妙に違う違和感の正体は、これだったのだと気づいた。

218 :名無しより愛をこめて:2007/02/20(火) 11:31:00 ID:8gtia3/G0
 正直Q538星に対して憤るものがある。幾ら掃除しても結局埃はたまるからといって永久に掃除をしないのかとか。
 が、じゃいざどうすればいいのかというと、具体的な考えが何も出てこない。幾ら頭ごなしに怒鳴ったところで考えを
変えない奴は変えないというのは、達志がウルトラマンであることを知ってからのこの怒涛の一年で何度も思い知らされてきた。
達志もそうなのだろう。町内の顔見知りならまだしも、見たこともない何処かよその人相手に対して万事親密に全てを打ち明けて
振舞えるかと言われると、そんな自信はない。まして相手は遥か彼方の宇宙人である。
 多分、自分が彼らに何か言ってもどうにもならない。
「・・・じゃ、そのQ538星で生まれた城先生は、どうして故郷から出て地球の平和を守ろうと思ったんですか?」
「そりゃ」
 達志は答えた。
「ずっと閉じ篭った状態じゃいけないと思ったから・・・というのは、綺麗事だな。
 本当は、自分から可能性を閉ざしてしまった同郷の奴らにむかついたから」
 そして、又星空を見上げる。
「地球はいい星だ」
 そのコメントは嘘ではないと、これまでの彼の地球を守る戦いへの尽力振りを見て恵は信じられる。だが、それと同時に。
 達志には、故郷に対するいい想い出がないのだろう。

 後日。桜ヶ丘高校。
 恵は、放課後で他に誰もいない屋上で、ある人物と会っていた。
 ぱりっとしたスーツを着た、清潔な印象の長身の青年。纏う空気も柔和。
 ぱっぱと明かしてしまう。彼は、宇宙警備隊の辣腕中間管理職、デリート隊長が人間に変身した姿である。
 達志=アルファが徐々に地球の社会に溶け込みつつあることで、それを見届けるために何度かデリートが地球に
来訪しているうちに、恵と接触を持つことになったのも自然な流れであろう。最早ズィーベンやジャネットとは知り合い
レベルだし。といっても、デリートは仮にも重職についているのでそうしょっちゅう来るわけではないが。

219 :名無しより愛をこめて:2007/02/20(火) 11:32:22 ID:8gtia3/G0
 恵は、達志から聞いた話について、デリートからも話を聞いていた。
「ええ、事実です。Q538星からアルファ君が突然やってきて、宇宙警備隊で働きたいと言ってきたときは私も驚きました。
正直Q538星の印象は宇宙警備隊にとっても決してよろしくなく、いきなり入隊した彼は周囲から色んなやっかみも
受けましたが、それに負けず多くのハードルをクリアしてきました」
 そのやっかみの一端が、とち狂って自分達で地球にプラズマハザード変異体を送りつけてきたあのその他ウルトラマン達であろう。
「M78純正のウルトラマンは、正義と平和のために戦うことが当たり前という印象が定着している。しかし、アルファ君は
それが当たり前でない土壌から自ら思い立ち、誰にも言われずに一人で宇宙警備隊の活動に参加しに来た。これは
並大抵のことではないと私は思います。それほどまでに、Q538星の同胞であるはずの者達への彼の嫌悪の感情も強いのかも
知れませんが」
「けど、何故城先生はそれを私に打ち明けたんでしょう?」
「そりゃ、嫌なことを自分だけの胸のうちに抱えているのは辛いものです。かといって、気の知れない相手にそうそう言える
ものでもありません。逆にアルファ君は、貴方ならばそのことを打ち明けても受け入れてくれると判断するほどに、既に貴方のことを
信頼してるんじゃないでしょうかね」
「・・・・・・・・・」
 恵は考えた後、
「デリートさん。私が城先生にしてあげられることって、何かありますか?」
 デリートは、かすかに驚いた表情を見せる。

220 :名無しより愛をこめて:2007/02/20(火) 11:34:04 ID:8gtia3/G0
「・・・んー、別にいいんじゃないですかね。彼が戦いから帰ってきたときに貴方が待っていて、迎え入れてあげる。それ以上のことを
彼は別に要求しないと思いますが」
「それでも!」
 思わず大声を出した恵は、慌てて口ごもる。
「私達の前じゃいつも笑ってるけど、このままじゃ城先生、色んな重圧に潰されそうで・・・」
「・・・・・・・・・」
 ジャネット君じゃないですけど、本当にアルファ君を一遍サイコバーストで爆殺してあげたいですねとにこやかな顔で
デリートは思った。ここまで想われて。あの変態ロリ教師。愛しい想いの女生徒のため、心を萌やすあああいつ。
「そうですね・・・」
 考えるデリート・・・

 続く。

221 :イースリング:2007/02/20(火) 15:48:58 ID:FBOH2TIw0
>アルファ作者様
35、36話感想。
まさか生きていたとは!!
しかも強力な助っ人や機器を見つけたようで、アルファらも大苦戦するとおもいましたが、
ズィーベン隊長の嬉しい復活もあり見事守りきりましたね!

222 :イースリング:2007/02/20(火) 15:50:44 ID:FBOH2TIw0
第32話「巨人対決!スーパーイースリング!」未成サブ・サタン、超力ビッグ・サタン

<前回のあらすじ>
サターンズは未完成なのにもかかわらず、No.043〜No.097の
55体のサブ・サタン生物を地球に送り込んだ。
だが、この作戦は着々と進行し、隆一郎も生死を彷徨う大ピンチへ!

川原。
パワフル・ドライバーが発動するが、毒のせいでなかなか全回復しない。
死傷者は127人にもさかのぼり、国際問題となった。
政治家なども「一体どうすれば?」「救世主はいないのか・・・」などと助けを求める。
イースリングの存在も100%広がっているわけではない。
TV報道されていた時期でも、実物を見ていない若者などは迷信とさえ思っている。

・・・隆一郎がやっと目を覚ます。
そこは、一面真っ白の部屋。
そう、病院であった。
隆一郎「ぼ、僕は?」
すると看護婦が部屋に入ってきて笑顔で近寄ってきた。
看護婦「良かった。目が覚めたんですね。」
隆一郎「一体、ぼくは。。。」
看護婦「あなたも、例の謎の生き物によって、命の危機にさらされていたの。
     でもどうやら無事のようね。本当に良かったわ!」
隆一郎「(そうか・・サターンズ生物が大量に・・)!そうだ、僕、早く行かなくちゃ!」
看護婦「ちょっと、今の体では動くのは困難だわ!」
そのとうり、体の激痛が走り起き上がることさえ出来ない。
看護婦「今はここで安静にしていて。あの生き物が居て日本中は外出禁止なの。」
隆一郎「そ、そうか・・・」
ふと看護婦の顔を見ると、まるで真っ赤に咲いた薔薇のような輝きが放たれていた。
見惚れてしまう隆一郎。

223 :イースリング:2007/02/20(火) 15:53:00 ID:FBOH2TIw0
「わぁぁぁ!!!」
すると廊下からいきなり叫び声が!
何事かと看護婦がドアを開けると、患者が例のサブ・サタンに襲われていた!
看護婦「キャー!」
ベッドで横になっていた隆一郎も「もしやサブ・サタン?!」と感づき、
力づくで起き上がり、サブ・サタンに飛び掛る!
看護婦「か、患者さん!!危険です!早く下がって!」
隆一郎「僕にかまわず逃げてくれ!」
そういってGソードで再びサブ・サタンに攻撃するが、猛スピードで逃げていく。
追いかけようと走る隆一郎だが、よろけてしまい窓を突き破って外へ落ちてしまう!
看護婦「あ!!!」
落ちる最中、隆一郎はイースリングへ変身。
再び等身大のイースリングで着地する。
看護婦等にその姿が目撃され、みんなは大騒ぎ。
「あれは?」
「たしかずっとまえTVで報道されていた・・・」
「奴は味方なのか?敵か?」
看護婦「・・・あなたが・・・あの巨人・・」
そしてイースリングは構える。
(残り50体のサブ・サタンよ。お前等を全滅させてやる!
イースリングの強力な力を見よ!)
と、鶏冠のニードルを空にかざす。
すると、空の雲行きが怪しくなり、強烈な雷が一本地上に直撃した!
それは、イースリングがニードルにパワーとして発生させたものであった。
その雷は鶏冠のニードルに吸収され、次第に大きく巨大な光球となってゆく。
それを「シャーッ!」という声と共に四方八方にイースリングは飛ばした!
雷の光線は、サブ・サタンのいる全50各地に散らばり、全サブ・サタンに直撃した。
イースリングの気力と精神とパワーをかねそろえた究極光線である。
光線を浴びたサブ・サタンは次第に縮んでゆく。
だが空から現れた光線を受け、どこかへ消えていった。

CM

224 :イースリング:2007/02/20(火) 15:55:03 ID:FBOH2TIw0
イースリングとしてのパワーを使い果たしたイースリングは再び病院のベッドに運ばれ休んでいた。
患者や医者などらは、彼が正義のヒーローであったと知り、驚いている様子だ。

サターンズ城。
ゴウ・マグマ「ヘル・デス様。消滅直前のサブ・サタン回収お疲れ様であります。
        しかし、もうパワーがほとんどない生物。
        一体どうお使いで?」
ヘル・デス「簡単だよ。
       50体を融合して、超巨大生物を誕生させるのだ。」
ゴウ・マグマ「超巨大生物・・・?」
ヘル・デス「うむ。
       この50体は各自、強烈な邪悪エネルギーをかねそろえている。
       そのエネルギーが50倍に膨れ上がったとき、
       サブ・サタンの姿はもっと巨大となり、イースリングの三倍のでかさとなるのだ!」
メガンダー「3倍・3倍!」
ゴウ・マグマ「さ、三倍?!」
ヘル・デス「これで必ず勝てるのだ。必ずな」
と、間に突然現れるスカルダー。
スカルダー「ヘル・デス様。
       トドメのみは・・・」
ヘル・デス「わかっておる。
       このサブ・サタンの融合体ビッグ・サタンで奴の体中をボロボロにし、
       最後の最後のトドメをお前が刺すのだ」
スカルダー「ふふ、ありがとうございます。」

225 :イースリング:2007/02/20(火) 16:01:37 ID:FBOH2TIw0
パワフルドライバー半完了。
隆一郎の姿としては動ける程度に回復。
目を覚ます。
隆一郎「・・っう、うぅ・・・」
看護婦「わぁ!目が覚めたのね!」
前と同じ看護婦だ。
隆一郎の手を握り、涙を垂らす。
隆一郎「うわっ、ちょっと・・・」
看護婦「あなたは、あのヒーローだったのね」
隆一郎「・・・・・・やはり見られていましたか。」
看護婦「一体なんというヒーローなんです?」
隆一郎「俺はウルトラマンイースリング。あの敵は宇宙征服を企む組織”ヘル・サターンズ”が
      送り出したものなんだ・・・」
看護婦「複雑で怖い世の中なのね・・・。でも私は貴方を応援しているわ!頑張って!
     どこまでもついていくわ・・」
そういって目の前で見つめられる隆一郎。
だが、隆一郎は顔を横に向け、「それは駄目だ・・」と断る。
看護婦「どうして?!だって。。」
隆一郎「君が僕の側にいたら、君は危険な目に合うだけなんだ。
      だから僕についてきたりしちゃ駄目だ」
看護婦「でも・・・」
隆一郎「頼む!これまでに幾度と無く辛い別れを経験してるんだ。君まで巻き込むわけにはいかない!」
そいったところで、空からサブ・サタンが50体降ってきて、それが全て合体してゆく。
次第に20メートル・・・40メートル・・・120メートルと、イースリングの3倍近い高さの超巨大生物へ変わった。
街中の人が逃げまどうが、ビッグ・サタンの体から放つ毒の塊が人間を包み込み殺害してゆく。
それに気づいた隆一郎は、看護婦を退け外へ飛び出した。
看護婦「・・・・・」
涙を浮かべる看護婦。
一目ぼれした隆一郎のことを思うとつらくて仕方がないのであった。

226 :イースリング:2007/02/20(火) 16:05:23 ID:FBOH2TIw0
怒り狂ったビッグ・サタンは毒を撒き散らすが、金属的な体はそれらを全て受け付けない。
さらにスーパー・イースリングは光となってビッグ・サタンの体全体を動き回る。
そう。どろどろした液体を全て取り払っているのだ!
三分もすると、体は真っ黒なただの抜け殻のような姿に!

看護婦「やったわ!」
最後のトドメに、スーパー・イースリングはトライアングル・シューターを発射し、ビッグ・サタンを焼き尽くした。
街中が大喜びしている。
その中の看護婦は涙目の笑顔でお礼している。
最後にイースリングは親指を立ててGOOD!ポーズ。
そのまま隆一郎の姿にはならず、飛び去っていた。
看護婦「さようなら・・・。」

遠くの町へ移動し、イースリング・ライダーに乗る隆一郎。
だが以前にも故障していたため、ジェッターは完全に壊れてしまった。
もうスーパー・イースリングにはなれない。
しかも、体力の限界も近づいている。
果たして、サターンズの侵略を阻止するまでイースリングの体力は続くのか・・・。

つづく

次回予告
第33話「装着された時限爆弾!」鬼士ダビル

限られた時間の中で戦うイースリング!
だが、ついに・・?!
そして隆一郎の目の前に現れた光景は・・・
お楽しみに。

227 :名無しより愛をこめて:2007/02/20(火) 22:19:13 ID:37l8sILdO
ウルトラマン次郎

228 :名無しより愛をこめて:2007/02/20(火) 22:50:04 ID:s2H5abVPO
死ね、キチガイが

229 :名無しより愛をこめて:2007/02/21(水) 03:10:02 ID:K8K0QjWx0
ここのクズどもには、筋道立てた話よりも、ウルトラファイトでも見せておいた方がウケるんじゃなかろうか

230 :名無しより愛をこめて:2007/02/21(水) 04:13:23 ID:eT+ET0uxO
こういう幼稚な二次創作スレが乱立するの2ちゃんの悪い点だな。
ほんとにチラシの裏に書いて思う存分オナニーしてろよ。

231 :名無しより愛をこめて:2007/02/21(水) 09:05:47 ID:CQTd1HP60
お前が見にこなければ済む話

232 :名無しより愛をこめて:2007/02/21(水) 09:43:36 ID:eDOJ4IiRO
相変わらず具体的な指摘のない揶揄オンリーで、PCと携帯でこざかしくID変えてくる、
そんな奴が説く「筋道」なら、通ってなくて結構。

233 :イースリング:2007/02/21(水) 17:23:42 ID:Rq9lR/E50
第33話「装着された時限爆弾!」鬼士ダビル

サターンズの大掛かりな作戦もイースリングに阻止されてしまい、戦力は大幅に低下していた。
なにせ、残るサターンズ生物は、ヘル・デス、ゴウ・マグマ、メガンダー、スカルダー、No.098のみなのだ。
ヘル・デス「くっ・・・・・・。ついにここまで追い詰められてしまうとは。」
ゴウ・マグマ「ヘル・デス様!大丈夫なはずです。我々5体は選ばれし最強の生物なのです。」
ヘル・デス「では、奴を倒す方法は見つかったのか?」
ゴウ・マグマ「そ・・それは・・・」
メガンダー「んー・・・」
「あるよ。」
スカルダーがいきなり声を出してきた。
ヘル・デス「ほぉ、スカルダー。それは一体?」
スカルダー「奴は体力が切れない限り、永遠と変身した姿でいられる。
       これでは四六時中奴に立ち向かっても反撃されてしまいます。
       ですから奴に”制限時間”なるものを持たせればいいのです。」
ゴウ・マグマ「制限時間?奴との対決の事前に制限時間を決めておくというのか?」
スカルダー「そうではない。
        つまり・・・奴が変身してからその制限時間が発生し、
        タイムオーバーとなると奴は大破し、元の姿へ戻ってしまうという。」
ヘル・デス「ほぉ、良い作戦ではないか。」
スカルダー「ありがとうございます。そしてメガンダーよ。」
メガンダー「はい、なんでしょう」
スカルダー「お前なら時限爆弾を作れるよな?」
メガンダー「えぇ・・作れ・ますです。
       ただ・・イースリングのパワーを吸い取るなどの機能を入れたら、
       制限時間は5分となってしまいます」
ゴウ・マグマ「む・・。5分。奴との戦いを随分長引かせる必要があるな」
スカルダー「大丈夫なはずです。
        そしてその爆発の衝撃により、時空の穴が開き、奴は過去の世界へ飛んでしまうのだ!」
ヘル・デス「この作戦こそ奴の退去法だ!よし今すぐ作戦にとりかかるぞ。まずはNo.098をオープンせよ!」
メガンダー「了解!」
プシューと吹き溢れる煙の中から、強烈なサーベルの手と、鬼の顔をしたダビルが現れた・・・

234 :イースリング:2007/02/21(水) 17:24:59 ID:Rq9lR/E50
大村博士の研究室で休んでいた隆一郎。
周りには結局完成には至らなかった開発途中の試作品が大量に置かれている。
「博士にはやり残した事がたくさんある・・・・。
 それは全部、僕のせい。。。」
ジェッターも破壊してしまい、悔やむばかりの隆一郎。
そして大村博士の助手であった井上は現在アメリカで研究中のようだが。
と、外から叫び声が!
急いで外に出ると、メガンダーが光線を街中に放って大暴れしている!
隆一郎「奴はメガンダー!!」
そしてメガンダーの目の前までいき、「何をしている!」と突きつける。
メガンダー「ふふふ、やはりここにいたか。
       奥菜隆一郎よ。
       今日はお前の素敵なプレゼントを用意したのだ」
隆一郎「プレゼントだと?」
メガンダー「あぁ、最高のプレゼントさ」
と、いきなり縦長のカプセルのような青い物体を投げてきた!
それは隆一郎の右胸に張り付き、そのまま染み込んでゆく・・・
隆一郎「な、なにをした?!」
メガンダー「すぐわかるさ。」
そういって、先のドリルから光線を出して消え去っていった。
光線は隆一郎に直撃しダメージを負う。

CM

235 :イースリング:2007/02/21(水) 17:26:43 ID:Rq9lR/E50
一体なんなのかわからない隆一郎。その目の前には再びスカルダーが!
隆一郎「父さんっ!」
スカルダー「黙れ!父さんと呼ぶな!
       俺はサターンズ生物だ。貴様の親父などではない。
       ま、貴様もサターンズ生物ではあるがな。」
隆一郎「完全に自我を無くしたようだな・・・。・・・そうだ、一体さっきの物体はなんなんだ?!」
スカルダー「そのうちわかると言っただろうが。」
隆一郎「そのうちだと?」
スカルダー「今夜再びサターンズ生物が地球を襲う!
        その時を楽しみにしていろ。さらばだ」
隆一郎「待て!」
と、いきなりスカルダーは剣を振り回す!
ギリギリでG・ソードで防御する隆一郎。
そこから激しい剣の戦いが始まる。
カキン!カーン!と金属が接触する音が響く。
そして剣と剣と付き合った際に顔を近づけ会話を再会する。
隆一郎「何故なんだ?父さんは俺の父さんなんだ!
     忘れてしまったのか?」
スカルダー「俺は貴様を抹殺すべし誕生した生物なのだ!
       No.100の称号を得た最強の生物なのだ!」
と、隆一郎のグレーティングソードを完全に破壊!
そして腹を思い切り切り付けて大ダメージを与えた後に立ち去った。
隆一郎「っう。。。とうさん・・・・」
・・・夜。 別の地区でダビルが巨大化して大暴れを始めた!
倒れていた隆一郎はスパイダー・ダイヤモンドが反応したため、生物襲来を察知。
だが先ほどの傷は癒えていない。
しかし、ここはいかなければとイースリング・ライダーに乗り込むが、なんと動かない!
なんと先ほどのメガンダーの攻撃により故障していたのだ。
ここは変身して飛行しなければならない。
この飛行時間の負担を与えることこそがサターンズの作戦でもあった。
変身しない姿で移動され、現地で変身されれば、制限時間5分の状態で戦いに挑むことになるが、
変身してから現地へ移動する場合それだけで2分近くはかかるであろう。

236 :イースリング:2007/02/21(水) 17:28:09 ID:Rq9lR/E50
そんなことも知らず、フラッシュ・ラッシュで変身する隆一郎。
イースリングの姿となる。
と、右胸に先ほどメガンダーが投げた謎の装置が付着しているのに気づく。
イースリング(これはさっきの・・・。一体なんなんだ・・・)
だが今考えている暇はないと、1分30秒かけて飛行し、ダビルの元へ到着!
着地する際に思い切りダビルの腹にタックルをかます!
ぶっ倒しての先制攻撃だ!
だが、ダビルの左腕はそのままサーベルに。
右手は2つのハサミが設置されて、強烈に危険なもになっている。
それを避けるのに必死でなかなか手を出せない。
さらに、ガッツレーザーを放つも、ダビルの二本の角からレーザーが放たれ、
それが直接バリアとなり防いだのだ!
これで既に三分経過。
次にイースリングはジャンプして後ろに飛び回り、首を絞めるも、
角からの電流で苦戦。
制限時間がなくしても、No.098だけあって強力な生物なのだ!
そんな対決の様子を見て、微笑むサターンズ達。
そして制限時間は1分となり、例の装置は赤く点滅し始めた!
イースリング「なんだこれは?!」
そこへゴウ・マグマが空に現れた!
ゴウ・マグマ「ふふふ、教えてやろう。先ほど、メガンダーがつけた装置はだな、
        ”タイマー・ショック”というものだ。」
イースリング「タイマー・ショックだと?!」
ゴウ・マグマ「そうだ。
        お前はあと1分したら爆発し、隆一郎の姿へ戻ってしまうのだ。」
イースリング「なんだと・・・?!」
ゴウ・マグマ「もう時間はない!せいぜい全力を尽くすんだな。ハハハハ」
と消え去ってゆく。

237 :イースリング:2007/02/21(水) 17:32:51 ID:Rq9lR/E50
事実を知らされたイースリングは焦った。
だが、ダビルは強すぎて手が出ない。
残り15秒!
今度はエモーション光線を放つも、同じくバリアで防がれてしまう。
しかも、今度は向こうから右手のハサミで首をつかまれ、動けない状態に。
少しでも動けば首がもげてしまうであろう・・・
残り5秒!!
もうだめだ・・・イースリングは諦めてしまった。
4・・・3・・・2・・1・・

直後に莫大な爆発が発生し、ビルなども崩れてゆく。
同時にイースリングは隆一郎の姿に戻ってしまい、最初にスカルダーがいったとうり、
時空の狭間にとらわれ、過去の世界へ飛んでいってしまったのだ!

・・・隆一郎はうつ伏せで倒れていた。
目を覚ますと、そこは3000年よりも多少劣った世界。
もちろんちゃんと、ビルや車、ファッションも今風だ。
しかし、あきらかに別のような世界。
隆一郎「いったい、ここはどこだ・・・?」
そして隆一郎の足元に風と共に新聞が飛んできた。
それを拾い上げ、見てみると隆一郎は目をかっと開き驚いた。
2040年なのだ・・・。

つづく

次回予告
第34話「奇跡の男」鬼士ダビル、怪獣バットルン

時限爆弾により、ダビルに敗北し、さらに過去に飛ばされた隆一郎。
そこでは、謎の怪獣が大暴れしていた!
さらに、謎の男が現れた。彼は言った。「奇跡を信じろ」と。
お楽しみに。

238 :アルファ作者:2007/02/21(水) 18:45:31 ID:CQTd1HP60
イースリング作者様
 おお! この予告は・・・これは楽しみです。

239 :名無しより愛をこめて:2007/02/22(木) 03:08:36 ID:ByqtLvFH0
今日はじめてこのスレ見つけたんだけどまとめサイトの絵がひどすぎないか?
思わずふきだしてしまった。小学生かw

240 :名無しより愛をこめて:2007/02/22(木) 03:17:00 ID:uOQIGbdh0
自慰にツッコミ入れてもしょうがない。

241 :名無しより愛をこめて:2007/02/22(木) 11:19:13 ID:rX7V6TEnO
こんな荒らしをして何の得になるんですか?
わざわざ荒らしに来ないでください。嫌なら見なきゃいい話

242 :名無しより愛をこめて:2007/02/22(木) 12:18:28 ID:hv++/Bi0O
>>241
自分では何も生み出せない者の劣等感は、歪みに歪んでこういう形をとる事がしばしばあります。
そこは精神のバランスやコミュニケーション能力の崩れた、しょうもない世界なのです。
30分どころか1分程も、貴方の目を向ける価値はありません。

243 :ウルトラマンリュウラ:2007/02/22(木) 13:26:17 ID:dFpGrLzS0
第三十八章 とりくん、ぐらっちぇ
高位時神仙フクギ発現
現代に蘇った暗黒闘士はリュウラ達により全滅した。だが、その内の一人、暗黒闘士ヅサを倒したカルラ=トキツグは、自分が人を殺したという事実に耐え切れなくなり、姿を隠す。
一方、高位の神フクギはとある計略を進めていた。

事件後、暗黒闘士の残った呪具数千個は全て軍日本基地へ格納され、厳重に封じられた。その三日後、呪具は全て
「消失!?」
鬼道研究院からの報告を受け、驚きの余り思わず起立するユリノ。
研究院に言わせると、呪具の封印が破られた上、消失の直前周囲の時間軸に歪が生じたという。つまり、どこか別の空間、あるいは別の時間に転移されてしまった可能性がある。
さらに、別の場所で同じ形状の時空の歪が観測されたという。
三日前、中国河南省、伏鍵山。
その山は、高位の神フクギが降臨するという聖地だ。しかし、その理由は?
「…ユリノさん、この山って『泉』がないですか?」
問うカンナ。ユリノが情報を引き出す。
「確かにあるわね。それと…二十年前の調査でその泉の水底に『何か』が沈んでいることが確認されてるわ。」
ヒスイが感づいた。
「その『何か』は今も沈んだままか?」
ユリノは追加調査を行う。結果、水底に沈んだ『何か』は時空の歪に飲み込まれ、消失していることが判明した。
《フクギか…。ニンゲンには難儀な敵だな。》
龍が口にする。
《あ奴は、時空を己が意のまま操る術を持っている。しかし、あ奴一神のみでは大きく時間を操る事は出来ぬ。故に、時間の門を開く『鍵』を欲する。》
「それが、伏鍵山から盗まれた『何か』の正体だと?」
ヒスイはゴジョウを通じ、その事実を話す。ヘキが冷静に
「つまり、フクギが自力で時空の歪を起こして時間の鍵を盗み、その鍵で時間を大きく歪めようとしているのか…。」

244 :ウルトラマンリュウラ:2007/02/22(木) 13:27:24 ID:dFpGrLzS0
高位の神々が集う暗闇、高天原。
本日も(彼らもまた時間という鎖に縛られた存在であると仮定しての表現だ)異形が好き勝手にたむろしている。
だが、その暗闇のさらに奥には、人間の、女の姿をもつ者があった。二人はそれぞれ異なる柄の美しい衣に身を包んでいる。
「アマテラス、フクギが鍵を得た。地球の時間に干渉しようと目論んでおるようだ。」
比較的派手な衣を纏った一人の女が口を開いた。
「!時間へ干渉し、何をするつもりなのでしょう…。」
アマテラスと呼ばれたもう一人の女が焦っている。派手な女はあくまでも冷静に
「奴は鍵だけではなく、ニンゲンの戦部から『暗黒闘士の呪具』も奪ったようだ。」
女は解説を続ける。時間の扉を開く鍵を持っていようと、
過去や未来より何らかの存在を召喚するにはその存在と呼応する、強い『縁』を持たなくては意味が無い。
「さて、奴が過去の世界より何を召喚するつもりか…。恐らくは暗黒闘士。
呪具に染み付いた『縁』と呼応させ、過去の世界から時間の門を通し、暗黒闘士を全軍地球へ降臨させる気だ。」
「それではニンゲンが!お教え下さい西王母、私は何をすればよいのですか?」
西王母と呼ばれた派手目の女は、少しアマテラスを睨む。
「妾はニンゲンがどうなろうと興味は無い。お前が決める事。…と言うても、結局決められぬのだろうがな。」
西王母は、弱気な印象のアマテラスを腹立たしげにねめつけ何処かへ消える。しかしアマテラスは、地球へ自らの意思を送る。

レイハ。伊勢神宮でアマテラスから受けた託宣の内容を元にフクギの調査が進んでいた。ツルギヤマ将軍も同席している。そこに、ヘキが興味深い情報を持ってきた。


245 :ウルトラマンリュウラ:2007/02/22(木) 13:29:07 ID:dFpGrLzS0
「フクギは時間を戻す前に、自身の周囲に時間の干渉を受けない空間を形成するようです。伏鍵山上空で既に形成が開始されています。そのまんまですけど『時間非干渉域』と呼称します。この空間が形成を完了するまで残り十刻(五時間)。
余裕はありますし、レイテイで突入する事も可能です。ただ、その空間の中でフクギが時間の門を開き過去の世界と繋がるまでは、二刻(一時間)しかありません。二刻の内に神を一体殲滅する必要があります。それも、基地からの支援一切無しで。」
さらにゴジョウが手を上げる。
「ねねね、フクギを倒すだけじゃあ不十分よね。…将軍、諸国の基地へ申請をお出し下さい。
コウテイノヒで呪具を破壊することで、過去の暗黒闘士とフクギの『縁』を寸断、同時に現代における暗黒闘士の復活を完全に不可能とします。小宰、コウテイノヒ抜きでフクギを倒せる作戦をお願い。」
「無茶仰いますねえ…。やりましょ。まず暗黒闘士の呪具をコウテイノヒで吹き飛ばす。次にフクギを攻撃…ミカガミノツルギを主力にする。カンナ、レイキザン。アタシとユリノがレイヒュウゴ。ミカガミノツルギで損傷を与えるわよ。」
ただし、ずっと接近したままだと、敵の死に際に噴き出される時間流の暴走を喰らって、どこか別次元まで飛ばされる。
「ミカガミノツルギを主力にはするけど、トドメには出来ないわ。一定以上ツルギを決めたらあとは全火力を鬼道機関で強化し一斉掃射。ワタリベとヘキはレイカイオウで支援。カンナ、ツルギを連発する以上負担は大きいけど、耐えられる?」
「だいじょぶです!」
しかし…である。カンナは心配ではあった。フクギの神威に守られた呪具をコウテイノヒ一発だけで全滅しうるだろうか?カンナは「保険」をかける事とした。
{ミウ、聞こえる?}
互いの場所を知らずとも、この姉妹は精神で会話できる…というより、クサナギの件以来、カンナが会話の術を会得した。
{フクギの事?}

246 :ウルトラマンリュウラ:2007/02/22(木) 13:30:40 ID:dFpGrLzS0
カンナはもとより良い返事など期待してはいなかった。だが意外にも
{確かに奴は強い…協力してもいいけどさ、何すればいい?}
{!マジで?…ありがと。暗黒闘士の呪具を破壊する時にカルラの力が要ると思うんだ。
わたし達の母さん…先代のリュウラを殺した『神と人間の繋がりを断つ光』それを応用して呪具からフクギの力を切り離す。
今のカルラも同じ術を使える筈だから、ミウ、トキツグさんを連れてきてくれないかな。}
{まかして。殺してでも連れてくっから。}
{殺したらダメだよ。}
{分かってるよ。}
交感を終え、ミウは天然の姉へ自然にツッコむ自分に気付いた。昔、強く優しい母の元で暮らしていた頃のように。
「奇跡を信じる…悪くないかな。」
そう一人ごち、トキツグを探し始める。カンナはカンナで、出陣までには戻ると言い残し、少し基地を出る。

「いいから参加しろって!」
「ムリだよ!オレなんて…。」
光の一族としてフクギの恐ろしさを熟知するミウは、トキツグを無理にでも作戦へ引っ張り込もうとする。
かたやトキツグは己が人の命を奪ったことで、既に戦い自体を嫌悪している。ミウの中の鬼神は、トキツグの中のガルーダへそっと聞いてみる。
《申せガルーダ、そなたはロクドウトキツグを戦へ向かわせる事、如何に思う?何、口外などせぬ、申してみよ。》

247 :ウルトラマンリュウラ:2007/02/22(木) 13:33:59 ID:dFpGrLzS0
《…トキツグはニンゲンとしてはまだ若い。彼はスガの死から未だ立ち直れていない。
その上今度は自分がニンゲンを殺してしまった。私は彼の傷をこれ以上拡げたくないんだ。》
優しい、少し気弱な声である。トキツグを心配しているのはよく分かる。ただ…
《…ではフクギはどうなろうと構わぬと。》
《違う!フクギの謀略を放ってはおけないよ。
ただ…トキツグの事も考えると、私や君が無理やり戦へ駆り出すのは良くないと思う。
いや、フクギは倒すべきだけれども…やはりトキツグの心も…》
《と、いけしゃあしゃあと抜かしておるぞ、ミウ。》
鬼神、ミウにチクった。
《!?君は鬼か?》
鬼だよ。
「ガルーダ、アンタが一人じゃ何も決めらんないヘタレの神だからあたしらの母さんも…。ロクドウトキツグから分離しろ、あたしがアンタをぶった斬る。」
ラセツへ転化せんとするミウだが…
「殺したらダメって言ったじゃん。」

カンナだ。
「トキツグさん…ウルトラマンカルラ。今あなたの力が必要です。いっしょに来てくれませんか?」
「…嫌です。オレはもうウルトラマンとして…人殺しとして戦うのはこりごりです!」
カンナは僅かに逡巡し…首を縦に振った。
「ですよね…嫌な感触だってゆうのは、よく分かります。…ゴメンなさい。わたしたちが勝手でした。」
そう言い残し、カンナはトキツグを引っ張ることなく立ち去ろうとする。
「ちょ、カンナ!トキツグもそれでいいわけ?」
ミウは両者へ憤りをぶつける。だがトキツグは彼女へ言う。

248 :ウルトラマンリュウラ:2007/02/22(木) 13:35:57 ID:dFpGrLzS0
「オレはそもそもただの訓練生だ!そん時にスガ教官を殺されて何が何だか分からない内にウルトラマンになっただけで、オレ自身は望んでウルトラマンになったわけじゃない。
自分がウルトラマンである意味が分からねえ。オレは確かにあの時ガルーダの贖罪に付き合うって言ったけど、それはあのままじゃオレやヘキさんの命が危なかったからそれを助けるためにガルーダと融合しただけでその後も闘うなんて約束はしてない。
リュウラが、マミヤさんがラゴウの時に先代のカルラを完全に倒してくれてりゃスガ教官が死ぬことも無かったんだ。そうだ、ウルトラマンなんて所詮その程度のモンなんだ。
マミヤさんでさえ判断を迷ったりラゴウに負けたりすんだからオレなんかがウルトラマンとして満足に闘えないのは当たり前だろ?オレなんかが作戦に参加したら絶対失敗する。
そりゃそうだよオレはあくまでも人間であってオレの中のガルーダは神なんだ。オレみたいな一人の人間が神の力なんて操れるわけが無い。いや、神の力を操れたところで負けることだってある。
だってマミヤさんさえラゴウに負けたんだぞ!?ウルトラマンは弱いんだ、だからオレは人を殺したことがこんなに怖いんだ。
カンナさん、人間は弱いものをいたわり、互いに助け合うモンでしょ?だったらオレをいたわってください。
オレは弱いウルトラマンなんだからいたわってください。オレは今までレイハの皆さんを助けてあげてきたじゃないすか!
オレは無償で助けてあげてたんだから今回ぐらいオレを休ませてくれてもいいでしょ?それにオレは人殺しだ。
人の命を奪った奴がこれからもレイハに協力するわけにはいかないよ。レイハは軍人。
民の命を守るのが仕事なのにオレみたいな人殺しがいちゃいけないんだ!そうじゃないすか?
ウルトラマンが人を殺したんですよ、そんな奴と手を組むわけにはいきませんよね。
レイハの皆さんに迷惑がかかる。だからカンナさんは早く帰って、オレなんかのことは忘れて作戦に備えてください。
オレはレイハの皆さんの事心配して言ってるんすよ?オレがいると作戦は失敗するから帰ってください。
それでこそ沢山の民もレイハの皆さんの名誉も守れますから!」

カンナは振り返ってトキツグに返した。
「理屈並べてるより闘ったほうが早いですよ。」

249 :ウルトラマンリュウラ:2007/02/22(木) 13:38:08 ID:dFpGrLzS0
そしてそのまま日本基地へ帰った。ミウもカンナに同伴する。
顔を真っ赤にし、最後の方は泡を吐きながら二人を説き伏せようとしたトキツグの労力は完全に無駄になった。

中国河南省、伏鍵山。その上空に生じた黒雲。フクギが形成した特殊空間、時間非干渉域である。その黒雲へ突入する船。レイハ最大の戦力、全領域戦艦、レイテイ。
空間内部では暗黒闘士の呪具数千個を傍らに、既に蛇身人首の神、フクギが待ち構えていた。
「こちらレイカイオウ、ワタリベ。これより発艦、牽制します。」
ワタリベとヘキの乗ったレイカイオウが先発し攻撃を開始した。だが、突如フクギの鱗が赤く発光。これを喰らった二人は突如戦意を喪失する。
「あの光…人間の戦意を喪失させる術なんだ。」
ミウの言葉通り、二人はフクギを周回するのみで攻撃に入ろうとしない。ユリノはすぐさま解呪を行い二人を正気に戻す。更にレイテイの船体をこの術に対する法壁で包む。だが、このままではこちらから攻撃に入れない…。

「…オレは…理屈を並べて逃げ回ってるクズだ…。」
トキツグの自身への嫌悪は、最高潮に達していた。
《トキツグ…》
「何も言うな。お前は悪くない…ダメなのは、オレなんだから…。やっぱ、英雄なんて、オレには程遠いんだ…。」
待て。自分は英雄になりたかったのか?そうだ。いつの間にか英雄と呼ばれようとして闘っていた気がする。しかし、自分の師は今わの際に何を言っていた?

250 :ウルトラマンリュウラ:2007/02/22(木) 13:39:33 ID:dFpGrLzS0
「英雄ってのは、なろうと思ってなれるもんじゃねえ。」
自分は英雄になりたかった。そう呼ばれたかった。名前にだけこだわっていた。今この場所で自分に何が出来るか、何をすべきか、ほとんど考えたことが無かった。だから、戦いの何たるかを実感した時にその重みに崩れ落ちた。
「だったら…立ち上がってやるだけだろ!」
トキツグは、フユミの店へ顔を出した。フユミは彼の、覚悟に満ちた眼を見て言う。
「アンタは実家のお母君が倒れて、急遽故郷へ帰らなきゃいけなくなった。ってことにしとくよ。…行っといで。、ウルトラマン。ウチのダンナと一緒に、闘っといで。」
トキツグは一礼の後、店を飛び出し真っ直ぐ駆けていった。直後、街角から光の鳥神が、大陸へ向かって飛び立っていった。
「頑張りなよ。」
フユミは、見送りの笑顔とも惜別の泣き顔ともつかない妙な表情を一瞬だけ浮かべ、業務に戻った。

見ていられず、ミウはラセツへ転化。だがフクギは、更に残酷な術を会得していた。先程とは異なる、青い光。これを浴びたラセツ…ミウの前に三つの人影が現れた。それは、先代のカルラに殺された学舎の友、ミカ、カオリ。そして母、ミヤビ。
《私がいれば時間を戻し、親しかった彼らとまた会えるぞ?》
戦意を喪失し始めるラセツ。それをリュウラに転化したヒスイが救出する。
だがレイハはフクギの術への防御で手一杯。刻々と時間が過ぎてゆく。
その時…時空が切り裂かれ、ガルーダが突入してきた!

鳥神は黒き巨人 ウルトラマンカルラ ガイへ姿を変える。
「トキツグさん!」
カンナが思わず叫ぶ。
「…そうか…トキツグか…。」
何故かレイハの司馬たちは、納得できた。

251 :ウルトラマンリュウラ:2007/02/22(木) 13:40:34 ID:dFpGrLzS0
フクギは赤い光を放ち、カルラを迎え撃つ。だが、カルラの突進は止まらない。
「オレはクズだ。口や頭使って自分への重圧から逃げ回ってるクズだ。だからもう、クズでいたくはねえんだよ!」
自己嫌悪、自己への怒り、そして「変わりたい」という願い。それらがフクギの術を無効化しているのだ。
カルラはフクギへタックル、そのまま投げ飛ばす!ガルーダもまた、自身への憤りから派生する強き意思を燃やしていた。
《龍!暗黒闘士の呪具というのはどこだい!?》
リュウラの案内に従ってカルラは両腕を交差、
神と人間の繋がりを断つ光「帰神封断風セントラルブロッカー」を放射、
数千個の呪具から、スサノオの意とフクギの力をまとめて奪い去った。
「今よ。『コウテイノヒ』発射!」
レイテイの主砲が、ようやく呪具を殲滅した。
焦るフクギはカルラへ、青い光を放射する。
トキツグの前に現れたのは、スガ。
《私と手を組めば、時間を戻してこの男を助け出せるぞ。ガルーダ、君にとってもこのニンゲンを殺してしまった事は心残りなんだろ?だったら、私と協力して暗黒とぐげ》
フクギの腹には、カルラのセントラルクローが突き刺さっていた。
「人の命さえ利用し、自分の保身を目論みやがる…フクギ!オレはてめえを、絶対に倒す!」

252 :ウルトラマンリュウラ:2007/02/22(木) 13:42:47 ID:dFpGrLzS0
カルラは突き刺したセントラルクローをそのまま奥深く抉り込ませ、体重をかけて体を引き裂く。
このまま完全に裂断し、息の根を止めるつもりだろうか?…!それは…
「待てトキツグ!その位置でそいつを殺せば、噴出した時間流がお前も飲み込んでしまう!」
リュウラとラセツが彼を引き戻そうとするが…
「黙ってて下さい!オレはクズだから、コイツだけは、コイツだけはオレが!…それに、ちょっと遅かったみたいっす。」
フクギの体から、暴走した時間流が噴出し始めた!
「オレが盾になれば、皆さんが時間流に飲み込まれることはないです。」
《ガルーダ!そなたはそれで満足なのか?》
《トキツグを離脱させろ!何をしておる!?》
龍と鬼神がガルーダへ叫ぶが…
《トキツグが望んだことだ…。私は彼についていく。たとえどんな別世界が待っていようとも。》
伏鍵山上空。黒雲は晴れていき、暗い空間の裂け目が残っている。時間流は、確かにレイテイもリュウラもラセツも直撃せず、カルラだけを包んでいる。

彼は、リュウラを少し振り返る。
「マミヤさん、賭け、しませんか?オレが帰ってこなければ、人間は神々に滅ぼされる存在。帰ってくれば、人間は神々を打ち負かす強き存在。どうすか?」
「ふざけるな。俺達は全員、後者にしか賭けんぞ。」
「ですよね…。」
カルラは、時間流を噴き出し続けているフクギを振り向き、全身を丸める。光の稲妻を放出し始める。同時に彼の背から光の翼が生じた。黒き巨人は稲妻に包まれ、青白き鳥神の姿を成す。そして羽ばたきながら、フクギへ突撃する!
崩壊するフクギ。カルラは、フクギを破壊しながら、時空の裂け目へ突入した。直後、裂け目は…消えた。

カルラは、この世界から、消滅した。

続く

253 :イースリング:2007/02/22(木) 13:48:01 ID:kB4/b5Qt0
第34話「奇跡の男」鬼士ダビル、怪獣バットルン

<前回のあらすじ>
5分経過すると爆破してしまう時限爆弾を付けられ、
最後はその影響で倒されてしまい、過去の世界へ飛ばされてしまった隆一郎。
そこは900年以上前の2040年だった。

隆一郎「2040年だって・・・?!」
あまりに突然のワープに戸惑うばかりである。
隆一郎「そうだ!戸惑ってる場合ではない。
     早く過去に戻る手がかりを探さなければ!」
そういい、街をぶらつくことに。
辺りにはランドセルを背負った子供達が元気にはしゃいでいたり、
ベビーカーを押して歩く20代後半あたりの女性同士が公園で話し合っていたり、
とにかく平和な光景であった。
隆一郎「やはりこの頃には怪獣などといった存在はないんだよな・・・・」
すると駄菓子屋で、銀色の巨人の人形とマントをつけた邪悪な宇宙人の人形が販売されていた。
隆一郎「これは・・・?ハハ、きっと漫画などのヒーローなんだろうな。」
すると、「キャー!」「ワー!」という叫び声が辺り一面に広がった。
条件反射で「サターンズか?!」と振り向く。
そこには巨大な怪獣が街の破壊を始めていた!
隆一郎「・・・ではなさそうだ。。じゃあれは?!」
街の人は大慌てで逃げ惑う。
「いなくなったとおもったらまただ!!」「くそー!」
「また来てくれー!ウルトラの戦士ー!」
この言葉にハッとする隆一郎。
隆一郎「怪獣は常時現れていたのか?!そしてウルトラの戦士って・・・たしか」
そこで第30話の光の回想が流れる。
隆一郎「そうえいば昔、地球の平和を守ってたっていってた・・・。
     やはり怪獣はいたのか!!」
そしてここは行くしかないとばかりに、隆一郎は公園の隅で変身した。

254 :イースリング:2007/02/22(木) 13:49:42 ID:kB4/b5Qt0
現れた黒と銀、そして鶏冠に鋭い角が生えたウルトラマン・イースリング。
街中の人は最初、外見からして地球侵略者か?!と疑う。
だが、サターンズに付けられたタイムボンバーを見て、「カラータイマー!!じゃあウルトラの戦士だ!」と。
そしてイースリングはその怪獣をいともかんたんにこらしめ、エモーション光線で撃破した。
飛び立つイースリング。
「いっちゃった・・・」
「新しい戦士か?」
「ともかく助かったんだ!ありがとうー!」

イースリングは途中、人気のいない場所で隆一郎となり着地する。
すると後ろから「君もなのかい?」という声が・・・
驚いて振り向くと、そこには見た目50ほどの男が立っていた・・。
男「おっと、いきなり驚かせてすまない。
  私は宮野という者だ。よろしく」
隆一郎「え、あ・・よろしくお願いします。」
宮野「見たよ。あの巨人は君なんだろう?」
隆一郎「!!・・・見られていましたか・・・」
宮野「フフ、気にすることはないさ。
    それにしてもここじゃ見かけない顔だね。
    詳しい話を僕の家でゆっくり聞かせてくれないか?」

255 :イースリング:2007/02/22(木) 13:51:04 ID:kB4/b5Qt0
その宮野という男の豪邸に着く。
中からは、携帯電話で既に連絡を受けていた、その奥さんらしき人物が出迎えてくれた。
奥さん「いやぁ、わざわざ来てくれてありがとぅ。
     どうぞ中へ」
隆一郎「はい!お邪魔します。」
その部屋の中のソファに対面して座り、コーヒーを並べるその奥さん・・。
隆一郎「それで・・やはり僕の正体を・・」
宮野「う〜ん。見てしまった。
    だが気にしなくて良い。正体がばれたらいけないというルールなどないわけだからな。
    そして君は見たことの無い巨人のようだが、一体なにものなんだね?」
隆一郎「はい。実は・・僕、3000年からタイムスリップしてしまって、この世界に来たんです。
     ・・・・・・・あっ、・・信じてくれませんよね。。。」
宮野「いや。大丈夫だ。私は信じるよ」
奥さん「私も信じるわ。どうやら先ほどの巨人はあなたなんだってね。それで?」
隆一郎「え?あ、はい。
     その3000年の世界ではヘル・サターンズという宇宙侵略を企む組織が地球を襲ってまして、
     それで僕は・・生まれてすぐに奴等に誘拐されて侵略者に改造されてしまったんです。」
驚いて肩を下ろす二人。
隆一郎「だけど、僕は地球や最初に出会った仲間達によって、”侵略”することを心から拒否し、
     今現在奴らと戦っているのです。”ウルトラマンイースリング”として!
     だけども、爆発の衝撃によりワープしてしまい・・・」
宮野「ウルトラマン・・・か。うむ。そんなことがあったのか。大変だ・・・。昔がなつかしい。」
隆一郎「・・昔ですか?」

CM

256 :イースリング:2007/02/22(木) 13:52:41 ID:kB4/b5Qt0
宮野「おぉ、言い忘れていたが、この地球では1960年代から現在に至るまで、
    たくさんの怪獣や宇宙人が襲来しており、その度に君のような巨人が現れていたんだよ。
    そして私は00年代後半に地球防衛軍という対怪獣・宇宙人の組織として戦っていたんだ」
奥さん「私もよ。その後、宮野さんと結婚したの」
隆一郎「そういう組織があったんですね・・・。共に戦ってきた二人が幸せになれるのは羨ましいです!」
宮野「ん?君の時代には防衛軍や共に戦う仲間はいないのか?」
隆一郎「はい・・。そのような防衛組織は存在しないです。
     仲間達はいたんですが・・・死んでしまったり、記憶をなくしてしまったり・・・」
宮野「つらいことが続いているんだな。」
奥さん「なんと・・・」
隆一郎「僕はもう3000年には帰れないんでしょうか?あいつらの強さにかなわないんでしょうか?
     もう・・・自信がなくて」
宮野「馬鹿もの!」
突然立ち上がり指を指してくる宮野。
隆一郎「?!」
宮野「3000年の世界を守っているのは誰だ?未来が平和であるために戦うのは誰だ?
    答えはズバリ君であろう!
    その君が諦めてどうする?
    君がそうやってため息をしているうちに地球はどんどん破壊されてゆくのだぞ。
    君は地球が破滅して全人類が消え去ってもいいのか?」
隆一郎「そんなこと思ってません!でも相手が強すぎるんです・・・」
宮野「・・・・・・君にいい言葉を教えてやる。・・・・”奇跡”だ。」
隆一郎「・・・奇跡?」
宮野「そうだ。私が防衛隊のときに出会った君に似た巨人がいた。
    彼は数々の苦戦をした。何度も負けそうになった。
    だが諦めることはなかった。
    それは何故かわかるか?”奇跡”を信じたからだ。
    地球を愛するものには一人に1つづつあるということを、心に持っていたからだ。
    彼の辛さは私の辛さと同じだった。」
隆一郎「同じだった?」

257 :ウルトラマンリュウラ:2007/02/22(木) 13:53:44 ID:dFpGrLzS0
アルファ作者さま
ばりばり純正M78の人だと思っていたら実は別の星の人だったという。
素性明かしで進む話というのも面白いですね。戦闘シーンが前半のみなのもあまり気にはなりませんでした。

イースリング作者さま
来るのか?あの男が来るのか?
PS2カブト発売前によく聞かれた台詞「だが期待するな!」というのがあったんですが、
物凄く期待しております。さて、この間の戦士とは同一人物なのかな?いや、詳しい事は次回。

最近またお二人とも更新が早いですね。ご苦労様です。

258 :イースリング:2007/02/22(木) 13:54:30 ID:kB4/b5Qt0
宮野「うん。
    つまり私がその巨人として戦った時期があるんだ」
隆一郎「!!ぼ、ぼくとおなじように?!」
宮野「あぁ。何度も負けたし、くじけそうになった。だが最後は必ず奇跡が起きた。
    つまり信じ続けることによって生まれる”愛と勇気と正義の心が勝つ時”の確率だ。
    諦めたら確立は0だ。だが信じれば1%だけでも必ず増える!
    君も、それを心に秘めるのだ。
    必ずだ!さぁ、今すぐ信じて未来へ帰ってみせるのだ!
    そして3000年・・我々の未来を救ってくれ!」
強い喝を受け、隆一郎はうなづいた。
宮野とその奥さんは外まで見送ってくれ、
隆一郎は「ありがとうございました。・・・必ず救って見せます!奇跡を信じて!」と近い変身。
大空へ飛び去った。
すると、最初来た時の時空の狭間が、微妙にまだ残っていたのだ。
すぐさまそこへ入り行き、3000年地球へ戻っていった。
手を振って見送る宮野とその奥さん。
宮野「彼こそ新の英雄だ・・・」
奥さん「えぇ。奇跡なる戦士だわ。」

そして暴れるダビルの目の前に再び飛び蹴りと共にイースリングが現れた!
サターンズ城ではヘル・デスらが驚愕。
ゴウ・マグマ「な、な、なんということだ?!」
スカルダー「あいつが・・・」
メガンダー「戻って・来た?!」
ヘル・デス「なんというやつ・・・。く!ダビル、奴を先ほどのように殺してしまえ!」

259 :イースリング:2007/02/22(木) 13:56:39 ID:kB4/b5Qt0
早速立ち上がり暴れるダビルだが、先程のイースリングではない。
サーベルなども避け続け、ニードルラッガーで、ダビルの角を破壊!
これでバリアは張れない!
だが体力の消耗も強く、機能が自動上昇したのか、たった2分しかたっていないのに、
タイマーボンバーが点滅してしまったのだ。
エモーション光線ですぐ決着をつけようとするが、高速移動で避けられてしまい、サーベルで突かれそうに!
このままでは時間がない!!!

と!直後にタイマーボンバーが破裂して外れたのだ・・・。
何かの光線を受けて。
その方向を見ると、戦闘機に乗った、大村博士の元助手・井上秀が乗っているのだ!
イースリング「秀ー!」
井上「イースリング〜!たまたま近くを通ったから救出にきたぜ!
    こいつのサーベルとかは俺が破壊してやる!」
そういって、超熱光線を放ちどろどろに溶かしたのだ!
イースリング「ありがとう!秀!」
そのまま秀はどこかへ行ってしまった。
だが、この奇跡を力とし、イースリングはトドメの”ヒート・ウェーブ”という、
体中に発生させた炎を一気に放出する新技で、ダビルを見事倒したのだ!

ゴウ・マグマ「くそー!!」
スカルダー「またも、部外者によって・・・」

260 :イースリング:2007/02/22(木) 13:58:25 ID:kB4/b5Qt0
隆一郎の姿となり、公園のベンチで座る隆一郎。
ジェッター、ライダー、Gソードも壊れ、強い味方はほとんど消えた。
だが新しく、一番強い味方を手にした。
その名は”奇跡”
隆一郎「一人にひとつ・・・俺にもあるんだ。俺にも・・・
     ありがとう。宮野さん。そして秀!」
ついにサターン生物は残り4体。
戦いはつに終盤へ・・・

そしてサターンズ城では、剣を構えたスカルダーがこう言った。
スカルダー「次は私にいかせてください。
       もうここは私が奴を倒すほかありません」
ついに、親子対決が開始する!

つづく

次回予告
第35話「親子の絆 前編」剣士スカルダー

目を覚ましてくれ!
実の父親と戦わなければいけない使命。
果たして隆一郎は、懸命に戦うことはできるのか?!
お楽しみに。

261 :イースリング:2007/02/22(木) 14:01:52 ID:kB4/b5Qt0
アルファ作者様
37話・38話感想。
いやー、子供達が捕らわれてしまい、それを助ける!
そんな王道パターンながら、アルファ独自のギャグ風味や、
達志の恵への恋愛感情が勝利の鍵として込められたり、とっても充実した話だとおもいました!

リュウラ作者様
感想はもうしばらくお待ちくださいませ。
すみません!


<ネタバレ注意>
 34話・・・
結局、宮野はあの宮野なのか。。
それは誰にもわからないのです。うん。

262 :ウルトラマンリュウラ:2007/02/22(木) 14:06:14 ID:dFpGrLzS0
いえいえ、被ってしまってすいません。
いや、私はあの人だと思ってますよ。

263 :アルファ作者:2007/02/22(木) 17:55:21 ID:W7iX0fUe0
イースリング作者様
感想ありがとう。ティガの最終回を見てからずっと書きたいと思ってた話です。
宮野さんの詳細にはあえて突っ込みません。重要なのは正体ではないのですから。

リュウラ作者様
感想ありがとう。ヘタレた所から巻き返すトキツグがかっこいい。

264 :名無しより愛をこめて:2007/02/22(木) 21:25:37 ID:A1wxTNiOO
ここ作者しかいないの?

265 :名無しより愛をこめて:2007/02/22(木) 21:37:14 ID:+5dTJbw70
>>264
明らかにどの作者でもなさそうなレスが、このスレだけでもいくつか見られると思いますが…。
(俺も非作者だし)

266 :名無しより愛をこめて:2007/02/22(木) 22:13:11 ID:A1wxTNiOO
>>265
そうでしたか、すいませんでした。
オリジナルライダーやメタルヒーロースレに比べて感想レスが作者同士のものばかりだったので勘違いしました。
場の空気を悪くしてすみませんでした

267 :イースリング:2007/02/22(木) 22:29:23 ID:kB4/b5Qt0
>リュウラ作者様&アルファ作者様
感想ありがとうございます。
あの宮野が誰であれ、奇跡という技を隆一郎が見につけたというのが
テーマですので、回答はおそらく一生出ませんので
ご想像におまかせしますね。

>>264-266さん
ご観覧まことにありがとうございます。
ぜひ、感想もお寄せくださいね。
これからもよろしくお願いします。
>>1のルールだけはぜひお守りくださいませ
(ちなみに新作は非受付中であります)

268 :名無しより愛をこめて:2007/02/22(木) 22:38:53 ID:rX7V6TEnO
>>266
というか、オリライやオリメタって作者と呼べる程の人は
まだいないんじゃないかなぁ。ここは作者さんいっぱい、いるけどね。

269 :名無しより愛をこめて:2007/02/23(金) 00:06:11 ID:jUKUcAIFO
>>268
そうかなぁ?
確かに一人で全部やるって意味の作者はいないかもしれないけど
住人も含めた全体的なクオリティはあっちの方が上だと思う。
こっちは良くも悪くも作者さんの自己完結だからね。(一人で設定から物語まですべてやってしまうという意味で)

270 :名無しより愛をこめて:2007/02/23(金) 01:26:10 ID:nTyH0Gb90
クオリティと言うより、スタンスが違うんだと思う。
不特定多数が来る匿名掲示板では、あっちのようなアイデアを出し合う形式の方がシステムに合ってる気はするけど、
作者さん各々が全部やるこっちの形式はそれ故に特徴がハッキリ出て、これはこれで面白い。

東映系と円谷系という元作品の違いが、スレにも影響してる…ってのは穿ちすぎかなw

271 :名無しより愛をこめて:2007/02/23(金) 01:55:48 ID:UFlJ2Kjl0
ところで何で新作は非受付中なの?
どんな理由があるにせよ2chのスレで新作作ったらいけないってのはおかし過ぎると思うんだが

272 :イースリング:2007/02/23(金) 03:23:25 ID:Zf1Iyo3G0
前々から、新作休止などと言い張ってしまい申し訳ございませんでした。
公式への更新が遅れてしまうかもという恐れもありましたが、
今日からは、解禁致しますので、今後ともよろしくお願いします。
たかがまとめ管理人の分際で本当に勝手な判断していて申し訳ございませんでした。

 オリメタなどの作者様とはたしかに、作風や方法も違いますので、観覧者の皆様の意見も変わってくるとおもいます。
あちらの皆様がオリウルをどう思っているかも少し気になるところもあったりします。
確かに東映vs円谷みたいな作り方の違いがあるのも、少し面白いですね。
ウルトラマンVS仮面ライダーのような作品は生まれるのか・・はわかりませんが、こちらはこちらで頑張りたいです。
そして、今企画中なのは、バーン〜アレスから繋いだメビウス風の総括作品のオムニバス形式作品
or
別のオリトラマンのオムニバス形式の作品です。

要はあちらと同じ形式で、みんなで1つの作品の各話を担当して作り上げるという作品です。
設定などはまだ話し合い中でございます。

これについての意見もぜひ聞かせてください。

273 :名無しより愛をこめて:2007/02/23(金) 05:10:32 ID:kG3EPzN0O
>>271-272
新作受付休止ってのは
「2chのこのスレで書く分には自由だけど、まとめサイトには収録できません」
って意味と解釈してたのだが。
理由はわからんけど、手間か容量の問題かな。

274 :デウスの人:2007/02/23(金) 05:17:41 ID:O/ml7uK40
作品も書かないのに顔は出すデウスの人です。

募集締切も近づいてきたところで、「ボクの考えた最強怪獣」コンテストの最終告知に来ました。
「ウルトラマンデウス」にて、番組に登場するオリジナル怪獣を募集しております。
応募者は、「最強怪獣コンテスト参加」と書いて、このスレに設定を書き込んでください。
応募数制限も、ハンドルをつける必要もありません。思いついたらどんどんご応募ください。
募集締切は2/28(水)です。

なお、当選は本編への登場をもって代えさせていただきます。
皆さんのご応募、お待ちしてます。

私信にてスレ汚し失礼。
それでは引き続き、オリトラスレをお楽しみください。

275 :イースリング:2007/02/23(金) 05:27:26 ID:Zf1Iyo3G0
>>273さん
つまりそういうことになります。
まとめサイトへの更新は、一時休止としておりました。
それを新作非受付としておりましたです。
(また、非受付理由は以降の作品の多量化によって更新が遅れる問題・容量問題などを避けるためでした)
身勝手ですみませんでした。
今後ともは、新参者様も大歓迎でございますので、ふるってご参加ください。

「言われて、復帰かよ!」みたいな自分勝手な部分もありますことをお詫びします。

言葉が下手でうまく表せなくて申し訳ございません。

>デウス作者様
僕のは一応前回発表しました奴としてお願いします!

276 :名無しより愛をこめて:2007/02/23(金) 05:32:31 ID:agE3Fp/T0
質問なんですが

ここではジャンボーグAとかファイヤーマンとかのウルトラではない円谷系作品みたいなものはアウトですか?

277 :名無しより愛をこめて:2007/02/23(金) 08:56:42 ID:q/PxdiXG0
>>273
私もそう解釈してました。単にサイトのまとめが大変だからだろうと。
こっちは世話になったる側ですので方針については口は出せないし。

>>275
イースリング作者様
大丈夫ですか? 大変だったら無理することはないと思いますが。
私はもう直ぐ自作が最終回を迎えますので、そうなったら当分新作はやめておいて
他の作品や企画モノのフォローに回ろうかと思ってます。

278 :アルファ作者:2007/02/23(金) 08:57:58 ID:q/PxdiXG0
>>277でした。
ミス
なったる→なってる

279 :イースリング:2007/02/23(金) 09:13:06 ID:Zf1Iyo3G0
>>276さん
前に自分も考えておりましたが、
あくまでオリジナルウルトラマンですので、どうなんでしょう・・。
他のみなさんの意見もぜひ聞かせてください。

>>アルファ作者様
いえ、もう全然OKです。
さすがに20作かけ持ちなどとなると、
更新が遅れてしまったり、、大変で不安なのですが、
今の状態でしたら頑張っていきたいとおもいます。
 最終話を迎えても、新作投下も大丈夫ですよ^^更新いたしますので。
(自分ももしかしたら創るかもしれませんし。。)

280 :アルファ作者:2007/02/23(金) 09:35:52 ID:q/PxdiXG0
>>279
・・・いいですか?
実は、ネタがなくもないので、4作目は・・・あるかもしれません。

ちょっとリアル本業が忙しくなってきてるので、前よりは投下速度は
落ちるとは思いますが。アルファまででパターンを出し尽くした感もあるし。

281 :名無しより愛をこめて:2007/02/23(金) 10:33:46 ID:S7GGWG1dO
>>276
やっぱり『オリジナルウルトラマンを創るスレ』だし
その他円谷はちょっと違うかも。何だったら新しくスレ立てするとか。
…と、只の一介の閲覧者が言ってみる

282 :イースリング:2007/02/23(金) 11:21:10 ID:Zf1Iyo3G0
>リュウラ作者様
トキツグの苦悩と最後の戦い非常にカッコよかったです。
時空の設定もうまく表されていたとおもいます。

>アルファ作者様
はい、続編楽しみにしてます。
自分もイースリングの後にやる作品決まってるので、
実行すると思われます。
 39話40話感想。
この2人が復活するとは予想外でした。
でもこの作戦は非常にGOODでしたね!
 
そうですね。
やはりオリトラスレですので、別単体ヒーローは「オリジナル巨大ヒーローを創るスレ」といったスレを作ると
いいとおもいますよ!

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